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新型コロナウイルス

旧ソ連諸国のコロナ困窮者に75万食提供 米福音派団体が現地教会と協力

2020年6月11日11時15分
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関連タグ:ロシア新型コロナウイルス
旧ソ連諸国のコロナ困窮者に75万食提供 米福音派団体が現地教会と協力+
旧ソ連諸国の困窮者に配布される食料(写真:スラブ福音協会=SGA)

米国に拠地を置く福音派の団体が、新型コロナウイルスに伴う経済食糧難にある旧ソ連構成国の10カ国以上で、現地の協力教会を通して困窮者や貧困家庭に計75万食分の食料を提供した。

米イリノイ州に拠地を置くスラブ福音協会(SGA)は、東欧とアジアの6350以上の教会に奉仕しており、提携団体と協力して寄付金を集め、新型コロナウイルスの感染者が増加する地域の家庭に食料を提供している。

米ジョンズ・ホプキンス大学(英語)によると、ロシアは新型コロナウイルスの感染者が49万人を超え、米国、ブラジルに次いで世界で3番目に感染者が多い国となっている(10日現在)。死者も6千人を超え、首都モスクワでは9日にロックダウン(都市封鎖)が解除されたものの、感染者は依然増加している。

SGAのマイケル・ジョンソン会長は、クリスチャンポストの取材に次のように語った。

「諸教会はこのパンデミックにより、多くの人々が苦しんでおり非常に難しい状況にあると認識していますが、福音を宣(の)べ伝えるには、おそらくベルリンの壁が崩壊したときに匹敵するほどの好機にもなります。諸教会と奉仕者の方々は地域の人々に仕えるため、意欲的にそれぞれができることをやろうとしています。言葉と行いの両方においてです」

「彼らはすでに働きを行っています。私たちがしようとしているのは、ここ(米国)の人々と現地の教会をつなげ、現地の人々が近場で物資を購入し、食料や医薬品、その他のものを配布できるよう彼らを助けることです」

SGAは旧ソ連時代の1934年、現地のクリスチャンたちに極秘に聖書を提供することを目的に設立された。現在は旧ソ連諸国の諸教会に奉仕しており、ロシアのバプテスト・キリスト教福音連合(UECBC)と連携関係にある。

4月から独自の新型コロナウイルス対策キャンペーン「クライスト・オーバー・コビッド」(英語)を始め、世界に祈りを呼び掛けるとともに、米国内外の提携団体と協力して、困窮者のために奉仕をする現地の福音派教会の財源確保に努めてきた。ジョンソン氏によると、SGAはその巨大な教会ネットワークにより、たとえそれがシベリア北部のへき地であったとしても、旧ソ連圏内の国であればどこでも必要な支援を届けることができるという。

「私たちには、これらの国々で作り上げてきたインフラがあり、補給経路の施設を提供することで責任を果たすことができます。そのため私たちは支援を迅速に人々に届けることができるのです。これらの教会の奉仕者たちは、自国の人々に対する深い慈悲の心があり、助けを必要としている人々に接しているのです。この支援ネットワークの先には多くの人たちがいます」

教会奉仕者やボランティアたちが食事を提供した人々の中には、自殺寸前のところまで追い詰められた人や、数日間何も食べることができなかった人もいたという。「彼らは本当に人々の必要を満たしています。そして支援を受けた人たちの多くは、神の言葉に対して開かれています」

今回、最も支援を必要としている地域を識別するため、SGAはUECBCの各国の代表者たちと連携を取った。

「時間が経過するにつれ、支援を届けている諸教会のネットワークは広がり続けました。私たちはお金を送り、食料やその他のすべてのものは現地で購入され、必要としている人々に提供されました。教会はすでに誰に支援が必要なのか把握していました。多くの場合、教会の人が地元の役所に行って支援が必要な人々のリストをもらい、そのリストに記載されている人々を訪問しています」

SGAの広報責任者であるジョエル・グリフィス氏によると、必要とされている支援は地域によって異なるという。2014年に軍事衝突のあったウクライナでは、多くの人が移動できない状態にあり、家やアパートが爆撃で破壊されたままになっているが、引っ越しする費用もない状況だという。「この食料援助は彼らにとって不可欠です。だから、牧師たちはこの地域を訪問するのです」とグリフィス氏は語った。

中央アジアの貧困状況は深刻で、他国に比べて、新型コロナウイルスに十分に対応できていない国もあるという。「大きな都市に多くの関心が集中してしまいますが、辺境の村に行くと影響は深刻で、そこには少し大きな都市にはある医療インフラもありません。ですから、そういう所ではもっと大きな打撃を受けるのです」と述べた。

旧ソ連諸国のコロナ困窮者に75万食提供 米福音派団体が現地教会と協力
元孤児のスタスさん(左)は新型コロナウイルスの影響で失職した。彼の友人でメンターでもあるセルゲイさん(右)はSGAの支援を受けるロシア・スモレンスクの団体「オーファンズ・リボーン」で奉仕している。(写真:同上)

ジョンソン氏によると、SGAはこの他、ロックダウン中、現地の提携団体が孤児たちに食事を提供する働きの支援も行っているという。

「私たちは数百カ所の国営孤児院へのアクセスを持っていますが、経済が悪化して資金が足りないせいで、施設を閉鎖せざるを得なかった所が多くあります」

「多くの子どもたちは社会的孤児と呼ばれる子たちです。どういうことかというと、少なくとも親の一人は存命ですが、アルコール中毒や虐待などの理由で、その家庭から保護されているのです。とても困難な状況です。奉仕者たちは、こうした子どもたちの様子を見るために訪問し、安否を確認し彼らとその家族に食料を届けています」

米国はすでに経済再開に向けた舵を取り始めているが、SGAが奉仕する国々では新型コロナウイルスの影響がさらに長引くと、ジョンソン氏は予測している。

「先日、ロシアの感染者数が急に増えました。私たち(米国)に比べると、3~4週間くらい遅れて、これら(SGAが奉仕する)の国々では感染拡大が始まっています。彼ら(旧ソ連諸国)は私たち(米国)よりもっと難しい状況に置かれています。なぜなら医療インフラが不十分だからです。そして、これらの国々に大きな影響を与え、さらに燃料価格でも大きく左右されるロシア経済が崩壊しつつあります。その影響が周辺諸国に及んでいるのです」

ジョンソン氏は「依然として多くの懸念事項がある」と強調する一方で、支援の結果、多くの人がキリストの元に来ていると語った。

モスクワにあるロシア聖書教会のエフゲニー・バフムツキー牧師は、現地の牧師たちが昼夜を問わず働き、困窮者の自宅を訪問し、メッセージを伝えたり、相談に乗ったりしながら物資を提供していく中で、「驚くほどの真理への飢え渇きと、福音に開かれた心が人々の間で見られます」と述べている。

「私たちの教会はモスクワで支援のための基金を設立しました。(名ばかりのイスラム教徒も含め)ノンクリスチャンの人たちですら、この基金のために献金をしています。私たちはボランティアとして毎日働いています。想像できるでしょうか。私たちは現在、未信者のため、ZOOM(ズーム)によるオンライン聖書勉強会を、十数個のグループで行っているのです。以前私たちはこんなことが可能になるとは夢にも見ていませんでした」

「多くの人々は最悪の事態に向けて準備をしています。喜びを見いだすことは、ほとんどできません。しかし、諸教会は私たちの社会で本当に喜びのあふれる場所になりました。私たちの教会ではこのパンデミックの期間、キリストの中で信仰に導かれ、15人の人たちがもうすぐ洗礼を受けようとしています。皆さんの心のこもった支援のおかげで、これらすべてのことが起きているのです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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