世界福音同盟総会、大宣教命令の喫緊性訴え閉幕 92カ国から約千人参加

2019年11月15日14時31分 印刷
+世界福音同盟総会、大宣教命令の喫緊性訴え閉幕 92カ国から千人近くが参加
開会式の様子=7日。2008年にタイ・パタヤで開催して以来、11年ぶりとなった世界福音同盟(WEA)の総会は、世界最大のイスラム教国であるインドネシアの首都ジャカルタ近郊のボゴールで開催された。(写真:WEA)

福音派の世界組織である「世界福音同盟」(WEA)の総会が7~12日、インドネシアの首都ジャカルタ近郊のボゴールで開催された。世界92カ国から千人近い指導者が参加し、世代の違う指導者間の協力や弟子作り、世界宣教など、さまざまな課題について議論した。最終日の12日夜には、世界的な宣教団体「オペレーション・モビライゼーション」(OM)創設者のジョージ・バウアー氏が、指導者を含め福音派内に見られる「時間の浪費」に警鐘を鳴らし、人々に福音を伝えることの喫緊性を訴えた。

バウアー氏は閉会式の演説で、「今日の平均的な福音派の人々には、喫緊性(の認識)が欠けていると実感しています」と指摘。「今、ご自身の心を探ってください。時間をどのように使っておられますか。私の感覚では、OMの指導者たちをはじめ、非常に多くのキリスト教指導者たちが時間を浪費してもよいかのように思っているようです」と語った。

「私が聞き取りをしたところでは、多くの人は未信者の方々に主イエスについてほとんど話していません。私たちにはニュースを見る時間はあるようです。スポーツ観戦をする時間もあるようです。私はこれらのことが悪いと言っているのではありません。優先順位の話をしているのです。私たちは、キリストを知らない人々に手を差し伸べる必要があります。私たちが陥り得る霊的ゲットーがあることを知る必要があります」

世界福音同盟総会、大宣教命令の喫緊性訴え閉幕 92カ国から千人近くが参加
閉会式で、他の指導者と共に祈りをささげるOM創設者のバウアー氏(右から2人目)=12日(写真:同上)

このバウアー氏の演説は、WEA国際理事会議長でアフリカ福音同盟(AEA)会長のグッドウィル・シャナ氏が、総会で参加者に訴えたメッセージとも重なる。

シャナ氏は総会で、「世界の状況の喫緊性は、かつてないほど悪化しています。世界の状況は致命的です。私たちは、世界の貧困や人身売買、女性や子どもに対する日常的な虐待について何も聞いていないかのように行動することはできません。状況がどれほど悪いか知らないふりをすることはできません」と語っていた。

閉会式に出席したインドネシアのティト・カルナビアン内相は、イスラム教徒が多数派を占める同国でWEAの総会が行われたことを「光栄かつ誇りに思う」と述べた。

カルナビアン氏は演説の中で、テロに加わるよう勧誘され過激派となったイスラム教徒に対して、キリスト教が良き影響を与える可能性があると指摘した。また特に、シリアとイラクの平和に向けて働き掛けるよう政治家らに圧力をかけることで、世界のテロに対する闘いを支援するよう総会の参加者に訴えた。

「皆さんは平和の創設に貢献できるのです。今日、シリアやイラクにおける問題の中心に平和をもたらす支援をするよう、私たちは政治家たちを後押しすべきです。シリアやイラクに問題がある限り、それらの国々が有事となった場合、その影響はインドネシアや米国、ニュージーランドなど(他の国々)に及ぶことになります」

「この問題はイデオロギーによるものです。イデオロギーは弾丸では倒せません。イデオロギーは、別のイデオロギーでのみ倒せるのです。キリスト教などの他宗教が良き模範、良き宗教、平和的な宗教の事例を示すなら、悪者たちは恥を知ることになると私は信じています。うまくいけば、自分たちは過ちを犯していると後悔するでしょう」

世界福音同盟総会、大宣教命令の喫緊性訴え閉幕 92カ国から千人近くが参加
閉会式に出席したインドネシア内相のカルナビアン氏(左から2人目)と、WEA総主事のテンデロ氏(同3人目)=12日(写真:同上)

カルナビアン氏とWEA総幹事のエフライム・テンデロ氏は演説後、互いに対する贈り物を交換した。

加盟団体や各地域・国の福音同盟関係者らが一堂に会する総会が開催されるのは、2008年にタイ・パタヤで総会が開かれて以来11年ぶり13回目。総会期間中、テンデロ氏は今後の10年間にWEAを地球規模に拡大させるという「野心的な」計画を明かし、世界のすべての国に福音同盟を確立することなどを掲げた。

総会では、閉会前に「感受性、意図性、大胆さ」をもって福音主義を提示するという誓約を採択。テンデロ氏は閉会式で参加者一同のために祈り、世界に出て行き大宣教命令を完遂するため、各自の役割を果たすよう促した。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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