Skip to main content
2025年10月21日17時48分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教団・教会

日本基督教団、聖路加チャプレン性暴力事件の判決受け謝罪

2022年12月28日15時10分
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本基督教団聖路加国際病院性暴力・性虐待
日本基督教団/日本キリスト教会館+
日本基督教団の事務局や出版局などが入居する東京・早稲田の日本キリスト教会館

聖路加(せいるか)国際病院でチャプレンをしていた男性牧師が、当時患者として通院していた女性に対して性暴力を行った事件について、牧師が所属する日本基督教団は28日、対応の遅れと組織的な不備を認め、謝罪する文書を発表した。

事件を巡っては、女性が牧師と病院を相手取り提訴。23日に、牧師の性加害行為を認め、牧師と病院に対し110万円の支払いを命じる判決が出ていた。

文書は、総会議長の雲然俊美牧師と総幹事の秋山徹牧師の連名で出され、「原告の方(女性)の訴えに、真摯(しんし)に向き合うことなく、ここにまで至りましたことに深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

対応の遅れについては、▽刑事事件で不起訴になったこと、▽事件が他教団の施設で起こったこと、▽牧師が無任所教師で当初、所在地を確定できなかったこと、を理由として挙げつつも、「原告の方から求めがあったにもかかわらず、長らく実質的な対応をしてきませんでした。本事案を扱う上において、教団内の組織に不備がありました」と認めた。

その上で、「いかなる理由があろうとも、対応が遅れましたこと、並びに、『被害を受けた』との声を丁寧にお聞きしてこなかったことに対して、日本基督教団として、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

今後は、牧師の養成・育成においてハラスメントに関する学習と啓発に努めるとともに、教会をはじめとする関連施設においても、再発防止策に取り組むと表明。さらに、今後類似の事案が発生した場合に迅速に対応できるよう、組織上の課題についても検討するとした。

被害女性に直接謝罪する方向で調整

日本基督教団の道家紀一総務幹事によると、女性に対してはまだ謝罪の言葉は伝えていないが、伝える方向で雲然氏と調整する考えだという。

また、謝罪の文書を公表した経緯については、▽牧師自身が訴訟の中で性的な行為を一部認めていること、▽日本基督教団神奈川教区で動きがあり、一審の判決が出た区切りであること、の大きく2つの理由を挙げ、総合的に判断したと説明した。

道家氏によると、牧師に戒規を適用する場合は通常、教区が教団の教師委員会に申し立てする必要があるという。この点について道家氏は、「謝罪文では、そうしたシステムの欠陥があったことも認め、『組織上の課題についても検討することをお約束いたします』としました」と話した。

その上で、「公平に扱いたく、両者の言い分をはっきり聞いてからと思っていましたが、裁判の様子などを聞くと、(牧師)本人がそういう(性的な)行為を認めたという点では、もはや弁明の余地はなく、同意というのも後付けの理由だと思いますので、その点については遺憾に思っています。無任所という立場ではありますが、教団の教師でありますから、謝罪せざるを得ないと思っています。対応してきた私としては、被害者に対して申し訳なく思っています」と語った。

被害女性「弁明としか感じられない」

一方、女性は本紙に対し、「牧師本人が性的な行為を行ったことを警察の取り調べに対して認めていたことは、既に2020年に提訴した時点で明らかになっていたことです。当事者の私自身に対する謝罪は全くなく、突然、ホームページに掲載されても謝罪とは思えません。弁明としか感じられません」と語った。

また、日本基督教団にはハラスメントの相談窓口を置かない教区もあることを指摘。「その場合、教団本部がハラスメントの申し立てを受理し、加害者の居所などを主体的に把握し、全教区で加害者の情報を共有するなど、教区を超えた相互監視システムを持つことが必要です」と語った。

牧師に対する戒規の在り方については、「日本基督教団の戒規は『懲罰ではなく悔い改めを促すもの』とされています。これでは、被害者が甚大な被害を被っても、加害者に対する罰則が存在しないことになり、結果的に加害者を擁護することになります」と訴えた。

その上で、「日本最大のプロテスタント教団として、全てのハラスメントや差別を禁止し、隠蔽(いんぺい)や被害者への2次加害に加担した者にも罰則を設けるなど、宗教の自治の中で人権侵害を根絶するための組織変革が必要だと思います」と語った。

事件を巡っては、神奈川教区が最近になって、女性からのハラスメントの申し立てを受理。今月6日に開かれた教区の常置委員会で、女性と牧師双方に対する聞き取りを始めることが報告・承認されており、今後本格的な調査が始まる。

この他、聖路加国際病院と関連のある日本聖公会も判決を受け、女性に対し謝罪のメッセージを送っている。

関連タグ:日本基督教団聖路加国際病院性暴力・性虐待
  • ツイート

関連記事

  • 聖路加チャプレン性暴力事件、日本聖公会が謝罪 日本基督教団は神奈川教区が調査へ

  • 聖路加病院とチャプレンに110万円の賠償命令 元患者の女性が性被害訴え

  • 「STOP性暴力」 聖路加チャプレンの事件受けキリスト教関係者がシンポジウム

  • 「聖路加国際病院チャプレンによる性暴力被害者を支援する会」支援者たちからの言葉

  • 聖路加チャプレン性被害訴訟、原告・被告ら出廷し本人・証人尋問 12月に判決

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • ヨハネの黙示録(8)テアテラ教会の御使いへ 岡田昌弘

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(249)聖書と考える「御社の乱れ正します!2」

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.