Skip to main content
2025年10月20日08時01分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(196)信仰による滑らかな石 広田信也

2024年4月20日08時05分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也

日本宣教拡大を目標にブレス・ユア・ホーム(株)を設立して、間もなく10年が過ぎようとしています。この間、多くの先人たちの献身的な働きを通しても、霊的な覚醒が起こらなかった日本社会に対し、今までにない顕著な効果を求め、さまざま試行を繰り返してきました。

その中で、介護保険外サービスとして始めた「話し相手・付き添いサービス」が、事業性は全くないものの、宣教効果の極めて高い働きであることを知りました。私たちは、この働きを全国に拡大展開させるため、働きの仕組みを祈り求めるようになりました。

(一社)善き隣人バンクの設立

やがて2021年1月、私たちは完全非営利型一般社団法人「善き隣人バンク」を設立することになりました。そして、それまで有料で実施していたこの働きを全て無料で行うこと、継続的な傾聴活動に特化すること、さらに寄付金を集め、スタッフを雇用して全国に展開できる組織的な働きにすることを決心しました。

それから約3年の月日が経過し、「善き隣人バンク」は着実に全国に拡大を続けています。特別な募集や広告に頼ることなく、依頼者やスタッフがおのずと増えています。資金が足りないため、やむを得ず自己資金で補っていますが、寄付金も徐々に増え、教会関係者だけでなく、教会外からの応援、支援も頂けるようになってきました。

今後、この働きは日本宣教の中核的存在となり、その他の多くの働きと連携し、日本宣教拡大に大いに貢献していくことでしょう。私たちは、神様から頂いたビジョンの完成を目指し、信仰を持って働きを進めたいと思います。

信じることがなければ達成することもない

かつて私は、31年余り続いた前職(トヨタ自動車の研究開発職)において、実際の開発の中から、極めて重要な将来技術を見いだすことが何度かありました。その中にはその後、世界中で用いられる重要な技術になったものもあり、最も早い段階で、将来有望な技術に触れる経験を得たことを、大変ありがたく思っています。

ただ、実験室の片隅で見いだした技術が、将来の世界標準になると、私自身が信じ切れなかったため、多くの重要な新技術を取りこぼしてしまったように思います。もちろん会社から明確な指示がなかったという言い訳はできるのですが、開発現場にいる者こそが、技術の価値を知っているわけですから、信仰を持って地道に開発を進めるべきだったと反省しています。

多くの新技術の特許出願に至りながら、中核技術を育てられなかった理由は、ひとえに将来の完成した姿を信じられなかったことに尽きるのでしょう。

ダビデの信仰の石

紀元前1000年ごろ、イスラエルはダビデ王のもとで統一国家になりましたが、ダビデが羊飼いをしていた少年時代、当時イスラエルと敵対していたペリシテとの戦いにおいて、たった一人でゴリアテという巨漢の戦士を倒したことがありました(旧約聖書・第一サムエル記17章)。

ゴリアテの身長は約2・9メートル、青銅のかぶとをかぶり、身にまとうよろいは約57キロ、脚には青銅の脛当てを着け、肩には青銅の投げ槍を背負い、手に持つ槍の鉄の刃は約6・8キロだったそうです。彼は40日間、朝と夕の2回にわたり、イスラエル兵たちを辱め、おごり高ぶる様子を見せていました。

これに対し、少年ダビデは羊飼いでしたので、羊を守るためにいつも携帯していた杖と、投石器と、川で拾った滑らかな5個の石だけを持って戦いに挑みました。

ゴリアテの前に勇ましく進み出たダビデは、「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かう」と叫び、素早く石投げから一つの滑らかな石をゴリアテに向けて放ちました。

ダビデの放った石は、ゴリアテの額の真ん中に食い込み、少年ダビデはたった一発の滑らかな石で巨漢ゴリアテを倒し、その後、勢いを得たイスラエルは戦いに勝利し、ペリシテを追い払うことができました。

ダビデにとって、巨漢ゴリアテとの戦いは、羊飼いとして、羊を襲う獣たちに立ち向かう日常の戦いと同じことだったと思います。彼は神様を信頼していつものように行動したのでしょう。一発の「信仰による滑らかな石」が獣を倒すように、巨漢ゴリアテを倒す力のあることを、ダビデは日常の働きからよく理解し、当然のように勝利を得ることができました。

日本宣教は必ず拡大する

試行錯誤で始めたブレス・ユア・ホーム(株)の働きは、さまざまな経験を通し、日本宣教拡大に向け、目指すべき形がはっきりとしてきたように思います。

私たちは、臆することなく頂いたビジョンの完成を目指し、目の前にある働きを着実に実行していく所存です。日本宣教は必ず拡大していくことでしょう。私たちにとって「信仰による滑らかな石」は、日常的に私たちの目の前にあることをいつも覚えたいと思います。

信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。(ヘブル人への手紙11章1節)

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(195)日本人の心に届くキリスト教葬儀文化 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(194)「過ぎ越しの祭り」とイースター 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(193)タダで受け、タダで与えることを学びたい 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(192)なぜ宣教が進まないのか、要因解析と対策立案 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(191)高い品質で世の中に貢献したい 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • ワールドミッションレポート(10月20日):ザンビアのルアノ族のために祈ろう

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • ワールドミッションレポート(10月19日):南アフリカ 孫を育てるおばあさんたちに福音の支えを

  • 聖霊の働きを妨げるもの 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(248)聖書と考える「終末ツーリング」

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.