英国に正しい指導者を カンタベリー大主教「私は祈り、信頼している」

2016年7月5日23時46分 印刷
+英国国教会(聖公会)のカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏
英国国教会(聖公会)のカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏(写真:ACNS)

カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏は1日、欧州連合(EU)からの離脱を決めた国民投票後の英国を、前進させてゆく正しい指導者を与えてくださるように神に祈り、また、神がその祈りに応えくださることを信頼していると語った。

ウェルビー氏は英スカイニュースに、「英国で楽しむことができる最大の祝福の一つは、私たちが議論によって、たくましく、精力的で、時にかなり毒のある議論によってさえ、リーダーシップを変えることだと思っています。世界で見られる他の手段によってではなく、議論によってです」と語った。

「そうです。離脱派と残留派の間に争いがあります。私たちは祈り、私たちが必要としている指導者たちが与えられることを信じています。そして、民主主義においては、もし彼らがそういう指導者たちでないのであれば、私たちは彼らを変えるのです」

ウェルビー氏は、他の信仰の指導者たちと共に、ここ何週間か、激動する英国の政治情勢について声高に主張してきた。

6月23日の国民投票前には、ウェルビー氏は、どちらに投票するかのクリスチャン、あるいは教会の公式な立場はないと認めつつも、自身はEU残留に投票するだろうと発表していた。

英日曜紙「メール・オン・サンデー」に掲載された記事の中で、ウェルビー氏は投票前に次のように述べている。「私が、正しい答えを知らせてくれる神とのホットラインを持っているということでは決してありません。私たち各人が決める必要があります。しかし、私自身は、自分が発言してきたことと経験してきたことに基づいて、残留に投票します」

6月24日、EUから離脱が過半数を僅差で超えたというニュースに続いて、ウェルビー氏はヨーク大主教ジョン・センタム氏との共同声明を発表し、「一致、希望、寛容」をもって英国がそのニュースに応答するように呼び掛けた。

そして、7月1日に英タイムズ紙へ送った書簡で、ウェルビー氏、英連邦ヘブライ信徒協会主席ラビのエフライム・ミルビス氏、ウェストミンスター大司教のビンセント・ニコルス氏は、国民投票後に増大している「人種的憎悪」に対して警告した。

ウェルビー氏のスカイニュースへのコメントは、現在の保守党と労働党におけるリーダーシップの明らかな崩壊を意識したものとみられる。保守党では、デービッド・キャメロン首相の後任として5人の候補者が乱立しており、労働党では、不信任案が可決されるなど、ジェレミー・コービン党首に対する党内からの圧力が強まっている。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

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