中東教会協議会、ヨルダンで総会初開催 テロ組織への武器販売廃止を訴え

2016年9月13日09時57分 印刷
+中東教会協議会、ヨルダンで総会初開催 テロ組織への武器販売廃止を訴え
(写真:中東教会協議会=MECC)

中東教会協議会(MECC)の第11回総会が6日〜8日、ヨルダンの首都アンマンで開催された。同協議会の総会がヨルダンで開催されるのは初めてで、最終日に発表された声明では、シリアとイラクのテロ組織に対する武器販売を廃止するよう訴え、この地域の紛争の平和的解決へ向けた行動を呼び掛けた。カトリック系通信社「アジア・ニュース」などが伝えた。

総会は、正教会のエルサレム総主教セオフィロス3世が、中東地域の主要教会の代表者22人を招待する形で開催され、代表者らは期間中、ヨルダンのアブドラ国王とも面会した。「恵み深い主に感謝せよ。慈(いつく)しみはとこしえに」(詩編136:1)をテーマにし、中東のキリスト教徒に対し、暴力、虐待、戦争、絶望があるあらゆる場所で、神から注がれる慈しみの媒介者となるよう呼び掛けた。

アジア・ニュースによると、同協議会は声明で、紛争や迫害のために住居や母国を追われた人々、特にキリスト教徒に対する支援を呼び掛けた。また、過激派組織「イスラム国」(IS)の支配下にあるイラク第2の都市モスルや、モスル近郊のニネベ平野からの難民に特別な配慮を求めた。あらゆる過激主義やテロ行為を非難し、不安のない安全な環境をつくるために、中東地域と世界の政治指導者、またイスラム教徒にも協力を求めた。

一方、多元的共存、異文化共存の社会構築における、ヨルダンとヨルダン王の出身家であるハシーム家の役割に感謝を示し、ヨルダンが中東のモデルであり手本だと評価した。

総会には、ヨルダン、イラク、シリア、パレスチナ、キプロス、レバノン、エジプト、イランの各国・地域にある主要な教会の代表者22人が参加し、また他の地域の教会や国際的組織の代表者らも出席した。

総会に出席した世界教会協議会(WCC)のイザベル・アパウォ・フィリ副総幹事は、あいさつで総会開催のための労をねぎらうとともに、「証しし、共に行動するために、この地域の教会の全ての代表者が集ったこの総会は、中東教会協議会の復興の兆しであるだけではなく、この地域の、またこの地域以外のキリスト教徒にとっても、力強い希望のしるしとなるのです」と語った。

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。


国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース