米ワシントンの「聖書博物館」が「盗品」筆写本を返還

2018年8月20日21時13分 印刷
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米首都ワシントンにある聖書博物館(写真:Fuzheado)
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【CJC】2017年11月に米ワシントンで開設された「聖書博物館」は、所蔵していた中世の4福音書の筆写本が盗品と分かり、本来の所有者アテネ大学に返還することになった。

同博物館のスポンサー、クラフトストアチェーン「ホビー・ロビー」が、イラクからの筆写本不法輸入への罰金300万ドル(約3億3千万円)支払いに同意したことで、今回の返還につながった。

この筆写本は12世紀のもので「マニュスクリプト18」と呼ばれる。1991年以来、所在不明となり、7年後にロンドンで開かれたサザビーズオークションに出品され、匿名の入札者に落札された。

「ホビー・ロビー」のオーナー、スティーブ・グリーンが購入したのは2010年になってから。14年に同博物館に寄贈した。

博物館キュレーター主任のジェフ・クロハ氏は、返還決定に特別な問題はなかった、と宗教専門RNS通信に語った。

「私たちは『聖書博物館』だから、『人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい』なのだ」と、マタイによる福音書7章12節(注参照)を引用して語った。

「マニュスクリプト18」は現在、アテネ大学との協定により公開展示され、10月1日に正式に返還される。

注:「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイ7:12)は日本聖書協会の新共同訳。本記事の原文(英語)は、「他人にしてほしくないことのように、他人がしてほしくないことを他人にするな」と訳せる。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。
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