Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
マザー・テレサ

マザー・テレサ列聖記念「マザー・テレサ映画祭」、東京都写真美術館で開催 初日は千葉茂樹監督が登壇

2016年9月12日13時11分
  • ツイート
印刷
関連タグ:マザー・テレサ神の愛の宣教者会インド
マザー・テレサ列聖記念「マザー・テレサ映画祭」、東京都写真美術館で開催 初日は千葉茂樹監督が登壇+
千葉茂樹監督のトークに耳を傾ける来場者たち。ほとんどの人が朝一番の上映から参加していた=10日、東京都目黒区の東京都写真美術館ホールで

「マザー・テレサ映画祭」(提供:女子パウロ会)が10日、東京都目黒区の恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館ホールで開幕した。初日には、映画監督の千葉茂樹氏がトークショーに参加し、参列した列聖式の様子や映画の撮影秘話などについて語った。

世界で最も貧しい場所といわれるインド・コルカタ(カルカッタ)を拠点に、宗教や人種を超えて貧しい人々への奉仕活動を行い、その姿を通して「愛」とは何かを世界中に示し続けたマザー・テレサ。3月にカトリック教会で最高位の崇敬対象となる「聖人」に認定され、9月4日にはバチカンのサンピエトロ広場で列聖式が執り行われた。

マザーの列聖を記念した同映画祭は、3週間にわたって開催され、マザーの愛に満ちた活動の軌跡を7本の映画で紹介する。オープニングでは、いずれも千葉氏が監督した「マザー・テレサとその世界」(1979年)、「マザー・テレサの祈り 生命それは愛」(1981年)、マザーの生誕100年を記念して撮った「マザー・テレサと生きる」(2009年)の3本が上映された。

千葉氏は、日本人として初めてマザーの取材を許可され、その後30年にわたりマザーを撮り続けてきた。「マザー・テレサとその世界」は、マザーを撮った最初の作品で、コルカタの「神の愛の宣教者会」でのマザーとその仲間たちの清貧の日々や、多岐にわたる活動の記録。「マザー・テレサの祈り 生命それは愛」は、1981年に初めて日本に訪れたマザーの7日間を追ったもので、日本でのマザーの姿を見ることができる貴重な映像となっている。

「マザー・テレサと生きる」は、当時のマザーの後継者シスター・ニルマラ総長の特別許可のもと、初めて「神の愛の宣教者会」日本支部の取材が許された唯一の作品だ。マザーが帰天して12年、マザーの精神がどのように受け継がれ、活動が続いているかについて、コルカタの「死を待つ人の家」で働く日本人医学生、東京都台東区にある山谷で、孤独な老人やホームレスの人たちの仲間として共に生きるシスターやブラザー、市民ボランティアの姿を通して語られていく。

この映画で印象深いのは、「愛はどれだけ与えるかではなく、どれだけ心を込めて愛するかなのです。皆さんの未来、それは神が望まれるように皆さんが築く未来なのです。どのように?それは純粋な愛をもって」というマザーの言葉。マザーはたくさんの言葉を残しているが、その言葉は色あせることなく多くの人々の心に刻まれ、生きる指標となっていることを映画は教えてくれる。

上映後に続いて登壇した千葉氏は、ローマ・バチカンで行われた4日の列聖式に参列し、この日の朝、日本に帰国。空港から直接会場に駆けつけた。

マザー・テレサ列聖記念「マザー・テレサ映画祭」 東京都写真美術館にて開催 初日は千葉茂樹監督が登壇
「マザー・テレサ映画祭」の初日に登壇し、参列した列聖式の様子や映画の撮影秘話などについて語る千葉茂樹監督=10日、東京都目黒区の東京都写真美術館ホールで

千葉氏がマザーの映画を撮ろうと思ったのは、妻から「マザー・テレサにどうしても会いたい」と言われたのがきっかけだ。当時マザーは日本では特に知られておらず、千葉氏もよく知らなかったという。「初めから映画を撮ろうと思ったわけではなく、妻に誘われて会いに行った」ことを明かし、「マザーがカルカッタで何をしているのか知りたいという一方で、世界最悪の環境の貧困の街であるカルカッタに行ってみたいという、そんな考えで出掛けていった」のだという。

今回の列聖式には、日本人で初めてマザーを撮影したということで参列した。「時差ぼけで曖昧なことを言うかもしれませんが」との前置きに会場から笑いが起きる中、千葉氏は、自身が実際にローマで体験したマザーの列聖式について、その様子をスライドに写しながら語った。

マザー・テレサ列聖記念「マザー・テレサ映画祭」 東京都写真美術館にて開催 初日は千葉茂樹監督が登壇
千葉茂樹監督の列聖式の招待券(写真右)と列聖式の前日に行われたカテキズムの招待券(同左)

列聖式は、3日から5日の3日間にかけて行われた。晴天に恵まれつつも、気温が35度まで上がる猛暑の中、さまざまな行事が行われた。3日には、翌日の列聖式の準備のため、マザーに関係する700人ほどの司祭たちが集まった。ここで千葉氏は、今から30年以上も前にマザーを撮影するときに出会った人たちと再会した。撮影当時、2人の日本人がマザーのもとで働き始めており、「日本からシスターが2人来てくれた。今度は20人来てほしい」とマザーが語ったエピソードなどを紹介した。

4日の列聖式当日、会場となったサンピエトロ広場には、開始1時間前からすでに半分以上の席が埋め尽くされ、正式発表では約15万人が集まったという。千葉氏は、「大勢の関係者に会いたい、そして、なぜ集まったかを皆さんに聞いてみたいという思いで私も駆けつけました」と語り、「約2時間の儀式でしたが、教皇フランシスコの司式は、厳かで感動的だった。大きな仕事に立ち会ったと感じました」と感想を述べた。

また、「一番圧倒されたのは、式が終わって教皇が参加者の周りをぐるっと回ったこと」だったと、その時の貴重な映像をスクリーンに映し出しながら話した。多くの人が集まった会場の映像を見ながら千葉氏は、「マザーは、この時代に必要な人だったのだと強く感じた」と語った。

千葉氏は、マザーが「貧しい人」について書いた文章を紹介した。物質的・精神的に困窮している人や、社会に見捨てられている人などを「貧しい人」として挙げていくが、最後にマザーは、「貧しい」のは「私たち自身」だと指摘する。千葉氏は、「これはマザーでないと書けないものだと思う。私は今日の映画の中で、山谷で働いて山谷で生涯を終わる人たちに、私たち自身の姿を見る」と話した。

マザー・テレサ列聖記念「マザー・テレサ映画祭」 東京都写真美術館にて開催 初日は千葉茂樹監督が登壇
マザー・テレサ(写真:女子パウロ会提供)

千葉氏は、「私たちがマザーに出会うということは、 マザーの愛の働きを私たちが請け負っていくことではないでしょうか」と問い掛け、「一人一人いろいろなやり方でいいと思うのですが、私たちが生きているこの時代に、マザーがこれだけの業績を残し、聖人にもなって、私たちの目の前にいるということを、あらためて私たち自身どう受け止めるか。覚悟を決めて家に持ち帰ってもらいたい」と力を込めた。

会場からは、撮影にはどのくらいの時間を要したのかなどの質問があった。千葉氏は、最初に撮った「マザー・テレサとその世界」は、企画の段階で会社から全く相手にされなかったため、女子パウロ会とお金を半分ずつ出し合って一緒に作ったことを明かした。撮影自体は12月の1カ月間で終わったが、撮影までに、マザーの許可をもらうのに1年、インド政府の許可を取るのに4カ月かかったという。

また、許可が下りてからもハプニングの連続で、初めにニューデリーの空港に降り立ったとき、機材が行方不明になってしまった。マザーにそのことを告げると、あわてる様子もなく「祈りましょう」と言われ、祈ったところ、翌朝、空港から見つかったとの連絡があった。その時、教会にも行ったことのない2人のカメラマンから真剣な顔で「お祈りって本当に効くんですね」と言われたという楽しいエピソードも紹介した。

最後に千葉氏は、同映画祭を機会に「『マザー・テレサと一緒に生きるという姿』になってほしい」と呼び掛けた。

マザー・テレサ列聖記念「マザー・テレサ映画祭」 東京都写真美術館にて開催 初日は千葉茂樹監督が登壇
「マザー・テレサと生きる」の一場面

会場に訪れたカトリック信者の女性は、「映画を見て、一人一人に心を向けるマザーの姿に感動した。相手のことを祈り、相手の気持ちになって物事を進めることが大切だと思った」と感想を語った。

列聖記念「マザー・テレサ映画祭」は30日(金)まで。上映スケジュールなどの詳細は、公式ホームページまたは公式フェイスブックページ。なお、16日(金)は片柳弘史神父、24日(土)は音楽家のこいずみゆりさんのトークイベントも開かれる。

問い合わせは、東風(とうふう)(電話:03・5919・1542、ファックス:03・5919・1543、メール:[email protected]、担当:石川)まで。

関連タグ:マザー・テレサ神の愛の宣教者会インド
  • ツイート

関連記事

  • 「最も小さき者のために」 マザー・テレサのインタビュー全文

  • インドでマザー・テレサ列聖の祝祭 教皇使節「コルカタの聖テレサは世界への神の賜物」

  • 「神のいつくしみの証し人」マザー・テレサ、聖人に バチカンで列聖式

  • マザー・テレサ著・ブライアン・コロディーチャック神父編著 『A Call to Mercy: Hearts to Love, Hands to Serve』

  • 台湾の陳副総統、教皇に訪台呼び掛け

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.