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よみがえるいにしえのビジョン 穂森幸一

2023年3月9日11時47分 コラムニスト : 穂森幸一
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しかし、主よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御座は代々に続きます。なぜ、いつまでも、私たちを忘れておられるのですか。私たちを長い間、捨てられるのですか。主よ。あなたのみもとに帰らせてください。私たちは帰りたいのです。私たちの日を昔のように新しくしてください。(哀歌5:19〜21)

先月、上京する機会があったときに、夕食をごちそうしてくださるという方がいらっしゃいましたので、新橋までついていきました。よくテレビに「新橋のガード下のサラリマンに聞きました」というコーナーが出てきます。どんな所だろうかと興味津々だったのですが、私の想像とは全く異なり、きれいに整備されていましたので驚きました。人間というのは、まだ見たことがないものについて勝手にイメージを膨らませると、とんでもない誤解をしてしまうことになります。

古代ユダヤ人が渡来人として日本にやってきていたなどという話を若い頃に聞いたときには「そんなのは妄想だ」と切り捨てていました。ところが、古代人の行動範囲を示す遺物の存在とか、古墳から出土したユダヤ人そっくりの埴輪に基づく国史学の専門家の話を聞くことで、少しずつ考え方が変わってきました。自分の先入観にとらわれるのでなく、そういった見方もあるかもしれないと考え方を変えてみることで、興味深い展開を推測できるようになります。

ユーチューブでイスラエル人の学者が、日本語にどれくらいヘブル語の名残があるか調べるという動画を見ました。日本に影響を与えたヘブル語は3千から5千語ともいわれていますが、まだ研究が進められている途中ですので、結論は出ていません。

「ばれる」などという言葉は完全に日本語と思っていましたが、これはヘブル語そのままです。また、アータは「あなた」になっています。ヘブル語のアテアラィは直訳しますと便所という意味です。でも古代日本人は「お手洗い」と表現しました。とても風流のある表現だと思います。日本人のセンスを感じることができると言ったら言い過ぎでしょうか。

イスラエル人が日本の観光地を訪れて「アテアラィはどこですか」と尋ねて回ります。若い方々は「分かりません」と言うのですが、年配の方々は「そこにありますよ」とすぐ答えていました。恐らく若い世代はお手洗いではなく、トイレという表現を使っているからだろうということでした。

主は、地の果てから果てまでのすべての国々の民の中に、あなたを散らす。あなたはその所で、あなたも、あなたの先祖たちも知らなかった木や石のほかの神々に仕える。(申命記28:64)

これはイスラエルの人々が荒野をさまよっていて、まだ約束の国に入る前に、モーセによって示された預言の言葉です。「地の果てから地の果てまで」という表現は「地の果ての果て」と言い換えてもおかしくないと思います。彼らから見て世界の果てとは、まさしく日本なのではないかと思います。

北王国イスラエルはアッシリアとの戦いに敗れ、捕囚となりますが、そのほとんどは行方不明となり「失われた10部族」と呼ばれていました。その大半は日本にたどり着いているのではないかと思います。主に3つのルートで日本を目指しています。一つは海洋ルートです。ソロモン王がインドとの交易を確立していましたので、インドへの航海路はありました。インドからインドネシアかフィリピンに行き、黒潮に乗り、台湾、沖縄経由で日本に向かった可能性が大きいです。

鹿児島県の薩摩半島に笠沙という地域がありますが、渡来人がやってきたという神話と上陸の舞という古代からの踊りが引き継がれています。ユダヤの痕跡があるといわれる地域は全て黒潮の影響があります。鹿児島、宮崎、徳島、淡路島です。

先日、大隅半島にある吾平山上稜を訪ね、そこに駐在している職員から詳しい話を聞く機会がありました。岩穴の洞窟に神武天皇の父母であるウガヤフキアエズノミコトとタマヨリヒメの墓があります。洞窟の入り口の前まで行けるのは皇族方などに限られています。もちろん中には入れません。中に入れるのは先祖代々、墓守をしている人だけです。

その人の証言によると、中の広さは90畳ほどで石の棺に入れられ、その上に土がかけられています。これはヘブロンにあるアブラハムとサラの墓と同じ規模の洞窟ではないかと思います。マクペラの洞穴は乾燥地帯ですので、棺には布が被せられているだけです。

2つ目のルートはシルクロードを通り、朝鮮半島経由で渡ってくるやり方です。このルートに関しては、北部九州や山陰地方にその名残があります。出雲族と呼ばれる人々もユダヤ系渡来人だといわれています。最近、出雲大社で3本の巨木を組み合わせた支柱の跡が見つかり、巨大神殿があったのではないかということで調査が進められています。3つ目はシベリアから樺太沿いに北方から来るルートです。主に東北、関東にユダヤの痕跡があります。

古代日本では、夕方6時ごろで一日が終わり、次の日の始まりとされていたといわれます。これはユダヤの一日と全く同じです。また、神道のシステム、神社の建築にも大きな影響を与えていますが、古代ユダヤ人は日本に同化吸収されていきます。これはまさしく申命記に預言された内容そのままです。

私が不思議に思うことは、なぜ神様はユダヤの民がはるばる日本までやってきたのに、そのまま同化することを許されたのかということです。ユダヤの文化や宗教の影響を受けながら、なぜユダヤ教ともキリスト教とも一見何の関わりもない国として放置しておられたのでしょうか。

世界の中でジパングを隠し、守り、切り札として使うためにキープしておられたなどと思うのは、行き過ぎでしょうか。むしろ、前向きに受け取り、今こそ日本人が世界のために立ち上がる時なのではないでしょうか。

外見上のユダヤ人がユダヤ人なのではなく、外見上のからだの割礼が割礼なのではありません。かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。その誉れは、人からではなく、神から来るものです。(ローマ2:28、29)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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