「日本は戦争の苦しみへの自覚を持つ国」 教皇フランシスコが来日前にメッセージ

2019年11月18日19時23分 印刷
+ローマ教皇フランシスコ
ローマ教皇フランシスコ=2015年(写真:エクアドル外務省)

23日から26日まで日本を訪れるローマ教皇フランシスコが、来日を前に、日本の人々に向けたあいさつのメッセージを語った。教皇庁のバチカン・ニュース(日本語版)が18日、動画と共に伝えた。

教皇はメッセージで、「日本は戦争によって引き起こされた苦しみへの自覚を持つ国」と言い、核兵器反対への強い思いを強調。核兵器の使用は倫理に反するとし、「核兵器の破壊力が人類の歴史に二度と解き放たれることがないように、皆さまと共に祈ります」と語った。

また、来日テーマに選んだ「すべてのいのちを守るため」は、武力紛争により平和的共存が脅かされる状況を前に「特別な重要性」を帯びていると指摘。多様な宗教文化間においては「対話の文化」「兄弟愛」が大切だとし、これらは「分裂の克服、人間の尊厳の尊重の推進、すべての民族の統合的発展を助ける」と訴えた。

一方、来日テーマ「すべてのいのちを守るため」は、教皇が2015年に発表した環境保護を主要テーマとした回勅『ラウダート・シ』から来ている。教皇はメッセージで、日本の自然の美しさにも触れ、次のように語った。

「この訪問はわたしにとって、日本特有の自然の偉大な美しさを賛美し、桜の花に象徴される日本の文化の素晴らしさと共に、わたしたちの共通の家である地球を含めた、すべてのいのちを守ることを推進、強化したいとの共通の思いを表す機会にもなるでしょう」

タイ訪問後に日本を訪れる教皇は、23日午後5時40分に羽田空港に到着する予定。翌24日には長崎に向かい、長崎爆心地公園で核兵器に関するメッセージを伝え、長崎県営野球場でミサを行う。その後、広島に向かい、広島平和記念公園で行われる「平和のための集い」に参加する。

25日は東京で、東日本大震災被災者との集いに参加し、天皇や首相らと会談する。この他、東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われるカトリックの青年向けの集いにも参加し、東京ドームでは大規模なミサを行う。そして26日、上智大学などを訪問した後、ローマへの帰途に着く。

教皇のメッセージは、来日公式サイトでは、日本語、英語、スペイン語で公開されている。

関連記事:ローマ教皇フランシスコの来日日程、バチカンが詳細を発表

■ 教皇フランシスコの日本人へ向けたメッセージ

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