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【連載コラム】 日本から来たドイツ人 (5)

2008年12月22日11時00分
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ケルン大聖堂内にある幼子キリストと聖母マリアの聖画+
+

 いよいよクリスマスです。教会はお祝いの為の準備に、大忙しのシーズンです。そしてこの日は、教会に沢山の人が来てくれるチャンスでもあります。



 クリスマスは、今さら説明するまでもありませんが、キリストが誕生されたことをお祝いする日です。時々「イエス様は後に十字架につけられるために、この世に来られたのだから、その苦悩の生涯を覚えて過ごさなければならない」と聞かされることがあるかもしれません。けれども能天気な私は、キリストが神の御子としてこの世に生れ、神様と私たちの距離が近くなったことが実感できて、とても嬉しく思うのです。やっぱり、これはお祝いしたくなります!



 日本の場合、クリスマスといえばパーティやプレゼントを連想し、賑やかにお祝いしますが、そこからは想像できないほど、ヨーロッパではとても地味にお祝いします。クリスマスはほとんどのお店が閉まっていて、街は閑散としています。どこか出かける所があるとしたら、ホテルか数軒のレストランくらいです。ヨーロッパの人にとってクリスマスは、実家に帰って、家族と過ごす時間なのです。皆でのんびり過ごす、日本のお正月に良く似ています。



 11月も終わりに近付くと、街頭にはクリスマスマーケットが設置され、家族へのプレゼントや、ご馳走の為の買い物で忙しくなります。



 ドイツでは、クリスマスの何週間か前から家で焼いた Keks(ビスケットやクッキーなど)を、箱や缶に入れておくのが伝統でした。そしてクリスマスの日に、テーブルの上に並べられるのです。けれども今は、働く女性が増えたこと、そしてお店でも安くて美味しいクッキーが買えることなどから、多くの家では買って来たものを並べるようになりました。



 そして24日にはツリーの飾り付け、ディナーやケーキの用意をしてから、夜には教会へ出かけます。皆が幼い頃から通っていた、それぞれの村の教会の礼拝に出席します。教会から帰ると、ツリーの前に置いてあるそれぞれのプレゼントを開け(ハリウッド映画に登場して来るような大きなツリーではありませんが)、その後ゆっくりとディナーをいただきます。昔からお祝いされて来たように、今でも家族だけで静かにクリスマスの夜を過ごします。



 冬が長い西ヨーロッパの人々にとってクリスマスは、家族が楽しみにしていた「おふくろの味」が振舞われる、とても温かい Feiertage/Holidays なのです。



 私のドイツのクリスマスの思い出は、山の上で暮らすドイツ人の家族と過ごした大切なものです。自然に囲まれた山の上では、数回ですがホワイトクリスマスも経験しました。こんな凍えるほど寒い日に外から家に帰ると、家の中の暖かさにホッとします。



 私が経験したのは日本とドイツのクリスマスだけですから、実際にキリストがどのようなクリスマスの日にお生まれになったのか、時々その場面を想像するのです。昼と夜の寒暖の差の激しい砂漠の地で、街灯も何もなく、星明かりだけの真っ暗な夜に、キリストはお生まれになりました。そして真っ暗な寒い日に、ヨセフに連れられて、身重のマリアは追手を逃げながら、馬小屋でキリストを生むことになったのです。キリストが、何もないところにお生まれになったこともとても感動的ですが、人が暮らすには厳しい環境でお生まれになったことにも、多くの希望を見出すことができます。



 年に一度のクリスマス。クリスマスにはいつもより人のことを思い、そして優しい気持ちになって過ごせたら幸せです。この気持ちが、神様からいただいた大切なクリスマスプレゼントなのかもしれません。



 キリストがお生まれになった寒い夜のことを思いながら、時には静かなクリスマスを過ごしてみてはいかがですか?この夜それぞれの My sweet home である、Our sweet church の教会に帰りましょう。教会はクリスマスを一緒にお祝いできることを心より喜んでお待ちしています。この良き日に、神様の家族と一緒に過ごしましょう。そして、教会へ来られない人達のために一緒にお祈りしましょう。クリスマスの本当の意味を知りたいと願う人達の心の中に、きっと神様は降りて来て下さるでしょう。



 今年、我が家では、フランスの「おふくろの味」キッシュ・ロレーヌが、美味しくできるでしょうか?「失敗から学ぶことも多いはず」と言い訳しながら...。そして、「Merry Christmas to all!! Frӧhliche Weihnachten und Ein schӧnes neues Jahr!!」



【by Tokyoterin - 東京在住の女性クリスチャン】

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