百人一読―偉人と聖書の出会いから(52)松下幸之助 篠原元

2017年7月25日08時12分 コラムニスト : 篠原元 印刷
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松下幸之助(写真:時事画報社「フォト(1961年8月15日号)」より)

今回のコラムは、「百人一読」連載から1年経過の記念版です。ここまで、第1回目の三浦綾子のストーリーから始まり、52回のコラムを連載させていただけたことを、キリストの神様に感謝いたします。

第1回目は、日本を代表する作家三浦綾子でしたが、初連載から1年がたったこの52回目は、日本を代表する大経営者であり、偉大な実業家でもある松下幸之助の言葉から始まります。

パナソニックの創業者である松下幸之助が、こう語っています。「 “はじめに言葉あり”という句が聖書の中にあるそうです。その宗教的な深い意味は私はよく知りませんが、私が経営においてやってきたのは、いわばそういうことだったのです。最初に一つの発想をし、それを “このようにしよう”ということばにあらわし、みんなで達成していくということです」(『100人の聖書』82~83ページ参照)

偉大な実業家、経営者であった松下幸之助が、自身の経営においてやってきたことは何だったのでしょうか?

それは、聖書に書いてある「はじめに言葉あり」という言葉と、松下幸之助自身がリンクさせています。つまり、松下幸之助が経営において成してきたことは、良いと思われることを発想し、考え、計画し、それをみんなに伝えて、みんなで達成してきたことだというのです。

ぜひ、今日から皆さんの生き方をこのような生き方にしてみませんか? 皆さんの口から出る言葉で、仲間たち、同僚たちと一緒に新しいものを築いていこうではありませんか。

まずは、聖書を読んでみてください。聖書を読んでいると、「アッ!」というひらめきや「これだ!」というアイデアが生まれるものです。それを、皆さんが言葉として発することによって周囲の方々に伝達し、それをみんな(グループ)で達成していければどんなに素敵でしょうか。

まずは、聖書ですね。世界のベストセラー、聖書です。人間のアイデアや計画や発想には限界があります。でも、古代から読み続けられている不朽の書、聖書には、知恵やアイデアが山のように隠されています。ぜひ、まずはこの聖書を読んでみることから始めませんか? ちなみに、聖書はクリスチャンしか読めない難しい書物ではありません。誰でも読んでいい書物です。今からすぐに読める書物です。

その上で、聖書を読むことによって与えられたアイデアやひらめき、知恵、そして計画を自分1人で成し遂げようとしないで、言葉に表すことによってみんな(グループ)に伝達してみませんか? これが新しい生き方です。

聖書は、力を合わせるなら良い報いがある。また、1人なら負けて終わりでも、力を合わせる人と一緒なら立ち向かえると教えています。1人で頑張るのでなく、みんな(グループ)で助け合い、励まし合い、頑張ることによって、その良い計画、素晴らしいアイデアを達成させることができ、また喜びや感動を共有することができます。

松下幸之助とは関係ありませんが、EIMSというクリスチャン女子大生たちのバンドチームがあります。熱い3人組で、エネルギッシュに、素晴らしい活動をしています。彼女たちが出演するキリスト教のテレビ番組を見ました。3人のチャレンジと一致団結したひたむきな姿に感動です。番組の中で「自分がパニック状態になったときに、代わりにやってくれる相手がいて、あーよかったと、思えた」、また、「2人がいなければ、とっくに音楽をやめていた」という趣旨のことを正直に告白しています。

本当にそうですよね。1人でやろうと頑張っていても、ある日落ち込んで、自分1人なので励ましてくれる人も慰めてくれる人もいなくて、「ハイ、終わり!」ってことになってしまうことがありますよね。でも、誰かと一緒ならば(グループならば)力を合わせて、励まし合い、慰め合えるものです。たとえ、誰かが落ち込んでも、他の誰かが手を差し出し、または声を掛け、もう1度みんなでやり直すことができます。

みんなで努力し、達成することによって、みんなで喜び、時にはみんなで泣き、素晴らしい時間を共有できることと思います。

ぜひ、聖書を読み、そして聖書を読むことによって与えられた発想、計画、アイデアを言葉にすることで伝達して、みんなで新しい8月から(夏休み明けから)何かを成し遂げていってください!

キリストの神様にも多くの人にも喜ばれる偉大な働きが、皆さんを通して成されていき、スゴイことになればいいですね。

簡単なことからスタートできると思います。皆さんが聖書を読むことから始まる、新しい活動、新しい働き、新しいムーブメントが、すぐそこにあります!

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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書

『100人の聖書』

本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)

ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

篠原元

篠原元(しのはら・げん)

1991年7月、東京都千代田区生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。JTJ宣教神学校卒業、アンテオケ国際宣教神学校卒業、同神学院中退。現在、VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、またテレビ番組「ライフ・ライン」などに出演するなど多方面で活動中。2017年1月に有志のメンバーにより設立された社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』(発行:イーグレープ)がある。

炎リバイバル教会ホームページ

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