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「神なき生活」チェルノブイリ原発事故から30年、ウクライナで追悼式典 正教会の首座主教がメッセージ

2016年4月27日19時43分 記者 : 行本尚史
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関連タグ:チェルノブイリ
「神なき生活」チェルノブイリ原発事故から30年、ウクライナで追悼式典 正教会の首座主教がメッセージ+
26日付のウクライナ宗教情報サービス(RISU)に掲載された、1986年4月26日の日付とろうそくの映像が重ねられたチェルノブイリ原発の写真

ウクライナでは26日、チェルノブイリの核災害30年を覚えて複数の追悼式典が行われた。ウクライナ宗教情報サービス(RISU)が26日に報じた。

ウクライナ北部にあるスラブチッチという町では、夜半過ぎに追悼式典が行われた。この町はチェルノブイリの災害によって住処(すみか)を追われた労働者たちが宿泊できるようにとつくられた町だ。

原子炉建屋の屋根が最初の爆発で吹き飛び、放射性物質の雲が大気中へと高く放出され、ウクライナの国境を超えてロシアやベラルーシ、そして北欧全体にわたって漂った瞬間から30年がたったことを示すために、早朝、サイレンが鳴らされた。

「この破局によってもたらされた問題はいまだ解決していません。それはウクライナの国民の両肩に重くのしかかってきましたし、それらを克服するにはまだ程遠いのです」と、追悼式典に出席したポロシェンコ大統領は述べた。

世界保健機関によると、放射性降下物を取り除き、封じ込めるために、50万人を超える文民や軍人たちが、いわゆる「清算人」として旧ソ連から召集されたという。この事故の直後、31人の原発労働者や消防士たちが死亡した。そのほとんどが急性の放射性障害によるものだとRISUは報じた。

一方、フェイスブックにある東方正教会の英文ニュース・メディア「イースタン・オーソドックス・クリスチャン・ニュース」は26日、ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)の首座主教、オヌフリイ・キエフおよび全ウクライナ府主教が、チェルノブイリ原発事故30年を覚えて犠牲者を追悼する様子を撮影した写真を掲載した(写真はこちら)。

同教会は同日、チェルノブイリ原発事故30年に関する同府主教のメッセージを公式サイトに掲載した。

このメッセージで同府主教は、「チェルノブイリ原発の悲劇から30年の日に当たって、同国人は皆、長く苦しんでいるウクライナの地や、核の危険から世界を救うために死んだ人たち、放射能の被害で現在も苦しんでいる人たち、そして私たちの子孫である未来の世代について祈っている」と述べた。

「神なき生活」チェルノブイリ原発事故から30年、ウクライナで追悼式典 正教会の首座主教がメッセージ
チェルノブイリ原発=2007年に撮影(写真:Redrat72)

「チェルノブイリでの事故は人類を混乱させた。この人為的な災害の程度は重要な真実を証明した。つまり、人間は恐れ気もなく自らの達成を信じ、しばしばそれが最大の敗北となるということである。私たち一人一人、そして全世界は神の創られたものであり、それを創造主ご自身が極めて良いものとされた(創世記1章31節)」

「しかしながら、神の創られたものには、その創造主との交わりにおいてのみ命があるというのが、この世界の法則である。天の創造主から人間を引き離す全てのものは、この世界に死をもたらす罪である。これがアダムとイブの堕落という結果をもたらしたのである。彼らの罪深い不従順が世界の歴史で最大の破局の原因であり、それが失楽園と、元来の調和の喪失、そして腐敗と死につながった」と指摘した。

「私たちはチェルノブイリの事故が起きたのが、私たちの民がまだ無神論的な衰退のうちにあったときであったことを思い起こす。しかしながら、それは何百万人もの人々に対して起こったことの、霊的な原因についての答えを求めることを余儀なくさせた。チェルノブイリの災害が持つ本当の根本的原因は、致死的な事故ではなく、魂のない電気機械による何らかの技術的な過失でもなく、神と人間との関係の喪失であり、自らの創造主についての記憶の喪失であり、本当の命の源の喪失である」などと述べた。

同府主教は、チェルノブイリの悲劇から30年となる日が受難週に当たると指摘し、教会は主イイスス・ハリストスが私たち人間のために、そして私たちの救いのために受難したことについて思い起こさせると述べた。

そして、「苦しみを受けているハリストスのプリズムを通して、私たちはチェルノブイリの英雄たちによる偉業に頼る。彼らはあの事故の後の最初の数時間に、最善を尽くして放射能による火災を減らし、他者の命を救った」と同府主教は記し、「人其ノ為ニ生命ヲ捐(ス)ツルハ、愛此ヨリ大ナルハナシ」(新約イオアン(ヨハネ)福音書15章13節、正教会訳)を引用。「チェルノブイリ事故の清算人たちの犠牲的な模範は、試練の時にもあらゆる災難に打ち勝つ愛を起こさせる」と述べた。

その上で、「わが同胞に対する放射能汚染の結果としてこの世を去った何千人もの魂を、主がご自身の天にある住まいにおいて受け止めてくださるように、そして私たちはあの最大の破局―神なき生活であるチェルノブイリの記憶を決して忘れることがないように」と、祈りの言葉でメッセージを結んだ。

なお、RISUは5日、チェルノブイリ原発事故30年を覚えて、ウクライナの首都キエフで「チェルノブイリ事故の生態学的・人類学的次元」と題してチェルノブイリの悲劇に関する国際エキュメニカル会議が14日に開かれると報じていた。

この会議の主催者は、ウクライナ・ギリシャ・カトリック教会とローマ・カトリック教会で、ドイツの都市ドルトムントにある国際教育センターや聖トマス・アクイナス研究所との提携によるものだという。ただ、この会議の成果については明らかにされていない。

関連タグ:チェルノブイリ
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