明治学院大キリスト教研究所、「アジア神学セミナー」開講 5月から

2017年2月22日23時00分 記者 : 内田周作 印刷
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明治学院大学キリスト教研究所は5月から、日本を含むアジアの教会やキリスト教主義学校、キリスト教団体などが日常的に直面する課題を取り上げ、オムニバス方式の講義、演習、討議を行う「アジア神学セミナー」を開講する。春・秋学期各10回の講義を予定しており、今年度は「東アジアの課題に向き合うキリスト教(日中韓)」がテーマ。

東アジアのキリスト教史を中心に、アジアにおける「欧米文明化」型キリスト教宣教とそれを支えてきた神学・キリスト教倫理の見直し、アジアの文脈における聖書の読み方など、キリスト教の根幹に関わるさまざまな問題も取り上げる。

対象は、カトリック・プロテスタント各教派の聖職者や神学生、教会員、キリスト教主義学校の聖書科・宗教科教諭、キリスト教団体職員などで、特定の教派に限定することなく、多様な信仰の視点を重視しているという。セミナーでは、受講生自らが、牧会や教育の現場、職場などで経験する具体的な事例を持ち寄り討議することで、アジアの人々の日常生活の中に溶け込んでいる多様な宗教的感性とキリスト教の接点を掘り起こし、そこにある固有の課題をキリスト教神学の諸概念とつきあわせて考えていく。

講師には、同大教授で同研究所長の徐正敏(ソ・ジョンミン)氏(日韓キリスト教関係史)のほか、同志社大学教授の原誠氏(日本キリスト教史)、恵泉女学園大学教授の李省展(イ・ソンジョン)氏(東アジア近代史)、明治学院大学教授の渡辺祐子氏(中国キリスト教史)ら、日中韓のキリスト教史専門家らなどが並ぶ。

期間は、春学期が5月8日〜7月10日、秋学期が10月9日〜12月11日(各10回)。毎週月曜日午後6時25分〜同9時35分に、明治学院大学白金キャンパス(東京都港区白金台1−2−37)で行われる。受講料は各学期2万円。募集人数は約10人。申し込みは、受講申込書(PDF)を記入し、同研究所(電話:03・5421・5210、FAX:03・5421・5214、メール:kiriken@chr.meijigakuin.ac.jp、開室時間:平日午前10時〜午後5時)まで。締め切りは3月31日(金)。

■「アジア神学セミナー」開講スケジュール

<春学期>
5月8日 「アジア神学」序説、春学期オリエンテーション 徐正敏(明冶学院大学教授)
5月15日 アジアと日本の文脈より聖書を読む 永野茂洋(明冶学院大学教授)
5月22日 プロテスタント受容と国家 原誠(同志社大学教授)
5月29日 「近代日本」に与えたプロテスタント宣教師の影響 中島耕二(明冶学院大学客員教授)
6月5日 近代文学とキリスト教 嶋田彩司(明冶学院大学教授)
6月12日 日本の近代化とキリスト教学校教育 大西晴樹(明冶学院大学教授)
6月19日 東アジアの近代化とキリスト教学校教育 李省展(恵泉女学園大学教授)
6月26日 国体と教会 植木献(明冶学院大学准教授)
7月3日 中国「近代化」とキリスト教 渡辺祐子(明冶学院大学教授)
7月10日 近代韓国キリスト教史概説 徐正敏(明冶学院大学教授)

<秋学期>
10月9日 キリスト教で繋(つな)がるアジアと日本1―日韓関係論、秋学期オリエンテーション 徐正敏
10月16日 キリスト教で繋がるアジアと日本2―日中関係論 渡辺祐子
10月23日 在日韓国キリスト教の歴史と神学―「寄留民神学」 李省展
10月30日 記憶と継承:日韓の近代キリスト教遺跡 洪伊杒(ホン・イピョ、日本基督教団京都教区牧師)
11月6日 少数者の書物としての聖書と聖書学 永野茂洋
11月13日 「日本的神学」の興隆と衰退 植木献
11月20日 学校教育における国家とキリスト教信仰 大西晴樹
11月27日 境界を生きる文学―李光洙(イ・グァンス)の例― 嶋田彩司
12月4日 宣教師と日本の初期キリスト者たちの関係 中島耕二
12月11日 アジアの「状況神学」の歴史と展望、エピローグ 徐正敏

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