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主キリストの良き知らせを伝えよう 万代栄嗣

2024年12月23日21時02分 コラムニスト : 万代栄嗣
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関連タグ:万代栄嗣イザヤ書ローマの信徒への手紙クリスマス

良い知らせを伝える者の足は、山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、「あなたの神が王となる」とシオンに言う者の足は。(イザヤ52:7)

「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる」のです。・・・遣わされなくては、どうして宣べ伝えることができるでしょう。・・・「良いことの知らせを伝える人々の足は、なんとりっぱでしょう。」(ローマ10:13~15)

今、世の中では悪いニュースがあふれ、人々に伝えられるべき良いニュースが伝えられていません。本屋でイエス・キリストが出てくるクリスマス関連の絵本を探しても、100冊のうち1冊程度しか見当たりません。ですから、イエス様の愛を知っているはずの私たちクリスチャンが、イエス・キリストを伝えていくのは本当に価値のあることです。そのことを、今日の聖書のお言葉から確認したいと思います。

イザヤ書における「良い知らせ」とは、イスラエルの再興でした。イスラエル人の国であったユダ王国はバビロンによって滅ぼされ、70年間の捕囚を経験しました。しかし、覇権がペルシア帝国に移ってからは、イスラエル人は故郷への帰還が許され、神殿や国の復興が可能となったのです。そして、パウロはその言葉をローマ人への手紙において引用し、イスラエル国復興の知らせだけでなく、救い主イエス・キリストの福音を伝えることはなんと幸いなことかと語ったのです。

この御言葉から2024年のクリスマスにおいて、主が来られることを伝える幸いを覚え、イエス様の恵みをお伝えすることをもう一度考えたいと思います。この聖書箇所はこの2千年間の教会のクリスマスメッセージの中で大切なテーマとして受け継がれてきました。クリスチャンは自分が救われただけでなく、自分から「良い知らせ」を伝えることにこだわったのです。この2024年、私たちもイエス様を証ししていこうではありませんか! 3つのポイントを押さえ、共に祈りましょう。

1. 偉大なことが起こった事実を認める!

クリスマスの出来事は、おとぎ話や空想の産物ではなく、事実起こったことです。イエス様が誕生し、十字架と復活があり、さらに聖霊降臨があり、それにより教会が誕生し、福音が全世界に宣べ伝えられていった。そして、イエス・キリストの救いを体験して人生を変えられた大勢のクリスチャンが誕生しているのです。この事実があることを受け止めましょう!

2. 偉大なことを知らせる役割!

どんなに偉大な出来事でも、歴史の片隅でただ起こっただけで、それが伝えられなくては意味がありません。旧約聖書の時代から、神はイスラエルの民に、神の国を再建できると伝え続けられました。パウロはその預言から神の国の再建だけでなく、救い主の到来とそれに続く十字架と復活による罪の赦(ゆる)し、聖霊降臨による教会の誕生という素晴らしい知らせを伝え続けたのです。

今の世の中は、「悪い情報」がまん延し、ネットなどで、どんどん伝えられて広がっています。「悪い情報」を知らせるよりも、本当の「良い情報」が伝えられるべきだと思いませんか? あなたも「良い知らせ」、福音を受けた者です。それならば、神からの「良い知らせ」を人々に知らせていく役割を理解し、担っていく者でありたいと思います。

3. 偉大なことを実体験する恵み!

イエス様が私たちの心に宿ることにより、私たちの人生は変わりました。そのことを再確認し、体験するとともに、あなたの家族や友人たちも救いを体験できるようにと祈っていこうではありませんか! クリスマスの集会にお招きし、私たちが体験した救いを、グッドニュースをお伝えしてまいりましょう。

◇

万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

■ 【新企画シリーズ】動画「万代栄嗣のFUKABORI説教論!」

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:万代栄嗣イザヤ書ローマの信徒への手紙クリスマス
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