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牧師と神父が「キリスト教のリアル」語る 「今の教会、このままで良いのか?」

2016年4月3日23時05分
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牧師と神父が「キリスト教のリアル」語る 「今の教会、このままで良いのか?」
トークショーに臨む(写真左から)編著者の松谷信司氏、関野和寛牧師、晴佐久昌英神父、川上咲野牧師、森直樹牧師=1日、東京都新宿区の日本福音ルーテル東京教会で

ポプラ社から出版された『キリスト教のリアル』。発売から1カ月たった1日、出版を記念する感謝礼拝とトークショーが東京都新宿区の日本福音ルーテル東京教会で行われた。

本書を手掛けたのは、キリスト新聞社取締役、季刊「Ministry」編集長の松谷信司氏。これまでにも、「遊びながら聖書の世界に親しめる」をコンセプトにした業界初のカードゲームを発売したり、教会関係者によるフリーマーケット「いのり✩フェスティバル」を開催したりするなど、キリスト教界に新しい風を送り込んできた。本書の出版に当たっても、いわゆる「一般」の出版社からキリスト教の「リアル」に迫る本が出版されるとあって、発売前から話題を呼んでいた。

牧師と神父が「キリスト教のリアル」語る 「今の教会、このままで良いのか?」
「発売後の反応が全く読めなかった」と語るポプラ社の大塩大(まさる)氏(写真右)

松谷氏が編集した記事を読んで興味を持ったというポプラ社の大塩大(まさる)氏が同書を編集した。「初版の売れ行きは好調。発売後の反応が全く分からない中、おっかなびっくりしながらの編集であった。本の言葉を借りるなら、私は『ノンクリスチャン』ということになるが、発売後の好意的な反応にうれしく思っている」と話した。

同教会のある新大久保かいわいが大いに賑わう夜7時、礼拝が始まった。司式は日本福音ルーテル東京教会の関野和寛牧師、聖書朗読は日本基督教団原宿教会の川上咲野牧師、賛美独唱は牧会塾ディレクターの森直樹牧師、そして、メッセージをカトリック多摩教会司祭の晴佐久昌英神父が取り次ぎ、教団教派を超えた礼拝となった。この4人の牧師、神父は、同書の中で対談をしている。

晴佐久氏はメッセージの中で、「私は、『今の教会、このままで良いのか?』と言いたい。教会員数のたった3パーセントの受洗者が起こされないと嘆く牧師、神父がいる。しかし、よく考えてみると、健全な組織にたった3パーセントの新しい人間が入ってこないという現状は異常。人が入ってこないということは、組織の空気が淀み、閉塞的になっていくのは当然。今回、この4人で座談会ができて、非常にうれしかった。なぜなら、この4人は少なくても『教会がこのままで良いはずがない』と思っている人々だったから」と対談の感想を語った。

また、同書のテーマである「キリスト教のリアル」について、「福音に触れて救われること」こそが「リアル」なのでは、と話した。「建物、教理、組織などは、『リアル』の一部であるかもしれないが、全てではない。イエス様こそ『キリスト教のリアル』ではないか。キリストの教会がしぼんでいくはずがない。これからますます大きくなるはずだ。日本の教会はこれからだ。これからキリストの教会は、この日本で花開いていく。その希望と喜びを皆さんと分かち合いたい。心からの祈りをささげたい」とメッセージを結んだ。

牧師と神父が「キリスト教のリアル」語る 「今の教会、このままで良いのか?」
編著者の松谷信司氏(写真左)、関野和寛牧師(同右)

休憩を挟んで行われたトークショー「教会の牧師がこんなにリア充なわけがない」では、4人の牧師、神父に加えて、松谷氏と大塩氏も加わった。

大塩氏は、「新書の世界には、『キリスト教』をテーマにしたものはたくさんある。しかし、リアルな『キリスト教』ってなんだろう?と興味を持ったのが、本書を企画したきっかけ。いわゆる『ノンクリスチャン』だが、これが、キリスト教の『スタンダード』ではないということも分かった」と話した。

それに対し、松谷氏は「『リアル』と『スタンダード』は違う。いわゆる『スタンダード』の牧師を座談会のメンバーにしても、この本は成立しなかった。座談会を何度も重ね、その時間は10時間を超えた。あえなくカットせざるを得ない部分もあったが、それでも『ぶっちゃけた』感が同書にはある。これは、キリスト教の出版社では過去になかったのではないか。今まで、キリスト教の業界では、本当に表面的なきれいな部分だけを取り上げすぎてきたという自己反省もある」と答えた。

感謝礼拝について、晴佐久氏は、「このように福音を伝えるために工夫して、一生懸命になっている仲間がプロテスタントの世界にもいるというのは大きな発見だった。この仲間たちにまた会いたいと思ったのが、この礼拝を呼び掛けたきっかけ」という。

「若者が教会に来ない。これをどう考えるか?」といった会場からの質問に、牧師ROCKSとしても活動している関野氏は、「晴佐久神父は、『福音を語れば語るほどそれに比例して信者は集まる』というが、俺は正反対。俺が若者だったら、まず教会に行かない。だから、熱い思いを持っている若者のところに、俺から『突っ込んでいく』。十字架のついた箱の中で待っている時代は終わったと思う」と、礼拝時に着用していた正装ではなく、革ジャン姿でそのように語った。

20代の女性牧師である川上氏は、「若者が教会に入りにくいという気持ちはよく分かる。今の教会を見ていると、きっと来ても面白くないのでは?と思うこともある。関野牧師が言うように、私も学校などに出掛けていき、教会の外で福音を語ることを大切にしていきたい。しかし、同時に教会の中にいる若者の育成にも力を注いでいきたいと思っている」と述べた。

牧師と神父が「キリスト教のリアル」語る 「今の教会、このままで良いのか?」
(写真左から)晴佐久昌英神父、川上咲野牧師、森直樹牧師

森氏は度々、近くのカトリックミサを訪れるのだという。「カトリックの教会には、若い人がたくさん集まるところがある。そういった教会は、いつでも教会の扉が開いていて、若者が入っていける。私が若い頃のプロテスタント教会には『新来会者カード』などがあり、『つかんだら離さない』といった姿勢がありありと見えた。それではさすがに入りにくいのでは? 若者が来られる時間にいつでも教会が空いていることが必要。日曜の朝だけ開いていて『さぁ、どうぞ』と言っても、なかなか若者が集まるとは思えない」と話した。

最後に大塩氏は「今までの読者からの反応を見ていると、やはりキリスト教徒の方々からの反応が圧倒的に多い。『ノンクリスチャン』の方々にも手にとっていただけるような『しかけ』を考えていきたい。少しでもキリスト教関係者の力になれれば」と語った。

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