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WEAのシルマッハー新総主事就任、演説で福音主義の核心語る

2021年3月1日14時50分 記者 : 井手北斗
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関連タグ:福音主義(福音派)世界福音同盟(WEA)トーマス・シルマッハーエフライム・テンデロ
WEAのシルマッハー新総主事就任、演説で福音主義の核心語る+
地球儀と聖書を世界福音同盟(WEA)のエフライム・テンデロ前総主事(左)から受け取るトーマス・シルマッハー新総主事(写真:WEA)

世界6億人の福音派を代表する国際機関である世界福音同盟(WEA)は2月27日、総主事兼最高責任者(CEO)の職を、現職のエフライム・テンデロ氏から新任のトーマス・シルマッハー氏に引き継ぐ式典を開催した。シルマッハー氏は就任演説で、頻繁に投げ掛けられる「福音派とは何か」という問いに応答。福音派とは、世界に広がる信仰者の多様性、信仰の歴史性、聖典の権威、福音を宣(の)べ伝える使命、信教の自由、またこれらの核となる信念を抱く信仰者間の団結を、キリスト教のDNAとして信じる人々だと語った。

式典はドイツ西部の都市ボン近郊のテレビスタジオで、新型コロナウイルスの感染症対策を取りながら行われ、オンラインで世界に配信された。6年にわたって総主事兼CEOを務めてきたテンデロ氏は、世界に対する神の心を象徴した地球儀と、神の言葉である聖書をシルマッハー氏に手渡し、175年の歴史があるWEAの次のリーダーシップをシルマッハー氏に委ねた。式典では、WEAを構成する9つの地域と140の国・地域の福音同盟を代表する世界各地の福音派指導者が祝辞を述べ、祈り、その新しい船出の祝福を願った。

シルマッハー氏は就任演説で、これまでWEAの働きに貢献してきた多くの関係者に感謝の意を表明した上で、「福音派とは何か」について論じた。

シルマッハー氏が初めに語ったのは福音派の中に見られる多様性。福音派には「ブラジルの熱帯雨林にある10メートル以上の木の上で礼拝をささげる教会」から「マレーシアの高層ビルの20階にある教会」まで、さまざまな教会が存在することを紹介。1846年にWEAが結成された際には、英国国教会やメソジスト、ルーテル、救世軍など、さまざまな背景を持つクリスチャンが共に働くことができるのか疑問視されたというが、「全世界で6億人を超える福音派がこれまで以上に多様化している今日でも、運動を一つにまとめる共通の本質的な信念があります」と語った。

また、「私たちはイエスの復活を信じ、聖霊が信仰者である教会の人々を満たしたペンテコステを信じています」と述べ、聖書の歴史的信頼性への確信を強調。これらが歴史上の出来事であったかどうか疑う人もいるが、「(福音派として)私たちは信仰の歴史性を支持します」と語った。

そして、聖書は「教会の告白」であり、すべてのもの・人の上に立つものだと述べ、聖書の権威を強調。究極の権威は人ではなく、紙に書かれた文にあるという考えは、旧約聖書においてトーラーが王よりも高いとされていたことに由来すると語った。その上で、いわゆる「紙の教皇」と呼ばれるこの原則は、「私を含め、私たちの誰一人として、神の言葉の上に立つ者がいないことを保証しています」と指摘。「私たちは皆、神の言葉に服従しており、誰も神の言葉の上にいる者はいません。この基礎となる原則と信念は、カルヴァン派や改革派からペンテコステ派やカリスマ派に至るまで、多様な伝統を一つの運動にまとめることを可能にしています」と述べた。

さらに、福音派の特徴として、宣教を強調し福音を宣べ伝えることに重点を置いていることを挙げた。しかしその一方で、WEAと世界教会協議会(WCC)、ローマ教皇庁諸宗教対話評議会(PCID)の3団体が2011年に発表した共同文書「多宗教世界におけるキリスト者の証し」の冒頭の言葉を引用し、「今ではすべての教会が、宣教が教会の存在そのものであることに同意しています」と述べた。

WEAのシルマッハー新総主事就任、演説で福音主義の核心語る
就任演説で「福音派とは何か」を語るシルマッハー氏(写真:同上)

信教の自由の問題に何十年にもわたって関わってきたシルマッハー氏は、迫害されているクリスチャンたちへの配慮が、WEAにとってはその設立以来、必要不可欠な働きとなっていると強調した。「1846年の設立時、WEAは、信教の自由のために声を上げる最初の大規模な宗教団体でした。それは、国教会やキリスト教ナショナリズムに反対することを意味していました」。シルマッハー氏はそう言い、信教の自由の問題は現代においても福音派が直面する重大な課題の一つだと語った。

「信教の自由と自由意志に基づいた信仰の決定の必要性という考え方は、単に政治的な原則ではなく、神の愛と人間との関係を望む神の願いを理解する上で不可欠なものです。神ご自身は愛されることを望んでおられ、私たちが神を信頼することを望んでおられ、私たちの人生を欲しておられます。神は、強制されたり、誰かにお金を払ってもらったり、誰かにだまされたりした結果、私たちが神に祈るようなことは望まれていません。神は私たちの純粋な信頼と、純粋な心、そして純粋な愛を望んでおられます」

最後にシルマッハー氏は、WEAは福音派内の一致を目指す運動だとし、「もし私たちが、聖公会やペンテコステ派、改革派、救世軍など、私たちの中のすべてのグループの間に一致をもたらしたいと思うならば、それはキリスト教のDNAに基づいてしかできません」と強調。その上で「私たちは、私たちの運動以外の教会が、これらのDNAの点で私たちに加わることを歓迎しています」と語った。

シルマッハー氏は、WEAを導く役割は一人の人間の能力を超えるものだとし、自身がこの役割を担えるのは、世界中の何百万人もの人々が祈りによって支えているからだと述べた。

式典では2人の新副総主事も紹介され、シルマッハー氏の演説後には、世界各地の福音派指導者らがWEAを導く新しい指導者らのために祈りをささげた。そして、テンデロ氏の前任者であるジェフ・タニクリフ氏が閉会の祈りと祝祷をささげ、式典は閉会した。 

関連タグ:福音主義(福音派)世界福音同盟(WEA)トーマス・シルマッハーエフライム・テンデロ
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