Skip to main content
2025年8月23日15時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(31)真理はあなたがたを自由にする 広田信也

2017年10月19日06時46分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也ブレス・ユア・ホーム

「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」(ヨハネ8:31、32)

国立国会図書館法の前文に「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される」と書かれている。

この文章の中にある「真理がわれらを自由にする」という1節は、聖書の言葉の引用のようだが、国会図書館東京本館のホールに、日本語とギリシャ語で刻まれたことで、その由来によらず有名になった。

私は、自動車会社の研究所に長年勤務していたが、以前、私の上司がこの1節を用いて、私たちに「真理探究」の重要性を強調したことがあった。

仕事は将来エンジンの研究開発であったが、確かに新技術の探究には、この自然界を支配する現象の正しい理解が不可欠だった。正しい理解をした者だけが自由に技術開発ができるということを、上司は言いたかったのである。

このような上司に恵まれたおかげで、エンジン燃焼室や排気ガスの中で起こっている現象を随分と学ばされ、30年以上の経験の中で比較的深い知見を得たように思う。

しかし、退職する際、私の書類棚には、解析できていない意味不明のデータが山積みされていた。経験年数を重ねるほど、真理の探究どころか、理解できない現象は増え続けていたのだ。いつの日か解析できるだろうと安易に考え、データを保存してはいたが、結局そのまま会社を去ることになった。

この世界に満ちるものは神様の知恵によって造られたのだから、どのような自然現象であっても、人が完全に理解することはできない。経験が増すほど分からないことが増えるのは、当然のことかもしれない。

結局のところ、私の研究開発の成果は、被造物の中に見られる神様の知恵の深さと自分の未熟さを認めることだったように思う。おかげで、仕事を通して神様に頼ることを教えていただいた。

「真理はあなたがたを自由にします」という聖書の言葉の前文は、「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り」となっている。

聖書の意味するところは、イエス・キリストの言葉を信じる者は、イエス・キリストの弟子となり、真理を知り、自由を得ることができるということである。

聖書の指し示す真理は、信仰により恵みによって知ることができるのであって、決して人の努力で得られるものではない。人はいつも真理を求め、探求するものだが、人の力でたどり着く結論は、真理からは程遠いものになる。

私は、会社を退職後、牧師になって多くの人の終末に寄り添うことになった。牧師としての経験に乏しい者が、どのように寄り添うべきかと戸惑うこともあるが、長年の企業における研究開発の成果は、私の心を自らの足りない経験ではなく、イエス・キリストに向かわせてくれる。

大切な家族を失い、悲しみの中にある遺族の前で、ただ神様に頼ることを心掛けている。「死」という避け得ない障壁を前に、自らの力では到底成し得ないことだが、故人と遺族をこよなく愛されるキリスト自身が、苦難の場を慰めの場に変えてくださることを知るのである。

「私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです」(Ⅱコリント1:5)

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也ブレス・ユア・ホーム
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(30)希望あふれるエンディング 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(29)続・エンディング産業 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(28)エンディング産業 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(27)微笑から宣教の扉が開く 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(26)主と共に「死」に寄り添う 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 誇り高き勇士 穂森幸一

  • ワールドミッションレポート(8月23日):アルゼンチンのために祈ろう

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(26)故郷の没落

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(240)聖書と考える「レプリカ 元妻の復讐」

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.