9・11から15年、ウォレン牧師「テロで世界が暗い」 グラハム牧師「傷痕いまだに生々しい」

2016年9月13日17時32分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
+9・11から15年、ウォレン牧師「テロで世界が暗い」 グラハム牧師「傷痕いまだに生々しい」
リック・ウォレン牧師(左)とフランクリン・グラハム牧師(写真:サドルバック教会 / クリスチャントゥデイ)

サドルバック教会(米カリフォルニア州)のリック・ウォレン牧師は、米同時多発テロ(9・11)から15年目を迎えた11日、祈りの動画を公開し、世界はテロやその他の分裂により、「暗くなり」「崩壊しつつある」と語った。

ウォレン氏は、米国全体が、約3千人が殺害された2001年を振り返り、この日に起きた「史上最悪のテロ攻撃」を追悼していると述べた。

ウォレン氏は、15年前のテロ攻撃は、多くの人々の心の中に今も鮮明に残っているが、今年高校1年生になった人たちは、当時まだ生まれてさえいなかったとし、聖書が言うように、過去の教訓を覚えておくことが重要だと語った。

「あなたが(過去の出来事を)忘れない神であることを覚えることができるよう、私たちを助けてください」と祈り、愛する人を失い、「痛ましい過去」に直面している多くの人々が、神の慰めを受けることができるようにと、祈りの言葉を添えた。

「神よ、暗くなっている世界において、私たちが光となることができるよう助けてください。崩壊しつつあるように見える世界において、私たちが塩となることができるよう助けてください。この暴力的な世界において、私たちが平和をつくる者となることができますよう、あなたに乞い願います。いよいよ恐れが増し加わる世界において、私たちが勇敢であるように助けてください」

「私たちは今、テロによって世界中に増大する苦悩や苦しみを毎日耳にしています。家や仕事を失って難民となっている数百万人の方々のために、私たちは祈ります。その方々の多くは、邪悪なテロによって健康や貯蓄を失ってしまいした」

しかしウォレン氏は、「人種差別、偏見、政治、その他の多くのもので分裂している」世界の中で、希望を投げ捨てるのではなく世界の架け橋となるよう、クリスチャンを励ました。

イエス・キリストが罪を赦(ゆる)したので、クリスチャンは他人を赦す備えができているはずだと言い、「私たちが全ての人に思いやりを示せるよう助けてください。特に思いやりを必要としている人に、そうすることができますように」と祈った。

そして、「私たちが希望に満たされることにより、他の人に希望をもたらすことができますように。この世の全ての憎しみを克服するために、私たちが愛の中を歩むことができますように」と続けた。

この日は、他の主要な福音派指導者らも9・11について触れた。大衆伝道者のフランクリン・グラハム牧師は自身のフェイスブックで、9・11の傷痕は「いまだに生々しい」と述べた。

9・11以降、テロに対する世界規模の戦争で数千人余りが殺害され、数万人が負傷したが、戦いはまだ終わっていないとグラハム氏。「9・11の悲劇の直後、数百万人の米国人が教会に集いました。中には数年ぶりに行った人もいました。皆さん、それを覚えていますか。全国的に神を呼び求め、御顔を慕い求めました。神だけがもたらすことのできる力と慰めと守りを求めて、国全体が神に叫びました。私たちの記憶は、何と薄れやすいのでしょうか」と述べた。

また、「個人としてまた国家として、神を呼び求めるために次の災害が起きるのを待つ必要はありません。神は米国を見捨てはしませんが、米国は神と神の言葉に背を向けています。それは国家的団結にとって、非常に懸念すべき霊的状態です」 と、現在の米国の状況を危惧した。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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