Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
  3. 教団・教会

「堀内顯先生、帰天に向けての90日」 グレース宣教会代表牧師 藤崎秀雄

2021年4月1日22時58分 執筆者 : 藤崎秀雄
  • ツイート
印刷
関連タグ:堀内顯グレース宣教会藤崎秀雄
「堀内顯先生、帰天に向けての90日」 グレース宣教会代表牧師 藤崎秀雄+
日本国際飢餓対策機構(ハンガーゼロ)理事長時代の堀内顯(あきら)牧師

2011年から本紙の論説特別顧問を務め、本紙の発展に中心的な役割を果たしてくださったグレース宣教会の堀内顯(あきら)長老牧師が昨年12月11日、89歳で慢性腎不全のため帰天しました。堀内牧師を追悼し、本紙論説委員であるグレース宣教会の藤崎秀雄代表牧師に寄稿をいただきました。

◇

帰天から、あっという間に4カ月が過ぎて

2020年12月11日早朝に、堀内顯先生は安らかに帰天しました。翌日午後に「お別れの会」として、まずは教会員にグレース大聖堂の礼拝堂を開放し、感染対策を徹底した上で、堀内先生のお顔と、シールド越しに明子夫人と親族にあいさつしていただく機会を持ちました。教会員を中心に800人近くが三々五々訪れてくださいました。さらにその翌日の日曜日には礼拝後、牧師チームと責任役員会とそのOB(長老とアドバイザー)が奉仕者として関わり、家族と親族中心の葬送式(天国歓送礼拝)を行い、午後3時前には出棺し斎場にて火葬。収骨後自宅にて遺骨を安置しています。

この葬送式は、まずは教会の皆様のためにユーチューブで配信しました。しかし各方面からの要望もあり、すべての方に公開しました。それから4カ月がたって、再生回数は日本語版が2600回(途中1000回目で再配信)、英語版が930回、韓国語版が380回と多くの皆様方へご提供できたようです。

「堀内顯先生、帰天に向けての90日」 グレース宣教会代表牧師 藤崎秀雄
お別れの会に遠方から来た関係者

次の合同記念会は「神様の御名をあがめる記念祭」?

現在はできるだけ早い時期に、堀内先生が設立に関わった社会福祉法人キングスガーデン三重、一般財団法人日本国際飢餓対策機構(ハンガーゼロ)と合同での記念会を行う準備を始めています。これは、誤解されている方もいるかもしれませんが、堀内先生の遺言に従い、先生の名を売るためではなく、キリスト様の御名があがめられること、キリスト様を信じてその恵みに預かる方々が起こされることを願い行うものです。すこぶる明るく、信仰者として最高の栄誉である帰天です。喜びと感謝を神様にささげて福音を伝える機会です。先生のご親族の中には未信の方々もおられました。願わくは、ユーチューブを見ておられる方々の中からも、救われる方が起こされるようにと願って式を行いました。

またこれは、教会のメンバーにとっては新たな出発です。われわれの教会の働きは堀内先生の働きではなく、神様の国の働きです。次の時代の若い方々にバトンが渡されていく働きです。そんな思いでグレース宣教会は働きを進めています。

世界中、日本中の真実な友、神様の家族の皆さんに感謝して

お見舞いの来訪者も数多くお見えになり、感染対策を施しての対応でしたが、さまざまな方々がお部屋を訪れてくださいました。関東からも親友の西本一雄先生、日本福音自由教会教役者会会長の岩井基雄先生、広島から拝高真紀夫先生、堺大浜の親友である唄野隆先生家族、海外からはロジャー・ウィルモア先生をはじめ、さまざまな宣教師、牧師先生方がLINEビデオやその他の通信手段で可能な限り交わりをしてくださいました。ウィルモア先生は毎日の電話、毎週の手紙と真実なご愛に感謝しています。世界中の方々がつながりを持ってくださったことに感謝します。多くの兄姉に祈っていただき、こんなにもたくさんの方々の愛の志も頂き、堀内先生はゆっくりと安らかに帰天しました。果敢に挑戦する堀内先生の地上生涯は神様の恵みでした。

「堀内顯先生、帰天に向けての90日」 グレース宣教会代表牧師 藤崎秀雄
89年間使い続けた堀内牧師の手

「弥次喜多道中」だったGMセンターでの3カ月間の共生

堀内先生が地上生涯を全うする場所は、どこか。自宅ではなくグレース宣教会の大聖堂に隣接するグレースミッション(GM)センターのゲストルームを示されました。共生の理念で建てられたGMセンターのゲストルームは、6畳間よりも狭い一部屋です。明子夫人は右膝の痛みが限界となり、堀内先生の入院とともに夫人も人工関節置換手術を受けられ、その直後でしたから自宅は断念しました。三重の共生園の可能性も検討しましたが、透析治療中であり、また特にコロナ禍でもあったため、大阪から送ることは断念しました。

3カ月余りの期間を24時間体制で、あの堀内先生のすべてを介護するとは思いもよらないことでした。しかも退院直前に手足が動かせない状態となり、その始めから難易度が高く、先生は惜しげもなくわれわれ牧師たちに文字通りすべての介護を任され、最後は睡眠中も寄り添うところまで関わりました。支えてくださったのが、ケアプランセンターで働く姉妹や役員たち、そしてママさんこと明子夫人でした。信徒の皆さんも実によく支えてくださいました。婦人の牧師と牧師夫人たち、婦人会の有志が食事の準備とその介助を担当。プロフェッショナルな方にも助けていただき、訪問入浴、訪問リハビリ、訪問看護と共に、誰かが必ず寄り添って先生の一瞬一瞬の必要に応答した24時間体制での介護は徹底していました。そんな牧師たちを信徒の皆さんが物心両面でサポートしてくださいました。本当に感謝します。

「堀内顯先生、帰天に向けての90日」 グレース宣教会代表牧師 藤崎秀雄
ゲストルームキッチンで、奉仕した婦人たちと堀内明子夫人(中央)

介護開始から3カ月を過ぎようとする11月末に、新型コロナウイルスの感染拡大の最中、われわれ牧師たちが罹患の可能性も高く、チームがクラスターになる恐れもあり、そろそろ限界点に達しようとする中で、淀川キリスト教病院系列のサービス付き高齢者向け住宅「かんご庵」を紹介され、12月1日に堀内先生を送り出しました。かんご庵は感染対策も徹底されており、安らかに静かに明子夫人や長女征子姉も付き添われ、プロの看護職員による終(つい)の住まいでの10日間を神様が導いてくださいました。先生も退院後90日間を見事に歩み通されました。

遺言と先生の生涯を見届けて、3つのこと

堀内先生の最後90日間は、すこぶる先生自身がご自分の最期を意識しての毎日でした。文字通りに遺言的発言を3つ遺されました。

1. キリストの教会は「共生の群れ」

生涯にわたり全人的に助け合い、支え合って生きる。実に最後の3カ月を、ご自分をモデルとして提供し、牧師チーム、役員会、教会の兄姉に最高の学習の機会を与えてくださったとの理解です。

2. 聖書の御言葉に生きる

どのようなことがあっても私たちは神様の御言葉に従って生きることです。堀内先生自身、病の床で頭が明晰な中で死と向き合い、手足が動かなくなる現実の中で、み言葉に生きる毎日でした。私も先生の痛み嘔吐(おうと)やさまざまな煩いの中で叫び祈りました。いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことに感謝し続けました。最後の瞬間まで御言葉に生きる毎日でした。

3. キリスト教会の使命は世界宣教

私たちの生活のすべてを通じて、キリスト様の福音を伝えることが私たちの教会の使命です。人の全人的な救いと癒やし、宣教の報告がいつも分かち合われ、人が救われたことの感謝の祈りをささげました。小さなゲストルームは共に生きること、御言葉に生きること、そして世界宣教の話題にあふれていました。

堀内先生を天に送った後、さらなる高嶺(たかね)を目指して私たちは新しい出発を始めています。

終わりに皆様方との主にあるお交わり、真実なお祈りに心からの感謝を申し上げます。これからも教会員一同、主にあって共に新たな歩みを続けています。万軍の神様に、その恵みと導きとに、心からの感謝と賛美をささげます。ハレルヤ!

「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、人の心に思い浮かんだことがないものを、神は、神を愛する者たちに備えてくださった」(コリント一2:9、新改訳2017)

2021年4月1日 イースターを前に

◇

藤崎秀雄

藤崎秀雄

(ふじさき・ひでお)

1955年東京生まれ。小学3年の時に大阪へ。73年4月、当時の八尾福音自由教会で信仰告白。同年10月受洗。大学卒業後、中学校教諭(数学)を経て献身。88年東京基督神学校卒業、グレース宣教会で奉職。18人の同労者と共にチーム牧会、開拓伝道に従事。グレース宣教会牧師、キングズガーデン三重理事・評議員、東京基督教大学評議員。モットーは「主にあって、嫌いな人はいません」。趣味は、壊れたもの修理、水泳、読書、ちょっとした料理。

関連タグ:堀内顯グレース宣教会藤崎秀雄
  • ツイート

関連記事

  • 「全人的に寄り添う共生の実践を目指した」 堀内顯氏「天国歓送礼拝」

  • 堀内顯氏死去、89歳 グレース宣教会長老牧師

  • 新型コロナをめぐるグレース宣教会の対応 「異常事態」ではなく「新常態」として

  • 【イースターメッセージ】将来に希望を持って 藤崎秀雄・グレース宣教会代表牧師

  • グレース宣教会、宣教50周年で式典 国内外から1300人が参加

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月9日):カンボジア ポル・ポトの迫害を乗り越えた西チャム族のために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.