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この時聖書を開いた

この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―(9)キリストに接木されて 山本文夫

2016年5月21日07時00分 執筆者 : カレブの会
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関連タグ:カレブの会

キリストに接木されて
川奈聖書教会役員 山本文夫

「バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです」(ガラテヤ人への手紙3章27節)

川奈聖書教会の祈祷会で山口光仕牧師から「ここでいう『キリストにつく者』とは『キリストに接木(つぎき)される』というイメージだ、キリストを台木にして生命的に結び付き、もはや台木から離れて生きていくことはできない」と教えていただきました。

植えて4年目のレモンの木が、庭にあります。花がいっぱい咲きましたが、実を結びません。植木屋さんが、自宅のたくさん実がなるレモンの枝を接いでくれました。台木の枝を全て切り、そこに深く切り込みを入れ、新しい枝を差し込み強く結びます。やがて枝と台木は命が通い出し、傷は新しい皮で覆われ、ついに実を豊かに結ぶようになります。

キリストの台木、そこには深い傷が必要であり、私たちも命の結び付きを頂くために磨ぎ澄まされなければなりません。しかし、やがて命の実を豊潤に結ぶ者とされます。なんという恵みのメッセージでしょうか。その陰に、キリストご自身が、全ての栄光の枝をお捨てくださったことも忘れてはなりません。そう思うと、もはや台木を離れて生きていくことは考えられません。

さて私たち夫婦は2008年、仕事を中心とした東京の生活から静岡県伊東市に移り住みました。それまでの、人からお金やエネルギーを「テイク」する生活から「ギブ」する生活に切り替えることを誓いました。

オーガニックな野菜を作って近所の方にお配りする、花の苗を育ててオープンガーデンに来られた方々に差し上げる、部屋を開放して食事を作り、懐かしい歌を楽しみ、人生を語り合う。さらに野菜作りの勉強会、リース作りや藍の生葉染めなどを近所の方々と楽しみ、それぞれの機会に聖書の話を聞いていただいています。

また自治会の責任を引き受け、防災からレクリエーションまで、課題解決や懇親の機会を設け、町の合唱団で友達を作り、教会のコンサートに来ていただく、このような生活で忙しくしています。

これは、私たちが東京の仕事生活から切り離されて、神様が用意された大地に接木されたということに他なりません。朝はヤマガラの餌をねだる声に起こされ、畑で花々や野菜たちの恵みを礼拝し、巣箱に出入りするミツバチたちとあいさつをかわす、創造者の大自然という台木に接がれた生活。

いまや会社生活で訓練を受けた賜物、すなわちコミュニケーション力、スピーチ力、文章力、実現力がキリストの栄光のために全開です。無駄になるものは一つもありません。家と近所の境を越えて、教会と地域の境を越えて、旧住民と新住民の境を越えて、SNSによって世代の垣根を越えて、力の限り、キリストに接木された恵みを語る生活、これ以上の恵みがあるでしょうか。

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*

【書籍紹介】

 カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

カレブの会編『この時 聖書を開いた―31人に訪れた神の祝福―』

私たちはみな、退職後のさまざまな不安を抱えています。夫婦や家族関係の在り方、体力の衰え、病、経済のこと、伴侶との離別、孤独等々。この世の人々が行く同じ道を歩みます。「夢」がコインの表だとすれば、弱さを味わう「軟着陸」はその裏面です。幸いなことに、この弱さは私たちを成熟へと導いてくれるだけでなく、しばしば夢と使命を与え、御国を広げる道へと導いてくれるのです。

現役で働いている方にとっては、示唆に富んだ言葉に、生き方の確かなヒントやアドバイスが与えられます。同世代の人にとりましては、生きる勇気や力が湧き上がり、その励ましを共有できる本です。

ご注文は、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

《 目次詳細を表示 》 / 《 非表示 》

目次
 巻頭言 約束を信じた人々     「カレブの会」代表  小川 吾朗

私が教えられたこと①
一章 愛・希望・勇気を人間関係から学んで

営業経験を生かした人脈造り                市村昌三郎
古里伝道を目指して                    遠藤 誠一
なくなる食物のためではなく                香川 和生
三つのチャレンジ                     北原 祥光
聖句 隣人を愛しなさいは、私の人生の永遠のテーマです   佐藤 文紀
教育の原点は愛にあり                   原田 浩司
仕事と人生                        本田 英一
キリストに接木されて                   山本 文夫
主ご自身が、私たちの心を慰め強めてくださる        横倉 順治
仕える者に                        吉田 富次

私が教えられたこと②
二章 クリスチャンビジネスマンの使命を与えられて

三回のリストラからの奇跡的な解放             秋山 幹生
定年ではなく、墜落による退職とその後           伊藤 博康
一所懸命から一生懸命へ                  志田 保夫
クリスチャンビジネスの原点                棚沢 英樹
神様が示される道を求めて                 田宮  清
私は〝スルメ〟                      根田 裕道
存在感のある人になる                   八尋 隆幸
主の恵み・世と誠実にかかわる               山田 貫司
権威に従う                        星野 隆三

私が教えられたこと③
三章 主と共に夢実現の道を歩んで

いつも相談に応じてくださる神さまに感謝!         伊藤 紘一
クリスチャンの「コレクティブハウス」を創ろう       江波戸啓悟
神様の深いご配慮に守られて                加々美 要
退職経験から学んだこと─主の救いと導きに感謝─      神山  武
数々の試練を通して与えられた教訓             門谷 晥一
困難を極めた就職活動・悪戦苦闘の日々と神様の恩寵     来間 幸夫
御言葉が示すミッションとビジネスの成功法則        田口 誠弘
私たちの心は燃えていたではないか             谷  雅史
傘寿を迎えて                       西山 久生
ビジネス経験が退職後の別世界に生かされる         畠山 義則
「主と同行二人」で歩む                  藤田 達雄
主の恵みに生かされて。リタイアの前、直後、そして今    吉野 輝雄

◇

カレブの会

カレブの会

切り株から芽を出す「カレブの会」のロゴマークは、リタイア後も御言葉の約束を信じ、それぞれが置かれた場所で、豊かな実を結ぶ現代のカレブのような人々のスピリットを表現している。「主から夢を頂き、夢の実現のために互いに助け合う」こと、「人生のソフトランディング(軟着陸)を助け合う」ことを目的に2006年12月に活動を開始。そのビジョンは宇都宮、仙台、西宮へと、御霊の風に乗って運ばれ、今ゆっくりと広がり続けている。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:カレブの会
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