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一番得をする生き方 菅野直基

2020年10月6日09時02分 コラムニスト : 菅野直基
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ヨセフは父ヤコブに溺愛されて育ち、うぬぼれが強く、自分が何か特別な存在であるかのように感じていました。ヨセフはある日夢を見ました。兄弟たちの支配者になるというものでした。普通なら心に秘めておくものですか、それを兄弟たちに話しました。

兄弟たちは、父ヤコブがヨセフを特別扱いし、溺愛する姿を見るだけでもねたましく、憎いのに、ヨセフのうぬぼれを看過できず、兄弟が結託して殺そうとしますが、神が守られたのでしょう。奴隷としてエジプトに売られていきます。

ヨセフは奴隷ですが、主人のポテファルから気に入られました。しかし、主人の奥さんからも違った意味で気に入られました。

彼はヨセフの手に全財産をゆだね、自分の食べる食物以外には、何も気を使わなかった。しかもヨセフは体格も良く、美男子であった。これらのことの後、主人の妻はヨセフに目をつけて、「私と寝ておくれ」と言った。しかし、彼は拒んで主人の妻に言った。「ご覧ください。私の主人は、家の中のことは何でも私に任せ、気を使わず、全財産を私の手にゆだねられました。」(創世記39章6〜8節)

若いヨセフは、異国の地で悔しく、つらく悲しい日々を過ごす中で、人の温もりや愛情に飢えていたはずです。そんな時、ご主人の奥さんからの誘惑に会い、普通なら屠り場に引かれていく羊のようについて行ったことでしょう。

しかし、ヨセフはその誘惑をはねのけました。それは、自分によくしてくださっている神とご主人に対する感謝、そして「裏切ることはできない」という誠実さがあったはずです。誘惑に負けるということは、不実であり、裏切りだからです。

伝道者・牧師が気を付けるべき3つのGがあります。「ゴールド(金)」「ガール(異性)」「グローリー(名誉)」です。お金の問題や名誉の問題は、場合によっては大目に見てもらえる場合がありますが、異性関係の罪を犯した場合は、二度と牧師や伝道者を名乗れないほど信頼を失ってしまいます。

ヨセフには大きな夢がありました。もしヨセフが主人の奥さんの誘惑に負けたとしたら、ここで終わった可能性があります。そんな際どい誘惑をどうやって乗り越えることがてきたのでしょうか。ヨセフの固い意思だけでは太刀打ちできなかったはずです。

一重に神の恵みです。

牧師・伝道者に限らず、罪の誘惑は避けられません。前もって誘惑に合う可能性があると感じた場合は、そのシチュエーションを避けることが大切です。また、神様に「誘惑から守ってください」「私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください」(マタイの福音書6章13節)と祈りましょう。

どんな罪であっても、神様の目に隠せるものは一つもありません。短いスパンで見たら「やったもの勝ち」と感じても、長い目で見たら、必ず「やったもの損」になります。ヨセフのように、感謝をし、誠実に生きることが一番得をするのです。

何事にも神に感謝をし、「神様、私を罪の誘惑から守ってください」と祈りながら歩んでいきたいですね。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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