宣教の現場で働く人たちに学びの場を 東京で「宣教人財育成セミナー」始まる

2019年9月28日20時24分 印刷
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「宣教人財育成セミナー」で講演するジョシュア佐佐木氏=7日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で

教会の成長拡大に貢献する「人財」を育成しようと、神学校「ワーシップ!ジャパン(宣教人財育成学院)」が7日、牧師や信徒リーダーを対象にした全10回の公開セミナーをお茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で開講した。宣教の現場を意識した実践的な内容で、同学院のジョシュア佐佐木学長が講師を務める。毎月1回、原則第1土曜日に1日完結型のスタイルで開催する。第1回となるこの日のセミナーには、21人が参加した。

国内唯一となる音楽系の神学校として2002年に開校した同学院はこれまで、音楽奉仕者の育成に特化し、国内における教会音楽の質的向上に貢献してきた。佐佐木氏は、宣教の実を結ぶ国内外の教会を研究する中で、「教会の成長拡大」が教会音楽の質的向上と車の両輪のように密接に関わり合っていることに気が付いた。音楽奉仕者に限らず、広く教会の成長拡大に貢献する「人財」をしっかりと育成しなくてはいけないとの結論に達したという。「宣教人財の育成は急務」と佐佐木氏は力を込める。

加えて、宣教の現場でさまざまな壁にぶつかり、思い悩む若手の牧師たちが増えていることも、セミナー開催の理由の一つだという。佐佐木氏は、「企業に研修期間があるように、宣教においても現場に行ってから学べる仕組みが必要だと思う。日本には、いったん現場に出てしまった伝道者をケアするトレーナーも仕組みもないので、そういうものをこれからしっかりと皆で力を合わせて作っていきたい」と話した。

宣教の現場で働く人たちに学びの場を 東京で「宣教人財育成セミナー」始まる
時折メモを取りながら講演に聞き入る参加者たち

この日は、全10回にわたるセミナーの概要を佐佐木氏が説明した。次回のテーマ「ミニストリーの目的を明確にする」については、多くの教会でただのルーティンワークになりがちな受付係と駐車場係を例に挙げ、ミニストリーの目的を明確にすることがどれだけ重要かを強調した。

「重要なポイントは、初めて教会に来た人が、初めて顔を合わせる、初めて言葉を交わすのがこの受付係だということ。駐車場係は受付係よりもっと前に人と接してしまう」。世界的に知られるオーストラリアのヒルソング教会の集会に参加したある知り合いが、駐車場係のあまりに親切な対応に感動し、献身を決意したという実話を紹介。「何のためにミニストリーをやっているのかをいつもリマインドし、一つ一つのミニストリーを大切に行っていくことを心掛けてほしい」と話した。

セミナーが目指すのは、単なる知識の習得ではなく、参加者一人一人が意識を持って奉仕の技術を上達させ、宣教の現場で実践できるようになること。佐佐木氏は、「うわべだけで理解しても、行動として出るまでには時間がかかる。知識として吸収する、自主トレする、それがちゃんと現場で使えるようになる。これが一つのサイクルになるので、続けて受講してほしい」と呼び掛けた。

次回以降は、「ミニストリーの具体的な目標を設定する」(第3回)、「福音の価値について」(第5回)、「宣教事業で必要な技術を磨く」(第10回)など、毎回テーマを絞り内容を掘り下げていく。受講料は各回3300円(税抜)。時間は各回とも午後1時から5時までで、開会礼拝、講義、質疑応答、閉会の順で行われる。また毎回、参加者には修了証が授与される。問い合わせは、同学院(メール:worship3939@gmail.com、ファックス:03・3518・9897、担当:萩原)まで。申し込みは、メール、ファックスのほか、専用フォームで受け付けている。

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