Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

エルサレムの聖墳墓、200年の沈黙を破り3億2千万円を費やす修復工事に着手

2016年6月8日23時59分 翻訳者 : 山本正浩
  • ツイート
印刷
関連タグ:エルサレムイスラエルカトリック教会アルメニア使徒教会ギリシャ正教会聖墳墓教会
聖墳墓教会+
エルサレムの聖墳墓教会(写真:Berthold Werner)

遺跡修復の専門家チームは、十字架での死後、キリストが埋葬されたとされている聖跡の修復に、ようやく着手することになった。

9人のギリシャ人専門家らが、エディクラの保存と修復、また強化に取り組んでいる。エディクラとは、イエスの遺体が安置されたとされる墓を取り囲む、小さな空間のことだ。この墓は、エルサレムの聖墳墓教会内にある。

AP通信によると、この修復作業は6日に開始され、2世紀前に聖跡が修復されて以来、初めての修復となる。

過去のエディクラ修復は1810年のことで、1808年に火災で壊滅の危機にひんして以来、初の修復となる。

モルタルを塗り替え、柱を強化してエディクラ全体を補強するため、修復工事には8カ月から12カ月を要する。聖跡が公開されている日中は巡礼者が訪れるため、作業の一部は早朝や深夜に行われることになる。

修復工事が遅れた理由は、聖墳墓教会の所有権や管轄権をめぐり、ローマ・カトリック教会とアルメニア使徒教会、ギリシャ正教会の3教派間に、見解の相違があったことによる。宗派間の対立は2008年に最高潮に達し、ギリシャ正教の指導者とアルメニア使徒教会の修道士との間で、けんか騒動にまで発展した。

しかし、イスラエル考古学庁が聖墳墓教会を危険建造物と見なし、昨年、警察当局を通じて短期的に閉館して以来、3宗派は見解の相違を黙認せざるを得なくなり、修復作業に取り掛かる運びとなった。

「3宗派全てが、修復は必要不可欠と判断しました。そのようにして合意に至ったのです」とアルメニア使徒教会総主教庁のサムエル・アゴヤン首座主教は言う(AP通信)。

ギリシャ正教会イェルサリム教区のセオフィロス3世総主教によると、修復工事には300万ドル(約3億2千万円)かかるとされ、3教派が共同支出することになっている。

AP通信によれば、ヨルダンのアブダラ国王も個人的に資金援助している。キリスト教とイスラム教の聖地保存に、同国が一躍かっているためだ。

エディクラの補強工事に携わる専門家らは、ギリシャのアテネにあるアクロポリスや、地中海周辺に散在する歴史的に有名なビザンチン教会など、他の古代遺物でも同様の仕事をした経験がある。

修復工事のコーディネーターを務める、国立アテネ工科大学建築学部のアントニア・モロポーロー教授によると、墓は安定しているものの、水分や湿気、ろうそくの煙などに長年晒(さら)されたことにより、かなりの損傷を受けているという。教授によれば、墓には今後起こり得る地震に対する対策も必要だという。

「大理石と石の厚板は、重圧のために若干変形しています」と、モロポーロー教授は言う。

聖跡の修復に携わる彼女とその同僚らは、その責務を重く見ているとモロポーロー教授は語る。

「このような重大な責務をうらやむ人は、一人もいないでしょう。毎日数千人の人が訪れる公共の場で仕事をするというのは、とても大変なことだからです」と教授は言う。

過去に対立していたとはいえ、3教派による修復工事の取り組みは、宗派間における霊的一致に貢献している。

「今回の出来事は、一致のためにとても良い機会になりました」とセオフィロス3世総主教は語った。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:エルサレムイスラエルカトリック教会アルメニア使徒教会ギリシャ正教会聖墳墓教会
  • ツイート

関連記事

  • 聖書は考えられているよりも早く書かれていた? 2600年前の考古学的発見から新しい洞察

  • 第一神殿時代の「希少な」印章2点、エルサレムで発掘される

  • 聖書のヤコブの物語に登場するぶちの羊、2千年の歴史を経てイスラエルに戻る

  • 現存する最古のヘブライ語聖書、ユネスコ世界遺産に認定

  • ニコライ堂司祭、正教会への誤ったステレオタイプを例証 世界の正教会について講演

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.