Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

アーシア・ビビさん、サハロフ賞にノミネート 冒とく罪で死刑判決のパキスタン人女性

2017年10月10日17時02分 翻訳者 : 山本正浩
  • ツイート
印刷
関連タグ:アーシア・ビビパキスタン冒瀆罪イスラム教
アーシア・ビビ+
アーシア・ビビさん(写真:英国パキスタン・キリスト教協会=BPCA)

イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとして、冒とく罪により死刑判決を受けているパキスタン人のキリスト教徒、アーシア・ビビさんが、「思想の自由のためのサハロフ賞」にノミネートされた。同賞は、人権と思想の自由を守るために献身的な活動をしてきた個人や団体を表彰するために、欧州議会が1988年に創設した。

ビビさんは2010年、パキスタンの女性としては初めて冒とく罪により死刑判決を受けた。死刑判決が出てからすでに約7年が経過しており、昨年上告したが、パキスタン最高裁は期日未定で上告審を延期している。

ビビさんは、子ども5人を持つ母親で、一家は住んでいたパンジャブ州の村では唯一のキリスト教徒の家族だった。ビビさんはその村で、イスラム教に改宗するよう繰り返し要求されたという。あるイスラム教徒の女性が、キリスト教を信仰するビビさんを「汚れている」と考え、ビビさんが女性と同じ器を使って水を飲んだことで論争になった。その後、冒とく罪で訴えられたビビさんは有罪となり、絞首刑による死刑判決を言い渡された。

ビビさんによると、女性がキリスト教を嘲笑したとき、ビビさんはこう応えた。「私は私の宗教と、人類の罪のために十字架で死んだイエス・キリストを信じます。あなたの預言者ムハンマドは人類を救うために何をしたのですか」。この発言により、ビビさんはムハンマドを侮辱したと訴えられ、逮捕された。

欧州議会の会派「欧州保守改革グループ」の所属議員であるピーター・ファン・ダレン氏(オランダ)が、サハロフ賞の受賞候補者としてビビさんを推薦した。「ビビさんの裁判には、宗教の自由を表明するためにひたすら忍耐している方々にとって、象徴的な重要性があります」と言う。

パキスタンのアナリスト、カリーム・ディーン氏は、バチカン(ローマ教皇庁)のフィデス通信(英語)に次のように語った。

「ビビさんが置かれている状況の中に、世界のキリスト教徒の状況が見えます。ビビさんの裁判は、基本的人権に関してすべての少数派が直面している不安を悲劇的に表しています」

「(冒とく罪は)少数派に対する国家的抑圧の道具になっています。為政者たちは、冒とく法を改正する勇気とビジョンを持つべきです」

サハロフ賞には今年、ビビさんを含め計6候補がノミネートされた。他の候補者は次の通り。グアテマラの人権擁護家アウラ・ロリータ・チャベス・イクスカック氏、トルコの親クルド人政党「国民民主主義党」(HDP)の共同議長であるセラハッティン・デミルタシュとフィゲン・ユクセクダーの両氏、スウェーデン系エリトリア人の良心の囚人であるダウィット・アイザック氏、ベネズエラの反体制派、ブルンジの人権擁護家ピエール・クラバー・モボニムパ氏。

候補者は今後、今月10日に3人に絞られ、26日に最終的な受賞者が発表される。授賞式は12月にフランス北東部の都市ストラスブールで行われ、受賞者には賞金5万ユーロ(約660万円)が贈られる。

サハロフ賞の名称は、旧ソ連の物理学者で反体制運動家のアンドレイ・サハロフ氏(1921〜89)に由来する。第1回の受賞者は、反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動を指導した南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラ氏で、これまでにミャンマーの民主化運動の指導者で現在、国家顧問を務めるアウンサンスーチー氏や国連などが受賞している。また、2014年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞したパキスタンの人権活動家、マララ・ユスフザイさんも、前年13年にサハロフ賞を受賞している。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:アーシア・ビビパキスタン冒瀆罪イスラム教
  • ツイート

関連記事

  • 冒とく罪で死刑判決の母親アーシア・ビビさんの上告審延期 なぜ?今後の展開は?

  • FB投稿に「いいね!」の16歳少年、イスラム教への冒とく罪で最大禁錮10年の危機 パキスタン

  • EUが宗教・信仰の自由に関する報告書を発表、キリスト教徒へ対する世界規模の迫害示す

  • パキスタンの学校で生徒が殴られ死亡、転校3日目 宗教理由にいじめか

  • フェイスブックで預言者ムハンマドを冒とく、パキスタンで死刑判決

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.