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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(201)緊急時にも地域教会が機能する仕組みを作りたい 広田信也

2024年7月13日13時14分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

厳しい暑さが続く季節になりました。日本では、寒い冬に高齢者が体調を壊して召されることが多いのですが、最近の夏の酷暑も高齢者にとっては大変厳しく、緊急の葬儀相談や依頼の電話が頻繁に入ります。

私たちは、牧師と葬儀社のネットワークを全国に拡大し、キリスト教葬儀を希望される方をサポートする仕組みを作ってきましたので、教会と疎遠になった方や未信者に向けては、キリスト教葬儀の緊急手配ができるようになってきました。

そのことが起点となり、新たに信仰を持つ方や教会につながる方が増えてきたことを大変うれしく思っています。ところが、既に教会とつながりのある方は本来、葬儀手配の心配はないと考えていましたが、意外と難しい課題があることが分かってきました。

教会の電話番号が分からない

教会のホームページには通常、住所の記載はあるのですが、電話番号の記載がないところがあります。家族の中でお一人だけが信者で、その方が急に召されたとき、教会に集っていない家族が葬儀手配のため、教会に連絡しようとしても電話番号が分からないことがあり、弊社に問い合わせが入ります。

ご家族が大変困っておられるのは分かるのですが、連携のない教会の電話番号は、弊社でもネットで検索するしか方法がなく、サポートできないのが現実です。

教会の電話がつながらない

また、教会の電話番号を調べ、電話をかけても、つながらないことが頻繁に起こります。もちろん、深夜の電話対応が難しいのはやむを得ないのですが、日中でもつながりにくい教会が多いように思います。

家族が急に召された場合、遺体の搬送や死後の処置のため、迅速に葬儀社を決めて連絡する必要があります。しかし、弊社から教会が利用している葬儀社と異なる葬儀社を紹介すると、後でトラブルになることもあります。

遺族は病院などから遺体の移動を求められることが多く、困っておられるのですが、ご自身で何とか教会に連絡していただくようにお願いしています(どうしても教会と連絡がつかない場合、やむを得ず弊社から葬儀社を紹介します)。

教会員でないと葬儀はできない

先日、数年前まで教会に集っておられた故人の葬儀依頼を受けました。このような場合、弊社はまず、集っておられた教会に葬儀の相談をされるようにお願いするのですが、遺族は教会につてがなく、遺族に代わって弊社が教会に電話を差し上げることになりました。

故人は教会に集っていましたので、教会で葬儀を引き受けてくださると安易に考えていましたが、教会のリーダーらしき方が名簿を調べてくださり、当教会で洗礼を受けた教会員ではないので葬儀には対応できないと言われてしまいました。

ご遺族が教会を訪問し、熱心に状況をお伝えすれば何とかなるように思いましたが、教会の応答を知ったご遺族の方で、教会にお願いするのを諦めてしまいました。

結局、弊社の連携牧師が丁寧に寄り添い、一般の葬儀会場にてキリスト教葬儀を司式しましたが、教会が葬儀に関われないと、遺族と教会をつなぐパイプが途切れてしまう可能性もあり、今後の課題になりました。

牧師に余力がない

また、牧師の高齢化が進み、教会に集う人々の緊急の葬儀に対応できないことを心配され、牧師自身から相談されることもあります。もちろん弊社から連携する牧師を派遣できますが、その際も緊急連絡はまず教会に入りますから、教会の緊急時対応の備えが必要になります。

高齢化の進んだ小さな教会では、活発に動ける教会員が少なくなり、高齢の牧師が長年、全ての実務を担っているケースが多いのでしょう。牧師に余力がなくなると、地域宣教どころか教会員の葬儀にも支障を来すことになり、対策が必要です。

地域教会が地域の葬儀文化を担うために

このような地域教会の現状に対し、さまざまな提案がなされ、一定の効果を生んでいるケースもあるでしょう。しかし多くの場合、教会内や教団、あるいは信者同士のつながりを基にした対策が多いように思います。

私たちは当初より、教会に疎遠な方や未信者を対象にした働きを続けてきましたので、一般の事業者や行政機関との連携がおのずと増え、緊急の葬儀相談や依頼に対する全国規模の備えが充実してきました。一般の事業連携は信者の連携よりはるかに規模も内容も整っているため、各地域の教会や牧師が依頼者に寄り添い、エンディングにおける霊的なケアに専念できる環境ができてきたように思います。

将来的には、教会に入るあらゆる緊急の相談や依頼を弊社が丁寧に受け取り、多くの連携事業者の力を組み合わせ、教会や牧師が負担なく、主体的に地域住民に寄り添える環境を整えたいと願っています。

今後、各地の教会に、私たちとの連携をお願いすることがあると思います。その節には、ぜひとも検討をいただき、日本宣教拡大に力を合わせていただければありがたいです。

教会が地域の葬儀文化を担う時代が早く訪れますように・・・。皆様の教会の上に祝福がありますようお祈りいたします。God bless your home!

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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