Skip to main content
2025年10月18日16時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 世界宣教祈祷課題
世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(2月1日):北朝鮮

2022年2月1日12時57分 執筆者 : 奥山実
  • ツイート
印刷
関連タグ:北朝鮮
殉教者の声・韓国、北朝鮮に聖書約2万3千冊配布 コロナで需要増+
北朝鮮に聖書を配布する気球を打ち上げる準備をする殉教者の声・韓国(VOMK)最高責任者(CEO)のエリック・フォーリー牧師と理事長のヒョンスク・フォーリー氏(写真:VOMK)

感染防止の観点から、リモート化を助けるためにインターネットのIT技術が大いに活躍している昨今だが、北朝鮮のような迫害国においては少し事情が違ってくるようだ。

米団体オープン・ドアーズの最もひどい迫害国のリスト50のワールド・ウォッチが調査を開始して以来、長らく北朝鮮は最悪の国にリストされてきた(今年はアフガニスタンとなった)。そのような国々での宣教に威力を発揮するのが、ネットや小さなSDカードに入れたコンテンツ、スマートフォンのアプリなどのデジタルリソースなのだろうと素人目には思うのだが、実際の現場においては必ずしもそうではないというのだ。

そのように指摘するのが、気球で聖書を飛ばし短波ラジオなどを通じて北朝鮮伝道に取り組む「殉教者の声・韓国」(VOMK)だ。VOMKはこの課題でも幾度も取り上げたが、同団体代表のエリック・フォーリー牧師によると、一見便利なこれらのデジタルツールは、場合によっては北朝鮮の地下教会の信者らにとっては命取りになるというのだ。

昨年の8月、タリバンが復権し、およそ20年ぶりにアフガニスタンの政権を掌握した出来事は記憶に新しい。このタリバン政権によって厳しい迫害の対象にされているのが反体制派とキリスト信者なのだが、タリバンがキリスト信者を見つける方法の一つが、なんとスマートフォンだったのだ。タリバンの戦闘員は、キリスト者と思しき者のスマートフォンをチェックする。そして、その中に聖書アプリや信仰者のためのアプリが入っていると、持ち主をキリスト者と断定して処刑した実例が実際にあった。この場合、便利なはずのデジタルデバイスが、タリバンにキリスト者が特定される原因となってしまったのだ。

現代の戦場は大砲や弾丸が飛び交う旧来のものだけではなく、サイバー空間における情報戦も含まれる。そのため、北朝鮮や中国には多くのサイバー専門官がおり、水面下では激しいサイバー戦が繰り広げられている。

VOMKのフォーリー氏によれば、これらのデジタル技術は、キリスト者を特定、追跡するために、北朝鮮体制側に有利に働くリスク要因となるのだという。つまり、デジタルの場合、マルウェアやスパイウェアなどによって利用者を特定、追跡するようなトラップを仕掛けることが可能な上、専門的な知識者でもないかぎり、痕跡やログなどの足跡が消せないわけである。

そこでフォーリー氏は、これらのリスクを回避するために、昔ながらの紙の媒体にこだわって聖書や信者教育のリソースを提供しているという。また短波ラジオによる福音放送や賛美歌も同様に、デジタルのような消せない痕跡を残すことがないのだ。

北朝鮮のように信者が公に集うことができない国においては、短波ラジオから流される賛美歌は非常に効果的な宣教ツールだという。これら短波に乗って届けられる賛美歌は、神学的にも教理的にも正統かつ意義のあるものを選ぶ。歌や曲は覚えるのが容易だ。北朝鮮の信者らは、これらの賛美歌を覚え、霊的に恵まれるだけでなく、正統な教理教育も受けるのだ。

われわれ自由の国の人々には便利なはずのハイテク技術は、自由の保障されていない国や地域では命取りになるケースさえある。主イエスが言われたように、敵の悪巧みを逆手に取るような蛇のような狡猾(こうかつ)さと、正しいことにうなずく鳩のような素直さ、この両面が必要だ。

困難な北朝鮮伝道に取り組む宣教団体と北朝鮮の信者らのために祈っていただきたい。また今も囚われている拉致被害者問題の解決も覚えていただきたい。

■ 北朝鮮の宗教人口
無神論 69.3%
プロテスタント 1・3%
カトリック 0・1%
土着の宗教 15・5%
仏教 0・4%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:北朝鮮
  • ツイート

関連記事

  • 米キリスト教迫害監視団体トップ、北京五輪ボイコットを呼び掛け

  • 北朝鮮、世界最悪の迫害国から外れる 2022年版「ワールド・ウォッチ・リスト」発表

  • 「迫害の地」に住むキリスト教徒は4億1600万人 カトリック支援活動家

  • ボコ・ハラムに拉致された牧師、処刑直前に解放 「神様のおかげ」

  • 殉教者の声・韓国、北朝鮮に聖書約2万3千冊配布 コロナで需要増

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(30)歴史の振り子

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.