Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(201)緊急時にも地域教会が機能する仕組みを作りたい 広田信也

2024年7月13日13時14分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也

厳しい暑さが続く季節になりました。日本では、寒い冬に高齢者が体調を壊して召されることが多いのですが、最近の夏の酷暑も高齢者にとっては大変厳しく、緊急の葬儀相談や依頼の電話が頻繁に入ります。

私たちは、牧師と葬儀社のネットワークを全国に拡大し、キリスト教葬儀を希望される方をサポートする仕組みを作ってきましたので、教会と疎遠になった方や未信者に向けては、キリスト教葬儀の緊急手配ができるようになってきました。

そのことが起点となり、新たに信仰を持つ方や教会につながる方が増えてきたことを大変うれしく思っています。ところが、既に教会とつながりのある方は本来、葬儀手配の心配はないと考えていましたが、意外と難しい課題があることが分かってきました。

教会の電話番号が分からない

教会のホームページには通常、住所の記載はあるのですが、電話番号の記載がないところがあります。家族の中でお一人だけが信者で、その方が急に召されたとき、教会に集っていない家族が葬儀手配のため、教会に連絡しようとしても電話番号が分からないことがあり、弊社に問い合わせが入ります。

ご家族が大変困っておられるのは分かるのですが、連携のない教会の電話番号は、弊社でもネットで検索するしか方法がなく、サポートできないのが現実です。

教会の電話がつながらない

また、教会の電話番号を調べ、電話をかけても、つながらないことが頻繁に起こります。もちろん、深夜の電話対応が難しいのはやむを得ないのですが、日中でもつながりにくい教会が多いように思います。

家族が急に召された場合、遺体の搬送や死後の処置のため、迅速に葬儀社を決めて連絡する必要があります。しかし、弊社から教会が利用している葬儀社と異なる葬儀社を紹介すると、後でトラブルになることもあります。

遺族は病院などから遺体の移動を求められることが多く、困っておられるのですが、ご自身で何とか教会に連絡していただくようにお願いしています(どうしても教会と連絡がつかない場合、やむを得ず弊社から葬儀社を紹介します)。

教会員でないと葬儀はできない

先日、数年前まで教会に集っておられた故人の葬儀依頼を受けました。このような場合、弊社はまず、集っておられた教会に葬儀の相談をされるようにお願いするのですが、遺族は教会につてがなく、遺族に代わって弊社が教会に電話を差し上げることになりました。

故人は教会に集っていましたので、教会で葬儀を引き受けてくださると安易に考えていましたが、教会のリーダーらしき方が名簿を調べてくださり、当教会で洗礼を受けた教会員ではないので葬儀には対応できないと言われてしまいました。

ご遺族が教会を訪問し、熱心に状況をお伝えすれば何とかなるように思いましたが、教会の応答を知ったご遺族の方で、教会にお願いするのを諦めてしまいました。

結局、弊社の連携牧師が丁寧に寄り添い、一般の葬儀会場にてキリスト教葬儀を司式しましたが、教会が葬儀に関われないと、遺族と教会をつなぐパイプが途切れてしまう可能性もあり、今後の課題になりました。

牧師に余力がない

また、牧師の高齢化が進み、教会に集う人々の緊急の葬儀に対応できないことを心配され、牧師自身から相談されることもあります。もちろん弊社から連携する牧師を派遣できますが、その際も緊急連絡はまず教会に入りますから、教会の緊急時対応の備えが必要になります。

高齢化の進んだ小さな教会では、活発に動ける教会員が少なくなり、高齢の牧師が長年、全ての実務を担っているケースが多いのでしょう。牧師に余力がなくなると、地域宣教どころか教会員の葬儀にも支障を来すことになり、対策が必要です。

地域教会が地域の葬儀文化を担うために

このような地域教会の現状に対し、さまざまな提案がなされ、一定の効果を生んでいるケースもあるでしょう。しかし多くの場合、教会内や教団、あるいは信者同士のつながりを基にした対策が多いように思います。

私たちは当初より、教会に疎遠な方や未信者を対象にした働きを続けてきましたので、一般の事業者や行政機関との連携がおのずと増え、緊急の葬儀相談や依頼に対する全国規模の備えが充実してきました。一般の事業連携は信者の連携よりはるかに規模も内容も整っているため、各地域の教会や牧師が依頼者に寄り添い、エンディングにおける霊的なケアに専念できる環境ができてきたように思います。

将来的には、教会に入るあらゆる緊急の相談や依頼を弊社が丁寧に受け取り、多くの連携事業者の力を組み合わせ、教会や牧師が負担なく、主体的に地域住民に寄り添える環境を整えたいと願っています。

今後、各地の教会に、私たちとの連携をお願いすることがあると思います。その節には、ぜひとも検討をいただき、日本宣教拡大に力を合わせていただければありがたいです。

教会が地域の葬儀文化を担う時代が早く訪れますように・・・。皆様の教会の上に祝福がありますようお祈りいたします。God bless your home!

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(200)「教会堂を利用した葬儀」の緊急依頼 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(199)最善のエンディングを通して祝福が広がる 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(198)「キリスト教葬儀拡大展開に向けて」10周年記念セミナー開催! 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(197)仏式葬儀とキリスト教式葬儀の違い 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(196)信仰による滑らかな石 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.