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神を驚かせる信仰 安食弘幸

2023年6月21日11時14分 コラムニスト : 安食弘幸
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神を驚かせる信仰 安食弘幸+

「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません」(ヘブル11:6)

落語の名人、立川談志が若い時、「頭角」を「ズカク」と読み、三遊亭円楽が「時期尚早」を「時期ナオハヤ」と読んでしまいました。落語家が間違っても笑いでごまかせますが、プロのアナウンサーや政治家が公の場で間違うことはかなり恥しいことです。

ある政治家は「未曾有の出来事」を「ミゾウユウの出来事」と国会で発言し、あるアナウンサーは麻雀の席を抜け出し、天気予報を読むためマイクに向かって「今日は東の風、風力3」と言うところを「今日はトンの風」と読んでしまいました。

ある女子アナは「故郷に錦を飾る」を「ワタを飾る」と読んでしまい、しばらく故郷に帰れなかったとか。

言葉を正しく使うことは大切なことですが、言葉には大きな力があり、人を慰めたり励ましたり勇気づけることもできますし、反対に人を気落ちさせ、失望させ、傷つけることもできます。

人の言葉ですら大きな影響力があるのですから、神の言葉は人の人生を変えるほどの力があるのは当然です。聖書の中にイエスの言葉を聞いた人々の反応が書かれています。

「イエスがこれらのことばを語り終えられると、群衆はその教えに驚いた。というのは、イエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように教えられたからである」(マタイ7:28、29)

イエス・キリストの力と権威ある言葉が成した奇跡の物語を一つ紹介します。

カペナウムという町で起こった出来事でした。「ある百人隊長に重んじられているひとりのしもべが、病気で死にかけていた。百人隊長は、イエスのことを聞き、みもとにユダヤ人の長老たちを送って、しもべを助けに来てくださるようお願いした」のです。

するとイエスは、ユダヤ人の長老たちの願いに答えて百人隊長の家に向かわれました。ところが「百人隊長の家からあまり遠くない所に来られたとき、百人隊長は友人たちを使いに出して、イエスに伝えた。『主よ。わざわざおいでくださいませんように。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ですから、私のほうから伺うことさえ失礼と存じました。ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは必ずいやされます。と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに「行け」と言えば行きますし、別の者に「来い」と言えば来ます。また、しもべに「これをせよ」と言えば、そのとおりにいたします』」。

「権威ある言葉は、現状を変えることができる」。これは百人隊長の実体験に基づく確信でした。軍隊では、上官の命令には絶対服従でした。百人隊長は上官である千人隊長の言葉に絶対服従しました。そして百人隊長の下にいる百人の部下は、百人隊長の命令に絶対的に服従したのです。

軍隊における上官の命令の背後には、ローマ帝国という国家権力があるのです。だから部下は上官の言葉(命令)に従ったのです。

ここで百人隊長はイエスに対して「あなたは天地創造の神から遣わされたメシヤ(救い主)です。ですから、あなたのお言葉には権威が満ちあふれています。あなたが一言、私のしもべの癒やしを宣言してくだされば必ず治ります」とお願いしたのです。

それが「ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしもべは必ずいやされます」という信仰告白となったのです。

「イエス・キリストを信じる」ということは、どれだけイエス・キリストの言葉に信頼するかということなのです。イエスは百人隊長のこの信仰に応えて しもべを癒やしてくださいました。「使いに来た人たちが家に帰ってみると、しもべはよくなっていた」のです。

この癒やしの奇跡は、百人隊長のイエスの言葉に対する信仰の故に起こったものでした。

そしてこの時のイエスの反応は「これを聞いて、イエスは驚かれ、ついて来ていた群衆のほうに向いて言われた。『あなたがたに言いますが、このようなりっぱな信仰は、イスラエルの中にも見たことがありません』」というものでした。

私たちも、信仰を表明することでイエスを驚かせたいものです。ある人は不信仰でイエスを驚かせることを特技としているかもしれませんが、私たちは信仰でイエスを驚かせたいものです。

ところで、聖書の中で一番多い神の命令は何だと思いますか。

「互いに愛し合いなさい」
「へりくだりなさい」
「誠実でありなさい」
「祈りなさい」
「聖霊に満たされなさい」
「みことばを宣べ伝えなさい」

いずれも大切で重要な命令です。しかし聖書の中で神が最も多く、頻繁に命じておられることは、もっと別の言葉です。それは「恐れるな!」という命令です。

ロイド・オジルビーという聖書学者によれば、聖書には366カ所「恐れるな」と書いてあるといいます。神は1年365日分はおろかうるう年の分も含めて、毎日毎日「恐れるな」と命じておられるのです。

どうして神はこれほどまでに「恐れるな」と命じられるのでしょうか。それは「恐れ」が神の働きを妨げるからです。

アブラハムが恐れたら、生まれ故郷ウルを出ることはなかったでしょう。モーセが恐れたら、イスラエルの民がエジプトから出ることはなかったでしょう。ヨシュアが恐れたら、約束の地に入ることはなかったでしょう。パウロが恐れたら、イエス・キリストの福音はあんなにも速く世界に伝わることはなかったでしょう。

彼らは不可能と思われる神の挑戦に対して、恐れずに従ったのです。私たちも、人生のさまざまな困難の中にあっても神を信頼して恐れずに進んでいくなら、神を驚かせることができるのです。

「あなたを形造った方、主はこう仰せられる。『恐れるな。わたしがあなたを贖(あがな)ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。・・・わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。・・・恐れるな。わたしがあなたとともにいるからだ』」(イザヤ43:1〜5)

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

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※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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