Skip to main content
2025年9月17日12時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般

説教者に変えられた元奴隷商人 「アメイジング・グレイス」の作者、ジョン・ニュートンの7つの言葉

2017年7月31日00時20分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ジョン・ニュートンイギリス奴隷制度
説教者に変えられた元奴隷商人 「アメイジング・グレイス」の作者、ジョン・ニュートンの7つの言葉+
ジョン・ニュートンの肖像画

去る7月24日は、奴隷商人から賛美歌作家、説教者に変えられた人、ジョン・ニュートン(1725〜1807)の誕生日だった。ニュートンは、多くの人々に愛されている賛美歌「アメイジング・グレイス」の作者として広く知られている。

「驚くばかりの 恵みなりき この身の汚れを 知れる我(われ)に」(新聖歌233)。教会に行ったことがない人も、どこかで耳にしたことがあるであろうこの歌詞を、ニュートンは1779年に発表した(作詞したのは1772年)。「アメイジング・グレイス」は、今日も教団教派を超えて歌い継がれている定番の賛美歌となっている。この歌は深く自伝的な響きを持ち、ニュートン自身の劇的な回心の経験がその根底に流れている。

ニュートンは1725年、貿易船の船長の息子としてロンドンで生まれた。母は熱心なクリスチャンだったが、ニュートンが7歳になる前に病死する。ニュートンは11歳で父と共に船に乗るようになり、さまざまな経緯を経て奴隷貿易に携わるようになった。その頃のニュートンの評判は、反抗的で、罰当たり、不親切というものだった。

しかし、ニュートンが22歳の時に転機が訪れた。1748年5月10日、激しい嵐が船を襲い、転覆の危機にあった船中でニュートンは神の慈悲を求めて必死に祈った。船は奇跡的に嵐を免れ、この経験がニュートンの回心の「始まり」となった。1754〜55年の間に、ニュートンは奴隷貿易をやめ、その代わりに神学を学び始める。そして1764年、ついに英国国教会の牧師になった。

ニュートンは、黒人たちをまるで家畜のように扱う奴隷貿易を直ちにやめるわけではないが、最終的には過去の生き方と決別し、その罪を悔い改め、奴隷貿易に反対した政治家、ウィリアム・ウィルバーフォースと共に奴隷貿易廃止運動を活発に推進した。ニュートンは奴隷がひどい扱いを受けていることを正直に語り、1807年3月、英国はついに奴隷貿易を禁止する。そして同年12月、82歳で地上での生涯を終える。

ニュートンは多くの作品を残した賛美歌作家であり、詩人ウィリアム・クーパーとの共作『オウルニィの讃美歌集』(1779年)は、英国国教会で影響力のある歌集となった。晩年、失明に苦しむが、「アメイジング・グレイス」で述べられているように、彼の心の目はそれまで以上にはっきりと見えるようになったのである。

ニュートンが残した言葉の中から、洞察に満ちた以下の7つの言葉を紹介する。

1. 私は、自分がなるべき状態にはなく、自分がなりたい状態でもなく、天国でそうなるようにと望んでいる状態でもない。しかしそれでもなお、私はかつての自分ではない。そして神の恵みによって、私は今の自分であるのだ。

2. 私たちの前にある栄光に満ちた希望を、喜びを持って思いはせることは、地上での短い生涯を改善するよう、私たちを支え、奮い立たせる。そして主の恵みを賛美し、栄光が主に帰されるために、この邪悪な世にあって光として輝く聖なる志で私たちを満たす。主は、私たちを暗闇からご自身の栄光に満ちた光の中へと召し出してくださったのである。

3. 人が裁判で勝ち、敵を黙らせたとしても、それと同時に、主がお喜びになり、主の臨在が約束されている謙遜で優しい霊の炎を失うなら、それは何の益となろうか。

4. 真に謙遜な者は、容易に怒ったり、他人をけなしたり、批判したりすることはない。彼は罪人である仲間の弱さに同情し、優しい態度を取るだろう。彼は違いがあるなら、それは恵みのみによることを知っている。彼は自分の心にはあらゆる悪の種があると分かっている。そしてすべての試練と苦悩の下で、彼は主の御手に目を向け、自分の口をちりに付ける。彼は、自分の不義によって当然受ける苦しみよりも、はるかに少ない苦しみしか与えられていないことに感謝する。

5. 真夏の太陽は輝くが、やがて薄暗い日が来る。野原は、緑豊かに見えるよう無駄な努力をする。しかし私が主にあって幸福を感じるとき、12月は5月と同じぐらいに喜びに満ちている。

6. 心配のすべてが、私たちのために血を流してくださったお方の御手の中にあると知ることは、言葉に表せないほどに素晴らしい。

7. 多くの危険、労苦、わなを通って、私はすでにここまで来た。ここまで私を安全に導いてくださったのは恵みです。そしてこの恵みは、私を天のわが家まで導いてくださるでしょう。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ジョン・ニュートンイギリス奴隷制度
  • ツイート

関連記事

  • ジョン・ウェスレー:信仰、伝道、神を第一にすることに関する10の言葉

  • 米ジョージタウン大学、奴隷制度に加担した歴史を謝罪へ

  • 英国で「現代の奴隷制」の被害者急増、救世軍が報告

  • 現代の奴隷制度撲滅へ 諸宗教指導者が共同宣言

  • カトリックとプロテスタント各派が心を1つに賛美する日本最大規模のエキュメニカルな集会 第33回教会音楽祭開催

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.