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当時モーセと呼ばれたハリエット・タブマンとはどのような人物か

2016年4月23日23時50分 翻訳者 : 木下優紀
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関連タグ:アメリカハリエット・タブマン
当時モーセと呼ばれたハリエット・タブマンとはどのような人物か+
奴隷廃止論者ハリエット・タブマンは、地下鉄道を使用し無数のアフリカ系米国人を奴隷制から救った。その姿から、「モーセ」とのあだ名が付けられた。(写真:ウィキペディア/H. Seymour Squyer)

生存していた当時モーセとも呼ばれていた、キリスト教徒の元奴隷で傑出した奴隷廃止論者のハリエット・タブマンが、奴隷の所有者であったアンドリュー・ジャクソン元大統領と入れ替わりに、米国の新20ドル札表面の肖像となる予定だ。

19世紀に米国メリーランドの奴隷のもとに生まれたタブマンは、1849年に自由の身となり、その後数百人の解放を手助けした。彼女は、メリーランドドーチェスター郡からデラウェア州までの約90マイル(約145キロメートル)を歩くに当たり、完全に神に頼ったと語った。「私はいつも神に、『私はあなたに堅く目を向けます。ですから私を見守っていてください』と懇願します」

彼女が実際に取ったルートは不明だが、北極星に導かれチョップタンク川沿いに歩いたと考えられている。彼女が自由のある北部の入り口である、目に見えないフィラデルフィア州との州境を渡ったことに気付いたとき、「自由となった今の私は、以前の私と同じ人物なのかを見るために自分の手を」見たと述べた。「野原には素晴らしい栄光が満ちており、まるで天国にいるように感じました」

それから程なくタブマンは、脱出した地獄からほかの人を助け出すため、自分の自由をリスクにさらして南部に戻った。彼女は19回南部を旅し、彼女の逮捕に4万ドルの懸賞金がかかっていたにもかかわらず、少なくとも300人の奴隷の解放を支援した。彼女は彼らを、南部から自由のある北部へ奴隷を救い出すための一連の安全な家、いわゆる「地下鉄道」を使って運び出した。

恐れのないタブマンのモットーは単純で、「私は一度しか死ねない」というものだった。彼女は後に、南北戦争における北軍のスパイとなり、女性参政権運動でも有名となったが、その始まりは奴隷だった。

1849年4月、彼女の奴隷主が死んだ。当時27歳だった彼女はベン、ヘンリーの2人の弟を集め、逃亡した。先に解放された父親の助けを借りて、3週間身を隠した。それぞれに100ドルの懸賞金がかけられた後、弟たちは恐れをなして戻ったが、タブマンは戻らなかった。

アラミンタ・ロスとして生まれた彼女は、拘束を避けるために母親の名と夫の姓を名乗った。彼女の初めての救出は、個人的な事情からだった。めいのケサイア・ジョリー・ボウリーが競売にかけられると聞き、タブマンは目的を彼女の救出に据えた。

ボウリーの夫と協力し、彼らはボウリーと3人の子どもたちを密かに落札した。州から逃げた後も、一家はカナダを目指し米国を北上した。

これは救出の長い列車の始まりであり、そこで彼女は奴隷たちにコンタクトを取り、プランテーションから8~10マイル(約13~16キロ)離れたところで彼らと会った。安息日のため、彼らは毎週土曜日の夜に解放され、次の月曜の朝までには戻っていなければならなかった。月曜になって所有者が行方不明の標識を出すと、タブマンは人をやってそれを取り外させた。

タブマンは導きを求めて注意深く神の声を聞き、神が導いていると感じた場所にしか行かなかった。「私は神の声に彼女より信頼している人を、どの人種でも見たことはありません」と、仲間の奴隷廃止論者トーマス・ガレットは語った。

タブマンは「乗客を失ったことはありません」と誇っているが、決して丸腰ではなかった。彼女は回転式拳銃で武装し、いやいや逃げてきた奴隷を撃つ意志があることを公に認めてきた。

「そうです、もし彼が気力が尽きるほど弱くなっているならば、私たち皆を、また私たちを助けてくださった人々皆を裏切ることができるほど弱くなっているでしょう。1人の卑怯者のために、私が多くの人を死なせるとお思いですか」

彼女はそれを実行に移すことはなかったが、その一歩手前まで行ったことは1度ある。「私は男性たちに、銃を準備してある男性を撃つよう命じました。彼らはそれを1分以内にしました。しかし、彼はそれを聞いたとき、飛び上がって他の人とともに行ったのです」

奴隷廃止論者ウィリアム・ロイド・ガリソンに「モーセ」というニックネームを付けられたタブマンは、最終的には3人の弟ベン、ヘンリー、ロバートを1854年に解放し、1856年には両親を救出した。

1863年、彼女はサウスカロライナ州の奴隷700人を解放することとなったコンバヒー川の戦いにおいて、北部連合軍を指揮した。

「そのような光景は見たことがありませんでした。私たちは笑って、笑って、そして笑いました」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:アメリカハリエット・タブマン
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