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心の照準の合わせどころ 安食弘幸

2024年5月22日11時44分 コラムニスト : 安食弘幸
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心の照準の合わせどころ 安食弘幸+

「この方に信頼する者は失望させられることがない」(ローマ9:33)

ある少年が、誕生日プレゼントに親戚のオジサンからトランペットをもらいました。そして、しばらくぶりに2人は会いました。

少年が「誕生日にはトランペットをプレゼントしてくださってアリガトウゴザイマシタ。今までもらったプレゼントの中で最高のプレゼントです」と言いました。オジサンはうれしそうに「それはよかった。もうだいぶ上手になったんだろうネ」と聞くと、少年は「それが全然吹かないんです。実はそれがいいんです」と言うのです。

オジサンが「どういうことなの?」と聞くと、少年は言いました。「昼間練習しようとするとママが『お願いだから静かにしてて。もし吹かなかったら200円あげるから』って言うし、夜吹こうとすると今度はパパが言うんだ。『パパ疲れてるから静かにしてくれ。もし吹かないんだったら500円あげるから』って。おかげで随分お小遣いがたまったんだ。オジサン!本当にすてきなプレゼント、アリガトウ!」

確かに、この少年にとってトランペットは大切なものになっていましたが、トランペット本来の正しい用い方ではありません。

2004年のアテネオリンピックでの出来事です。男子50メートル射撃競技で、米国のマット・エモンズ選手がトップに立っていました。最後の射撃では、中央に当たらなくても的に当たりさえすれば金メダルを獲得できる位置にいました。最後の射撃でも、エモンズ選手の射撃は非常に正確で8・1ポイントを得ました。この点数なら余裕をもって金メダルです。

しかし実は、このエモンズ選手の最後の射撃で信じられないことが起こったのです。エモンズ選手は2レーンに立ちながら、彼が撃ったのは3レーンの的でした。その結果、得点ゼロとなり、結局エモンズ選手は8位に終わりました。

この失敗から学ぶべき教訓は、いかに正確な射撃の腕を持っていても、間違った的を撃ったなら何の意味もないということです。

「罪」とは「的外れ」という意味です。心の照準がイエス・キリストに合わせられていない生き方は「的外れ」です。それが「罪」です。得点はゼロです。私たちの心の照準はどこに合わせるべきなのでしょうか。「イエスを愛すること」と「イエスの言葉に聞き従うこと」この2つに心を向ける必要があります。

心の照準をピッタリとイエス・キリストに合わせて歩んでいる女性がいます。ハワイ在住の女性サーファー、ベサニー・ハミルトンさんです。普通のサーファーではありません。片腕しかありません。

2003年10月31日、ハワイ州のカウアイ島でサーフィンをするために、ベサニーは海にいました。「早く大きな波が来ないかなぁ・・・」と待っていると、突然灰色の影が現れ、体長4・5メートルのイタチザメが彼女を襲い、当時13歳だったベサニーの左腕を根元からサーフボードごと食いちぎっていったのです。

彼女は浜辺にたどり着くまでの15分間「死ぬかもしれない」という恐怖に襲われましたが、すぐに神様に祈り、平静に対処できました。彼女は血液を半分以上失いながらも、緊急手術を受けて一命を取り留めました。

彼女が取り乱さなかったため、心拍数が低めに維持できて、切断された血管から血液が急に流れ出さずに済んだことや、当日救急医療士がたまたま海辺にいて、すぐに止血できたことも幸いしました。

ベサニーは、サーフィン好きの両親の影響で小さい頃からサーフィンを習い、13歳の時にはプロのサーファーを目指していました。そしてさまざまな大会で優勝し、スポンサーも付くほど将来を有望視されていた矢先の事故でした。事故直後、周囲の人々は彼女のサーファーとしての人生は終わったと思いましたが、彼女は1カ月後にはサーフィンを再開し、全米大会で入賞して人々を驚かせました。

彼女の両親はクリスチャンで、ベサニーも子どもの頃から教会に行っていました。5歳の頃にはもうすでにハッキリとした信仰を持っていました。ベサニーはこう言います。

「私にとって神様との関係は、サーフィンよりも大切です。これは、サメに襲われる前も後も変わりない真実です。そして信仰があったからこそ、この試練を克服できたと思います。もちろん私には、事故の前も後も変わりなく愛してくれる家族や友人、サーファー仲間がいます。しかし何よりも大切なのは、イエス様との関係です。だから強くいられるし、逆境が良い結果を生むことができることを知りました。神様は生きて働いておられ、悪から善を生み出すことのできる方です。私の生き方を見て誰かが励まされるなら、腕を失った価値はあったと思います」

実際彼女は、ホームページやEメールなどを通して、がんに立ち向かう少女や、同じように腕を失った少年などを励ましています。彼女の明るく謙虚に、生き生きと生きる姿に多くの人が勇気づけられています。

ベサニーは困難の中にあっても、イエス・キリストに心の照準をしっかり合わせながら歩んでいるのです。

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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