Skip to main content
2025年11月24日18時58分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. アフリカ

「神はいつもそこに」 過激派に拉致され7年4カ月監禁、宣教師が取材で初めて体験語る

2024年9月8日20時07分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ブルキナファソオーストラリアアルカイダ
「神はいつもそこに」 過激派に拉致され7年4カ月監禁、宣教師が取材で初めて体験語る+
オーストラリア人医療宣教師のケン・エリオットさんと妻のジョスリンさん(写真:Rebekah Ziesmer Strand)

西アフリカのブルキナファソでアルカイダ系の過激派組織に拉致され、7年4カ月にわたって監禁されていた医療宣教師がこのほど、解放後初めてメディアの取材に応じ、その体験の一部始終を語った。宣教師は監禁中、想像もできない過酷な生活を余儀なくされたが、神に捨てられたと思ったことは一度もなかったと言い、「神はいつもそこにおられました」と証しした。

オーストラリアの公共放送ABC(英語)の取材に応じたのは、同国出身の医療宣教師であるケン・エリオットさん。2016年1月、82歳の時に拉致され、昨年5月に88歳で解放された。エリオットさんはその7年4カ月の間、砂漠の過酷な暑さと寒さ、サソリ、壊血病など、これら全てに耐えることを余儀なくされた。しかし、これほど長い監禁生活を生き延びることができた理由を尋ねられたエリオットさんの答えは単純明解だった。それは、神だった。

隣国ベナンで4年間、医療宣教に従事した後、エリオットさんは1972年、妻のジョスリンさんと3人の幼い子どもを連れてブルキナファソ北部のジボに渡り、診療所を開設した。そして40年以上にわたって、宗教や肌の色、支払える金額を問わず、訪れる全ての患者が通常レベルの医療を受けられるよう献身的に取り組んだ。

そのため、エリオットさんたちは、その多くがイスラム教徒の地元住民からも尊敬を得るようになった。自分たちの考えを押し付ける「西洋のよそ者」ではなく、地元の一員として受け入れられた。言うまでもなく、エリオットさんたちが拉致されたとき、宗教の違いに関わらず地元住民は一様に憤慨した。

ジョスリンさんも一緒に拉致されたが、数週間後に解放された。しかし、エリオットさんは監禁され続け、先に拉致され人質となっていた40歳年下のルーマニア人鉱山警備員、ジュリアン・ゲルグットさんと絆を深めることになった。

「彼(ゲルグットさん)に会ったとき、彼は既に9カ月も人質とされていました」。エリオットさんはその際、「こんなことを9カ月も我慢できる人がいるのか」と心の中でつぶやいたという。しかしその後、エリオットさんは7年4カ月も、その厳しい環境にさらされ続けることになるのだった。

過激派組織の人質であるという脅威と砂漠の過酷な環境に加え、劣悪な食生活もエリオットさんの健康をむしばんだ。足がむくみ始め、歩くこともできず、常に痛みを感じるようになった。16~18世紀の大航海時代、野菜や果物を摂取することができず、ビタミンC不足に陥った多くの船員たちの命を奪った壊血病になったのだった。

「(壊血病の)症例を見たのは私の医療キャリアで一例だけで、それは自分自身でした」。解放されてから3カ月後の昨年8月、エリオットさんは英国の歴史あるキリスト教大会「ケズィック・コンベンション」(英語)で証しをした際、そう語った。

エリオットさんがビタミンC不足を訴え、いくら懇願しても、テロリストたちは与えることのできるサプリメントはないと言うばかりだった。しかし、テロリストたちが「ボス」と呼ぶ人物が、深刻な状態に気付き、エリオットさんの足を直接見た翌朝、ビタミンCのサプリメントが5種類も寝床の近くに置かれていた。それによって、エリオットさんは劇的に健康を回復することができたという。

もちろん、テロリストたちはエリオットさんを監禁している間、イスラム教に改宗させようと試みた。しかし、エリオットさんは自身のキリスト教信仰を堅持した。過酷な砂漠で過ごす長く孤独な時間も、エリオットさんから希望を奪うことはできなかった。

「主は私に良くしてくださいました。イスラム教に改宗することで、神の御名を汚すことなど考えませんでした。改宗するふりさえしませんでした」

エリオットさんはインタビューの中で、ABCの特派員から、神に見捨てられたと思ったことはなかったかと尋ねられた。

「一度もありません。神はいつもそこにおられました」。エリオットさんは静かに、しかし確信を持って答えた。

オーストラリア政府は、身代金の支払いを明確に否定している。しかし、解放に至った経緯や、囚人釈放など、身代金以外の取引があったかどうかは不明だ。それでもエリオットさんは、自身が解放された理由はただ一つだと考えている。

「私たちが解放された唯一の理由は、数千人とは言わないまでも、数百人の人々がそのために祈ってくれていたからだと信じています。私たちは祈りを信じています」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ブルキナファソオーストラリアアルカイダ
  • ツイート

関連記事

  • 「未伝民族」は世界人口の4割以上 従事する宣教師は全体のわずか約3パーセント

  • 20代の宣教師夫婦含む3人、ハイチでギャングに殺害される 1人は米州議員の娘

  • テロ組織に拉致された米国人宣教師、6年5カ月ぶりに解放 ニジェールで25年以上奉仕

  • YWAMの宣教師ら11人死亡、2人重体 タンザニアで交通事故に巻き込まれる

  • 「全てのことは神様の不思議な導き」 ウクライナ避難民の宣教師が体験語る

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 欧州の反キリスト教ヘイトクライム、依然として多発 年間2200件超発生

  • ヨハネの黙示録(9)サルデス教会の御使いへ 岡田昌弘

  • 十字架を背負う(その1) マルコ8章31節~9章1節

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 心の仕切りを取り除け! 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(11月24日):アフリカ・サヘル地域、死の陰から生まれた祈りの軍隊(1)

  • 聖書のイエス(22)良い牧者 さとうまさこ

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • ヨハネの黙示録(9)サルデス教会の御使いへ 岡田昌弘

  • 心の仕切りを取り除け! 万代栄嗣

  • 欧州の反キリスト教ヘイトクライム、依然として多発 年間2200件超発生

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • ワールドミッションレポート(11月23日):ベトナム 静かな変革の中で確かな前進

  • シリア語の世界(37)辞書5・東方教会に関する用語 川口一彦

  • 聖書のイエス(22)良い牧者 さとうまさこ

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.