Skip to main content
2026年6月25日17時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

Café Living Room 61、埼玉にオープン 日常を離れた人々の逃れの街に

2016年2月6日06時59分
  • ツイート
印刷
Café Living Room 61、埼玉にオープン 日常を離れた人々の逃れの街に+
飯能市街から西に向かう国道70号線の山道を名栗方面に10キロほど進むと、右手に「61」と書かれた手作りの看板が見えてくる=2015年12月3日、Café Living Room 61(埼玉県飯能市)で

飯能の山キリスト教会(埼玉県飯能市)に新しく併設されたカフェが、昨年12月3日にオープンした。名前は「Café Living Room 61」。若い人たちの性の問題や悩み、中絶の問題に取り組む「逃れの街ミニストリー」を主宰する同教会の中村穣牧師と、妻の恵さんがオーナーを務めるこのカフェは、まさに日常から離れた逃れの街だ。ゆっくりと過ごせる時間、少しの心の休憩、新しい人との出会いがそこにはある。

飯能市街から西に向かう国道70号線の山道を名栗方面に進む。車窓からは、青い水をたたえた穏やかな川や、この地域名産の西川材の材木が積み上げられている、なんとものどかな風景を見ることができる。10キロほど車を走らせると、右手に「61」と書かれた手作りの看板が見えてくる。「61」という数字は、米国ミシシッピ川に沿って南北に伸びるルート61からとったのだという。

カントリーブルースが大好きだという中村牧師によると、ブルースハイウェイとも呼ばれるこの道は、かつて黒人たちが希望を見いだすために神を見上げて歩いた道であり、その道沿いには今でも多くの黒人教会が建っている。中村牧師自身も、ミシシッピにある神学校で学んだが、学生時代に入り浸っていた、今はなき思い出のカフェの名前が「Living Room」だったのだという。

店に近づくと、テイクアウトコーナーで注文する子ども連れの家族が見える。カウンター越しに商品を手渡す恵さんに会釈をしながら横道を通り、水色のドアを開けて店内に入る。オレンジ色の暖かい光と、ストーブの青白い炎が、本当に誰かの家のリビングルームかのようで心安らぐ。

エプロン姿の中村牧師はドリンクを運びながら、ふらっと立ち寄ったという男性客とギター談義に花を咲かせ、恵さんのママ友達や畑仕事友達という女性客たちは、子どもたちに目をやりながら談笑している。子どもたちは、まるで秘密基地のようなロフトスペースで人形遊びをしたり、絵本を読んだりして楽しんでいるが、それでいて騒がしいということが一切ない、不思議と平和な時間が流れている。

Café Living Room 61、埼玉にオープン 日常を離れた人々の逃れの街に
ベリーの酸味とコーヒーの苦味がほどよくマッチした、ピンク色もかわいいラズベリーラテ。恵さんが担当する焼き菓子やパンの類いは、季節ごとにさまざまなメニューを楽しめる。写真右は、クリスマス感満載のショートブレッド。

オープン初日にもかかわらず、客はひっきりなしにやって来る。「こんなに大変だとは思わなかった」と、ドリンクを担当する中村牧師からはうれしいため息が漏れる。営業時間は、午前10時から日が落ちる午後5時ごろまでとなっているが、閉店時間よりもはるかに早く、一番のお薦めというスコーンは完売してしまった。

「こんなにたくさん焼いていいんですか、と神様に小言を言いながら焼いたのに」と焼き菓子担当の恵さんは驚きを隠せない。だが、カフェが地元の人が集まれる場所になればと思っていた中村牧師にとって、特に地元の人たちが多くやって来たことは、本当に喜ばしいことだったという。

中村牧師家族が、教会開拓のために飯能にやってきたのは、つい2年前のこと。すぐに教会やカフェを始められる準備をした上で、場所探しをしていたが、神の導きを感じたのはなんと「陶芸の釜つき」という普通ではない物件だった。

人を迎え入れる万全の状態にまで整えるには、用意していたリフォーム代以上のお金が掛かることが分かった。そのような場所に住むことをなぜ決意できたのか。

「『逃れの街ミニストリー』を通して悩みをかかえて苦しむ、行き場のない人々と向き合ってきた僕たちに、神様はいつも人の『涙』を見せることによって導きを示してくれてきました。売りに出されたちょうどその日にこの場所を見に来た僕たちは、オーナーのおばあちゃんに『ここを人間の社会復帰の場にしたい』と話した。そしたら彼女は、涙を流して『あなたたちにここを使ってほしい』と言ってくれたんです。このおばあちゃんの救いのためにここに来ようと決めました」

Café Living Room 61、埼玉にオープン 日常を離れた人々の逃れの街に
中村牧師がDIYした中で一番気に入っているというロフトスペースは、子どもたちの格好の遊び場だ。

教会は2014年4月に始まったが、十字架も案内の看板も出さず、屋根には穴が開き、床もシロアリに食われてぼろぼろという状態でのスタートだった。だが、1年半が過ぎた今では20人ほどが礼拝に集まるようになった。何らかの問題にぶつかって教会から離れてしまっていたクリスチャンが多いという。教会らしさがないからこそ、「ここが教会なんですか、入りやすいですね」と次々と人が引き寄せられてくる。あの「あばあちゃん」も毎週礼拝に参加してくれている。

人が集まれば礼拝できる教会とは違って、環境を整えなければならないカフェのオープンまでの道のりは、少し長かった。時間にすれば2年弱とそれほど長くはないと思われるかもしれないが、用意していたリフォーム代が足りなくなってしまった中村牧師夫妻に待っていたのは、予想もしていなかったDIY生活だったのだ。

木を切り、カンナをかけ、断熱材を入れて、壁板を張る。コンクリをこねて、ブロックを積み、壁に漆喰を塗り、屋根を付ける。水道管をのばし、蛇口を付け、キッチンを作る。まったく専門知識のなかった中村牧師にとっては、新しい挑戦の連続の日々だった。

しかし、いろいろな人が近くから遠くから、手伝いに来てくれた。大工仕事を通して、近所の人たちとの交流が生まれた。フェイスブックを見て「神様に言われて手伝いに来ました」と遠くから足を運んでくれた人は、1日一緒にペンキを塗ってくれた。ホームレスのおじさんたちが来て床下にもぐり、炭を敷いてくれたこともあった。

カフェの玄関の枕木は、日光オリーブの里(栃木県日光市)の古い階段を再利用した。他の教会が取り壊されたときに譲り受けた窓やトタンも、あたかも最初からそこに備え付けられていたかのように、カフェの空間になじんでいる。青い優しい光を投げかけるレトロなストーブをはじめ、インテリアとして置かれている古道具の数々は「こういうの好きだろう」と業者の人たちを通して、自然と集まってきたものばかり。テーブルの土台に利用した足踏みミシンは、東日本大震災後に福島県いわき市で知り合ったおじいちゃん・おばあちゃんから、「復活させるから」と約束してもらって来た思い出の品だ。

Café Living Room 61、埼玉にオープン 日常を離れた人々の逃れの街に
オーナーを務める、中村穣牧師と妻の恵さん。他でもなく、この2人に会うために、飯能まで足を伸ばしてみてほしい。

多くの人の祈りの積み重ねと、差し伸べられた助けの手によって、人々を迎え入れる準備が整った。まだ手を加えなくてはいけないところも残っているので、最初は週に1回、木曜日だけの営業と決めた。

オープン初日、多くの人々が訪れるのを見た中村牧師は、「この2年間、自分たちの生活する場所もずっとごちゃごちゃしていて、こんなはずじゃなかったと、つらく思ったこともありました。でも2年という準備期間があったからこそ、『いつ完成するのかしら、大丈夫かしら』と、心配の目で見ていてくれた近所の人たちの心が開かれていったのだと分かりました」と、感慨深げに話した。

これからの具体的なビジョンは見えているのかと聞くと、「いい意味で、これからどうしていこうというのはない」という答えが返ってきた。「どういう人がここに来て、何をするのかは、その時その時神様に導かれるままに、神様の計画のままに私たちは動かされていく。一瞬一瞬を生きていこうと思うけれど、どういうふうに進んでいくのかは、まったく分からないね」と笑う笑顔が印象的だった。そんな中村牧師夫妻に会いに飯能の山まで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

毎週木曜日午前10時から午後5時まで営業。詳細は、フェイスブック専用ページ。問い合わせは、電話:090・8106・3008、メール:[email protected]まで。

  • ツイート

関連記事

  • 生かされていることへの感謝を分かち合おう がん哲学外来お茶の水メディカル・カフェ

  • 星野富弘さんの詩画を朗読と音楽で カフェ形式の「Colors of Tomihiro Cafe」初開催

  • 福音が息づくくつろぎのベーカリーカフェ「5つのパンと2匹の魚」

  • 【インタビュー】ヘブンリーカフェオーナー・高内寿晴氏 「闘病の恵み―病いとともに、家族とともに、イエス様とともに」(1)

  • 健康・安全・美味しさにこだわった玄米菜食カフェ「晴れる家cafe」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 韓国異端「新天地」の李萬熙総会長を逮捕、信者5万6千人を政党に強制入党させた疑い

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 「ヘブライズムが世界を救う」 ジーザス・ジューン・フェスティバル2026、東京・新宿で6月29日

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.