Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. ワールドミッションレポート
ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(1月10日):エジプト 最悪のゴミの街、福音によって変えられる(5)

2024年1月10日11時02分 執筆者 : 石野博
  • ツイート
印刷
関連タグ:エジプト

アブーナ・サマーンが奉仕する教会は、力強い神の導きのもと拡大し続けた。(前回はこちら、第1回から読む)

1990年、最初の洞窟が3千人を収容する講堂に改築され、働きは軌道に乗った。この教会では、エジプトの全てのキリスト教の教派が歓迎された。岩から削り出された美しい教会と彼らの奉仕の場は拡大し続け、平和なオアシスには、現在6つの洞窟教会と2万5千人を収容する大聖堂がある。近くには特別支援センターと11階建ての最新鋭の病院がある。

さらには、そこからおよそ130キロ東の、カイロとアレキサンドリアを結ぶ砂漠の道であるワディ・エル・ナトルーンに、千人を収容できるカンファレンスセンターを設立したのだ。

カイロのタハリール広場にあるカスル・エル・ドバラ福音教会の牧師で、サマーンの親友であるサメ・モーリスは、「彼は本当に信仰の英雄と呼べる人です。何千、何万もの人々をキリストのために獲得するため、彼はゴミ収集人たちの中で生活し、彼らの一人として奉仕し、己の人生を放棄したのです」と述べた。

ローザンヌ運動のダグ・バーズオール氏はこう言った。「私が初めてゴミの村を訪れたとき、その光景と鼻をつく悪臭に苦しめられ、卒倒するかと思いました。しかし、彼に会ったとき、私はさらに驚かされたのです。私の目に入ってきたものは、圧倒的な愛と憐(あわ)れみ、そしてイエスの香りでした。私はその場を決して立ち去りたくない思いに駆られたほどです」

しかし、その歩みには決して小さくない代償を伴った。それは、彼が広範なミニストリーを展開する上で遭遇した多くの財政危機、物的危機、法的な困難よりもはるかに大きなものであった。アブーナ・サマーンが多くの人に知られ、愛されるようになった後、彼はコプト教団の一部の指導者たちから「あまりにもプロテスタント的だ!」と非難を受け、反対されるようになった。こうした非難は、彼と彼の群れを大いに落胆させたのである。

しかし彼の葬儀で、コプト正教会はその功績を大いに称えたのだ。ユアニス司教は目に涙を浮かべながら、神に賛美と栄光を返し、アブーナ・サマーンの働きへの感謝と哀悼をささげて弔辞を述べ、参列の人々を驚かせた。

ユニアス司教は「この歴史的な規模の集まりが、この世を去るあなたへの見送りだとしたなら、天国に迎えられるあなたの歓迎は、どれほど一層大きな歓待となったことでしょう」と述べたのである。

当初「ゴミの街」での奉仕に恐れさえ抱いた一人の植字工に過ぎなかった若者が、自分の召しに従い、献身の決意に立ち上がって始めたその小さな働きは、世界中にとどろくような大きなものとなって実を結んだ。

神が全地をあまねく見渡して探しておられるのは、福音の前に自分を完全に放棄し、ことごとく屈服した「たった一人」なのではないだろうか。願わくば、主なる神が、中東の代表的なイスラム国の一つであるエジプトで、第二、第三のアブーナ・サマーンをお見つけになられるように。エジプトの福音化のために祈っていただきたい。

■ エジプトの宗教人口
イスラム 86・7%
コプト教会 11・6%
プロテスタント 0・9%
カトリック 0・4%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:エジプト
  • ツイート

関連記事

  • ワールドミッションレポート(1月9日):エジプト 最悪のゴミの街、福音によって変えられる(4)

  • ワールドミッションレポート(1月8日):エジプト 最悪のゴミの街、福音によって変えられる(3)

  • ワールドミッションレポート(1月7日):エジプト 最悪のゴミの街、福音によって変えられる(2)

  • ワールドミッションレポート(1月6日):エジプト 最悪のゴミの街、福音によって変えられる(1)

  • ワールドミッションレポート(1月5日):シリアのドゥルズ族のために祈ろう

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月9日):カンボジア ポル・ポトの迫害を乗り越えた西チャム族のために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.