Skip to main content
2025年11月18日10時19分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
  3. NGO・NPO
ウクライナ侵攻

ウクライナ現地で支援活動するカトリック神父ら、日本のNPO主催イベントで報告

2022年4月5日10時46分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ウクライナポーランド
ウクライナ現地で支援活動するカトリック神父ら、日本のNPO主催イベントで報告+
戦火を逃れ、ウクライナ西部ウジホロドに逃れてきた人々。ペットの犬の姿もある。(写真:日本チェルノブイリ連帯基金〔JCF〕提供)

2月末に始まったロシアによる軍事侵攻により、ウクライナではこれまでに、国外に逃れた難民が400万人を超え、国内避難民と合わせると、1千万人以上が避難を余儀なくされている。こうした人々に対し、ウクライナ国内と隣国ポーランドで支援活動を行っている認定NPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」(JCF)が3月22日、現地とつなぐオンラインイベントを開催した。ウクライナでは、西部ウジホロド在住のカトリック神父を通じて支援を行っており、避難する人々を受け入れる現地の教会の様子も紹介された。

教会が避難する人々の受け皿に

ウジホロドは、ウクライナ西部ザカルパッチャ州の州都で、スロバキア、ハンガリー両国の国境と非常に近く、国外に逃れる人々の通過点になっている。ウジホロドにあるカトリック教会の司祭で、JCFが連絡を取り合っているボフダン・サブーラ神父によると、オンラインイベントが開催された3月22日までに、約70万人が押し寄せ、その多くが国外に逃れたが、州内には依然として20~25万人がとどまっている状態だという。

同州全域を管轄するムカチェボ東方典礼カトリック教区は、州人口の約40パーセントが所属しており、州内には教会を含め、教区関連の施設が約400存在する。これらの教会や教区関連施設が受け皿となり、国外避難の手続きや準備などのために数日滞在する人々に、宿泊場所や食事、物資を提供している。JCFの支援金は、こうした人々への支援に充てられているという。

ウクライナ現地で支援活動するカトリック神父ら、日本のNPO主催イベントで報告
ザカルパッチャ州コシフスカポリャナ村のカトリック教会に避難し、食事をする人々。JCFの支援金は、こうした人々のための食料品の購入などに充てられている。(写真:同上)

オンラインイベントでは、教会に滞在し出国を準備する人々の写真のほか、国境を目指して延々と続く車列の動画などが紹介された。また、首都キーウ(キエフ)などから逃れてきた女性2人もサブーラ神父と共に参加。子ども2人連れでウジホロドまで来た女性は、夫が戦火の下にいるとし、国外避難は考えておらず、「戦争が早く終結して、子どもたちが早く学校に行けることを望んでいる」と話した。

230万人超のウクライナ難民が押し寄せるポーランド

ポーランドは、ウクライナからの難民を最も多く受け入れている国で、これまでに首都ワルシャワの人口を上回る230万人以上が入国したとされている。JCFは、ポーランド第2の都市クラクフ在住の日本人画家・宮永匡和さんを通して支援を行っている。宮永さんによると、さらに別の国へ向かう人もいるが、大多数はポーランド国内にとどまっており、物資や居住場所が多いことから、ワルシャワやクラクフなど、都市部にとどまることを希望する人が多いという。クラクフには11~13万人(3月22日時点)がおり、空きアパートや学生寮の空きスペースなどに仮住まいをしたり、体育館や競技場、ショッピングモールだった施設などが集団避難施設になったりしている。

ウクライナ現地で支援活動するカトリック神父ら、日本のNPO主催イベントで報告
クラクフ駅構内で食料品を受け取るウクライナ難民(写真:同上)

難民は、住民登録をすると、初めに300ズウォティ(約9千円)が、その後は1日40ズウォティ(約1100円)が支給される。さらに子どもに対しては、ポーランド人と同様、毎月500ズウォティ(約1万5千円)が支給され、医療も無償で受けられるようになるという。政府は、難民受け入れのためのシステムや体制の構築を急ピッチで進めているが、200万人を超える規模であるため、なかなかスムーズには進んでいないという。また、8万人近いウクライナの子どもたちがポーランドの学校への通学を希望しており、宮永さんの娘が通う小学校でも100人弱が入学手続きをしているという。

宮永さんは、JCFの支援金で食料品や物資を購入。クラクフの集団避難施設にいる人々に届けたり、ポーランドの学校に通うウクライナの子どもたちために学用品を届けたりしているという。

避難者1千万人超でも難民キャンプができない驚き

JCFの鎌田實(みのる)理事長(諏訪中央病院名誉院長)は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長が、1千万人を超える難民・国内避難民が発生していながら、難民キャンプが一つもできていないことは、善意の多くの人々が支援に動いているからで、驚くべきことだと話していたことを紹介。JCFに対しても、東日本大震災で被災した福島県南相馬市の医師から、ウクライナ支援のための寄付が真っ先に寄せられてきたと話し、「ウクライナの母親や子どもたちに、目に見えるような支援をできればと思っている」と語った。

ウクライナ現地で支援活動するカトリック神父ら、日本のNPO主催イベントで報告
オンラインイベントの参加者。左から時計回りに、JCFの神谷さだ子事務局長、スタッフのリカァ・アルカザイルさん、ポーランド・クラクフ在住の宮永匡和さん、ボフダン・サブーラ神父と教会に避難している女性2人、JCFの鎌田實理事長、写真家の宮崎学さん。

チョルノービリの原発事故後10年目の1996年に現地を訪問し取材した写真家の宮崎学さんは、当時撮影したウクライナ現地の写真と共に、素朴な生活をするウクライナの人々の様子を紹介。足指の一部を失った放し飼いのニワトリを撮影した写真では、放射能汚染の影響ではなく、厳しい冬の寒さによる凍傷のためだと教えられたと言い、寒さの中で避難する人々への思いを語った。

JCFでは、ウクライナ支援のための緊急募金を行っている。詳しくは、ホームページを。

関連タグ:ウクライナポーランド
  • ツイート

関連記事

  • ロシア軍拘束のウクライナ系米国人牧師が解放 市長拘束の南部メリトポリ

  • 正教会系団体とウクライナ正教会の大主教、ロシア正教会指導者らへの制裁要求

  • ロシア軍の空爆でウクライナ正教会の修道院が被害、避難中の市民数人が負傷

  • ロシアのウクライナ侵攻に対して ステファン内田圭一・釧路ハリストス正教会司祭

  • 家族7人で国外避難したウクライナ人クリスチャンが語る祖国への思いと祈りの要請

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(253)聖書と考える「ちょっとだけエスパー」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • Gゼロ時代の津波石碑(7)Y染色体アダムと自己を措定した力 山崎純二

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(7)神様のご計画が明確になったとき 加治太郎

  • 最高に良いものを実現するために 万代栄嗣

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • 天にフォーカスして生きよう 菅野直基

  • その時、祈りは聞かれた 穂森幸一

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.