Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(183)イスラエルの平和のために祈ろう 広田信也

2023年10月21日13時32分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也イスラエルパレスチナガザ地区ハマス

去る10月7日の早朝、イスラエル南西部の地中海沿岸にあるパレスチナ自治区(ガザ地区)から、多数のミサイル(2千~5千発)がイスラエル国内に向けて発射され、同時に、ガザ地区を実行支配するハマス(武装テロ組織)の戦闘員たちがイスラエル国内に武器をもって侵入しました。

ミサイルの多くはイスラエルの防空システムによって破壊されましたが、一部はイスラエル国内の広範囲に着弾し、各地に被害を与えました。また侵入したテロリストたちは、周囲にいたイスラエル兵だけでなく、民間人約1300人を虐殺し、200人以上を拉致するという恐ろしい行為に及びました。

これまでイスラエル政府は長年にわたり、国力を挙げ、多くのテロ活動を未然に防いできましたが、今回これほど大規模なテロ攻撃を防げなかったことについて、厳しく責任を問われることになるでしょう。

また、民間人に対して頻繁に危害を加えようとするテロ行為に対し、これまで以上に厳しい対応が迫られることになります。特に今回、大規模なテロ行為に及んだハマスに対し、拉致された人質の解放とともに、彼らの完全な武装解除に向けた緊急の取り組みが実行されるのは必至です。

現在行われようとしているイスラエル軍のガザ地区への大規模進行が、民間人の犠牲を防ぎつつ、神様の御旨に沿って実行されることを心より願っています。

平和なイスラエルを建て上げるために

今からちょうど20年前、私は、前職場の自己研さん休暇を利用し、イスラエルに滞在していました。世界中から迫害を逃れ、イスラエルに移り住む帰還民を支援するボランティア活動に参加しました。

短い期間でしたが、2千年近くも国を追われたユダヤ人たちがイスラエルに移り住み、平和な祖国を建て上げようとする熱い思いを感じ取ることができました。

イスラエルの国内には、200万人ほどのパレスチナ人がイスラエルの国籍を得て、ユダヤ人と共存しています。また、1948年の建国時にイスラエルに留まることを拒否し、難民となったパレスチナ人(ヨルダン川西岸地区、ガザ地区に住む)の自治を認め、彼らとの友好な関係を結ぼうとしています。

迫害の中を生きてきたイスラエルの、平和を求める願いは、並外れて強いものがあります。

民間人を狙うテロ組織が育つ

日本では、ユダヤ人がパレスチナ人を追い出し、共存を認めていないとの間違った情報があふれていますが、実際に、共存を拒み、イスラエル国家の存在さえ認めないのはパレスチナ自治政府です。彼らは、イスラエル国家のせん滅を目標に結束を強めていきました。

イスラエル建国と同時に始まった中東戦争は、4回にわたって大きな規模に拡大し、やがてパレスチナ人の中に凶悪なテロ組織が生まれ、イスラエルの民間人に向け、至る所でテロ攻撃を仕掛けるようになりました。

私はイスラエル滞在中、移動手段として時々バスを使いましたが、私の利用していたバスが、帰国後、実際にテロの標的となり、乗客が犠牲になったことが報じられました。焼け焦げたバスの写真は、日常的にテロ攻撃にさらされている現実を、改めて認識させるものでした。

共存によって豊かな生活が得られたはず

一見すると、ユダヤ人とパレスチナ人の問題は、領土問題のように思えてきます。確かにイスラエル建国は、アラブ諸国の十分な理解を得ることなく、1947年の国連の提案に基づき、翌年の5月に行われた経緯があります。

しかし、そもそもイスラエルは、パレスチナ人との共存を認めていますし、パレスチナ自治区の存在も認め、パレスチナ人の国家を容認しようとしました。また、イスラエルは、彼らの居住区に生活インフラを整備し、仕事も与えてきました。

もし、ガザ地区がこれらのイスラエルの助けを得て、ユダヤ人との共存を受け入れていたなら、ガザ地区は地中海東部の美しい海岸線を擁する観光地として、世界中の人々に愛される場所になっていたことでしょう。もちろんガザに住むパレスチナ人の生活も安定していたに違いありません。

平和を拒否し、紛争を望んでいるのは誰か

そのような豊かな環境を望まず、平和を拒否し、ガザを実効支配するハマスを残虐なテロ組織に育てたのは誰なのか。それを望んでいたのは誰なのか。私たちは、冷静になって考えなければならないと思います。

この地域の紛争に巻き込まれているユダヤ人もパレスチナ人も、実は被害者なのかもしれません。ハマスをテロリストとして育て上げ、中東情勢を不安定にすることを願う人々、および、そのことによって漁夫の利を得ている多くの人々がこの世界にいます。

私たちは、メディアの情報に惑わされることなく、正しい判断を持ちたいものです。少なくとも、平和を望むイスラエルをテロ組織と同じように非難しないように、また、テロ組織を育てる側から、漁夫の利をむさぼることのないように心がけ、イスラエルの平和のために祈りを積みたいと思います。

平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。(マタイの福音書5章9節)

主は 曲がった道にそれる者どもを 不法を行う者どもとともに追い出される。イスラエルの上に平和があるように。(詩編125編5節)

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也イスラエルパレスチナガザ地区ハマス
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(182)日本の津々浦々に届く有効な宣教手段 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(181)両親への福音宣教 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(180)無宗教の日本人は、聖書信仰を受け入れやすい 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(179)日本人への原爆投下を提案した覚書 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(178)日本は多神教の国ではない 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.