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この道を歩く 菅野直基

2022年10月21日09時44分 コラムニスト : 菅野直基
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北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「この道はいつか来た道」という童謡があります。

この道はいつか来た道
ああ そうだよ
あかしやの花が咲いてる

あの丘はいつか見た丘
ああ そうだよ
ほら 白い時計台だよ

この道はいつか来た道
ああ そうだよ
お母さまと馬車で行ったよ

あの雲もいつか見た雲
ああ そうだよ
山査子(さんざし)の枝も垂れてる

私にとっての「この道」は、聖書が「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14:6)と語る道です。「イエス・キリスト」のことです。

作家の三浦綾子さんは、この聖句から「道ありき」という本を書きました。

ご自分が教師をしていたとき、敗戦後の子どもたちに、国語の教科書の多くの箇所を「墨」で塗り潰させました。「これが正しい!」と教えてきたことを、「これは間違いだ!」と教えなくてはならなくなり、何も文句を言わずに教科書を「墨」で塗りつぶしている生徒を見ながら、「真理とは何か」「自分は、これから何を教えたらよいのか」と苦悩し、迷いました。

道は、歩いて目的地まで行くためのものです。しかし、途中で「間違った道を歩いていた!」と気が付いたとしたら、修正して正しい道を歩めばいいのです。

ある人は、ずーっと歩いてきたので「今さら違う道を歩みたくない」と思うかもしれません。しかし、人生にはそういうことが起こり得ます。歩き続けることが大切なのではなく、修正してでも正しい道を歩むことが大切です。

聖書は、布教のための宣伝文書ではありません。人々が信じやすく、信じたくなるような技巧は施されていません。しかし、正しい道を教えます。

「この道」は「いつか来た道」でもあります。

私たち人間は、神によって造られ、神のもとからこの地上に来ました。しかし、先祖であるアダムとエバは、神と共に生きる道を捨てて、悪魔に誘惑され、自分の思う道を歩み始めました。その結果として、人は不幸を経験し、死ぬべき存在となってしまいました。

しかし神は、2022年前のクリスマスにイエス・キリストをこの地上に送られました。そして、十字架と復活を通して、神に立ち戻る道を造ってくださいました。

道は、踏みつけられて人を正しい方向に導きます。イエスは、十字架の上で人々に踏みつけられ、殺され、自らが、天国に続く道となられました。

私は、「この道」は初めて来た道であると同時に「いつか来た道」であると思います。この道を歩み続けたいと思います。

今日は何をして過ごされますか。三浦綾子さんの書物を読んだり、聖書を読んだりしながら、自分の歩んでいる道を確認し、顧みるときを持ってみませんか。

電車が線路の上を走るのは、道が決められているので不自由でしょうか。そうではありません。線路の上を走ってこそ自由なのです。私たちも、天国に通じる道を見つけ出し、その道を歩んでいきませんか。そこに本当の自由と、確実な人生があるのです。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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