世界宣教祈祷課題(6月26日):エチオピア

2020年6月26日10時01分 執筆者 : 奥山実 印刷
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マダガスカルで発生したバッタの群れ(写真:Iwoelbern)

東アフリカから中国にかけて、各地で蝗害(こうがい)が懸念されている。近年、バッタの繁殖と移動の条件は良好なだけではなく、まさに理想的条件となっている。これは、2018年から19年にかけて、海水温の異常な上昇によってサイクロンがインド洋からアラビア半島に上陸し、砂漠がバッタの繁殖にまたとない最良の湿気をおびたためだ。東アフリカ諸国に至っては昨年の10月から11月の降水量が例年の3倍にもなったので、爆発的にバッタが増殖した。

バッタがヒマラヤ山脈を越えて中国に至るのかは専門家の間でも意見が割れているが、この5月に中国当局は農作物病害虫の防除に特化した初の条例を出し警戒レベルを上げている。

700億匹のバッタの群れは、ニューヨーク全体を埋め尽くす規模となり、1日に14万トン近くの穀物を食い荒らす。この6月7月は、多くの農作物の育成期で、タイミング的に非常に悪い。国連食糧農業機関(FAO)は、このため2500万人が食糧不足に陥ると懸念している。

そして、ここでも事態を深刻にしているのがコロナ禍の影響だ。相次ぐ航空便欠航のため、当該国にバッタ駆除の殺虫剤を十分に届けられないのだ。また各国がウイルス対策に忙殺されているため、他国の蝗害援助に手が回らない。

エチオピアでは洪水が発生し、辛うじて蝗害を免れた穀物が、今度は洪水によって駄目になってしまった。エチオピアでは既に8500万人が食糧不足になり、加えて50万〜100万人がこの6月に食糧不足になるとUSAID(米国国際開発庁)は報告している。ケニアでは70年に一度、ソマリアでは25年に一度の危機として、非常事態宣言が発令された。

コロナ禍と共に蝗害から各国が守られるように祈ろう。またこの困難が福音宣教を前進させるよう祈っていただきたい。

■ エチオピアの宗教人口
プロテスタント19・2%
正教会39・5%
カトリック0・7%
イスラム34・1%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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