Skip to main content
2025年9月3日23時05分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

「将来の改訂せず」の決定は「間違いだった」 英語標準訳聖書(ESV)

2016年10月3日13時18分 翻訳者 : 山本正浩
  • ツイート
印刷
関連タグ:英語標準訳(ESV)クロスウェイ
英語標準訳聖書(ESV)、将来の改訂はせず KJV同様に永続化を決定+
英語標準訳聖書(English Standard Version=ESV)

米キリスト教出版社「クロスウェイ」は、英語標準訳聖書(English Standard Version=ESV)の訳文を、「今後は将来の全ての版で変更しないことを決定した」と、約1カ月前に発表した。しかし今度は、「その決定は間違いだったと確信」し、「訳文は定期的に改訂されることになるだろう」と述べている。

前回の決定の背景にあった目標は、「ESVの訳語を固定化し、来るべき世代においても用いられるものとなるよう、読者にサービスを提供することだった」と、クロスウェイは声明の中で述べている。「私たちの願いは、聖書朗読、聖句の暗唱、説教および典礼のニーズに世代を超えて世界的に役立つ、固定化された標準的訳文が存在することでした」

しかし、「その決定は間違いでした」と、クロスウェイのレーン・T・デニス会長兼最高責任者(CEO)は述べた。デニス会長は「私たちはこの判断ミスにより、ESVの読者に懸念を持たせたことを謝罪するとともに、私たちが進むべき道だ考えていることについて、説明したいと思っています。また何にもまして私たちが願うのは、主の御心にかなうことを行うことです」

クロスウェイの理事会とESV翻訳監督委員会は今年の夏の初め、ESVの訳語は「著作権が存続する限り」変更しないことを全会一致で決定し、ESVは「1998年のクロスウェイの理事会によって権限を与えられて開始された17年以上に及ぶESV翻訳監督委員会の包括的な働きの頂点だ」と述べていた。

この決定は52単語の改訂を行った後に行われ、「ESVの訳文への非常に限られた数の変更であり、このような変更はESVの訳文の正確さ、精密さ、理解をさらに高めるものです」とされていた。

しかしクロスウェイは現在、次のように述べている。「その目標を達成する手段は、訳文を恒久的に確立することではなく、むしろ時の流れとともに、聖書本文の(考古学的)発見や英語(そのもの)の変化など、聖書に関わる学問的現状を反映する訳文として定期的に改訂を継続することです」

一方、改訂は「最小限かつまれ」になる可能性が高いとし、「御言葉に忠実であるには、原則的に改訂に対してオープンである必要があります。クロスウェイの理事会とESV翻訳監督委員会は、そのような改訂は妥当であると以前から考えております」と言い添えた。

クロスウェイは声明で、ESVの序文を引用している。序文には次のようにある。「私どもは、完璧な聖書翻訳が存在しないことを知っております。また、神がご自分の栄光のために、不完全で不十分なものを用いることも知っております。ですから私どもは、この聖書が有用なものとなるよう祈り、多くの助力があったことへの感謝を表明し、神がこのような記念すべき取り組みを託してくださった驚きを覚えつつ、三位一体の神とその民の前に、私どもが成し遂げた働きをおささげします。ただ主にのみ、栄光がありますように!」

一部の聖書学者らは、当初の発表が行われる以前に、訳語の改訂に懸念を表明していた。

米ノーザン・バプテスト神学校のスコット・マックナイト教授(新約聖書学)は、クリスチャンポストに次のように語っていた。「創世記3章16節の新しい訳文は、夫婦間にある仲違い、疎外や摩擦が、エバに対する呪い(の結果)であり、神が定めたものであることを示唆している」「この聖句をそのように訳すことにより、ESVは、夫と妻の中に歪んだ性質があるという印象を生み出している」

マックナイト教授は、一部の人はESVが、妻は反抗的で夫は権威主義的なものとして描写していると考えるだろうと付け加え、「それは、潜在的に危険で残念な解釈だ。というのは、夫は妻を支配してもよいという誤った既成概念を、一部の心無い男性に抱かせることになるからだ」 と述べていた。

ペンシルバニア州ハットフィールドにある聖書神学校のキャロリン・カスティス・ジェームズ教授も、教会指導者の連携を促進する団体「ミッショー・アライアンス」への投稿の中で、次のように述べていた。「ESVの不自然な訳文の故に、教会でESVを使っている牧師たちは、信徒らによる聖書交読に割って入り、この箇所の実際の意味は『兄弟姉妹』だと説明していると聞いております」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:英語標準訳(ESV)クロスウェイ
  • ツイート

関連記事

  • 英語標準訳聖書(ESV)、将来の改訂はせず KJV同様に永続化を決定

  • 世界42カ国で翻訳出版 ペンテコステ神学に基づく注解付聖書『FIREBIBLE』 ついに日本初出版

  • 聖書のアラビア語訳出への疑問噴出

  • 米大学准教授、1611年刊行の英語聖書「欽定訳」(KJV)の草案発見

  • 「標準訳」はどんな翻訳に? 名古屋で日本聖書協会が懇談会(2/2)新訳でコヘレトの言葉はこうなる

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • チャイルド・ファンド、アフガニスタン東部地震の緊急支援実施へ 寄付の受け付け開始

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(27)希望のかけらも残らずに

  • ヨハネの黙示録(7)ペルガモ教会の御使いへ 岡田昌弘

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 主キリストと共にある私たちの毎日 万代栄嗣

  • アフガニスタン東部地震、死者1400人超 ワールド・ビジョンが緊急支援募金開始

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(2)心が人生を決める 加治太郎

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • DVを受けた人のための礼拝「やすらぎ」 第1回、東京・吉祥寺で9月28日

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • アフガニスタン東部地震、死者1400人超 ワールド・ビジョンが緊急支援募金開始

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • DVを受けた人のための礼拝「やすらぎ」 第1回、東京・吉祥寺で9月28日

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • アフガニスタン東部地震、死者1400人超 ワールド・ビジョンが緊急支援募金開始

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.