Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

どうしたら愛せるようになるか 菅野直基

2023年5月19日18時31分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基

愛と恋には、混同しやすい部分があります。まず恋とは、相手の良い部分だけを見て、相手を過大評価している状態です。恋愛結婚をした人が、理想と現実のギャップに気付き、性格の不一致などを理由に離婚に至ることがあります。

では、愛とは何でしょうか。愛は、相手の全てを知った上で、なお変わらずに愛し続けることです。恋は「あばたもえくぼ」から始まります。やがて「あばたはあばた」であったと気付きます。そのままでいると「えくぼまでがあばた」に見えて、恋は終わりを告げます。

しかし愛は、恋が終わったところからスタートします。恋は、2種類の終わり方をします。

1. 別れることで終わる
2. 愛に変わることで終わる

多くの場合、別れることで終わります。しかし恋が終わり、恋を愛に変えることができた人は幸いです。生まれも育ちも違う男女が、一生夫婦として寄り添って生きていくことは奇跡に近いことだと思います。

途中、何度も何度も、恋が愛に変わる経験をしているはずです。すなわち、相手を許し、あるがままで受け入れるという痛みを経験しているはずです。夫婦関係は、愛を学ぶ道場です。夫婦関係で鍛えられた人は、鍛えられていない人に比べると、通常の人間関係も円満になりやすいはずです。

すでに、許すこと、愛すること、受け入れること、相手に譲ること、自分に死ぬことなどの大技をマスターしているからです。しかし、それらの大技が効かないようなモンスターと出会うことがあります。とても手に負えないような人と出会った場合には、どうしたらよいでしょうか。

どんなに夫婦関係の中で愛の訓練を通されていても、これでゴールということはありません。神に祈りながら一生、愛を学び続けなければならないと思います。私たちは、人の欠点はよく見えるし、分かるものです。しかし、自分の欠点や罪はなかなか見えないし、認めたくありません。

私たちの欠点や罪は何でしょうか。愛がないという点です。愛と恋を混同している人は、自分は案外寛容で、愛がある人間だと思うかもしれません。恋をすることは難しくありません。相性の良い人や好きなタイプの人と仲良くすることはできます。しかし愛せないタイプ、許せないタイプの人と出会った場合はお手上げです。

さらに追い討ちをかけるのは、聖書が次のように記しているからです。「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません」(1ヨハネ4:20)

愛とは、気に入らないタイプの人でも愛し、祝福を祈ることから始まります。「わたし(イエス様)はあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:44)。その祈りができるかどうかで、愛があるかどうかがはっきりと分かります。

愛がないのが、私たちの本当の姿です。愛がないことは、人をねたむことでも分かります。「愛は・・・人をねたみません」(1コリント13:4)。ねたみとは、天皇陛下や総理大臣、大スターなどの雲の上の存在に感じることはまずありません。自分と立場が変わらず、能力的にも近い人が、自分よりも成功して称賛され、豊かな暮らしをしていることを知ったときに、ねたみを感じるのです。

ねたみを乗り越えている人は、自分の興味のあるジャンルで、しかも、自分が「こうしたい!」「こうなれたらいい!」と思っていることをしている人がいたときに「よかったね!」と祝福してあげることができます。

それは、非常に難しいことです。しかし愛は、身近な人の幸福や成功を心から喜ぶことです。そして愛は、相手のあるがままを受け入れることです。消極的には、気に入らない人を誹謗中傷したり、うわさ話をしたり、拒絶したり、無視したり、嫌がったりして否定しないことです。

愛は、そういうところから始まります。少しでも愛に生き始めるなら、その分だけ幸せになります。聖書を一言で要約するならば「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」という言葉になります。だから、隣人愛に生きるなら、聖書を生きていることになります。

しかし愛を追求し、愛に生きようと努力すればするほど、「不可能!」というところに行き着くものだと思います。だから、敵を愛し、十字架の上で赦(ゆる)しを祈ったイエス様が必要なのです。イエス様に愛を祈り求め、与えられた愛に生き始めたら、奇跡が起こります。天国の幸せを味わえるようになります。

私たちは、天国の幸せを味わい、その幸せを自分だけではなく、周りの人にも分け与えていきましょう。ひいては、世界に愛と平和をもたらしていくことにつながります。

現在世界では、血で血を洗うような争い、紛争、戦争が各地で繰り広げられています。やがて日本も巻き込まれる可能性があります。一体どうしたら、憎しみの連鎖を止めることができるでしょうか。

それは、一人の人の愛から始まっていくのかもしれません。十字架につけられてもなお「父よ彼らを赦したまえ。彼らは何をしているのか分からずにいるのです」と赦しを叫ばれたイエス・キリストの愛こそが、憎しみの連鎖を止め、世界を救うと信じます。

その愛を頂いて、まずは自分が幸せになり、その幸せを人と分かち合いながら、幸せな国、幸せな世界をつくっていきたいものです。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:菅野直基
  • ツイート

関連記事

  • ストレス解消の秘訣 菅野直基

  • 最高の友達がいるよ 菅野直基

  • 幸せと健康の扉を開く鍵 菅野直基

  • 不可能を神と共に! 菅野直基

  • 本当の競争 菅野直基

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.