インドネシアのカトリック司教やプロテスタントの教会共同体、ジャカルタでのテロを非難

2016年1月19日23時32分 記者 : 行本尚史 印刷
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1月14日にジャカルタ中央部で起きたテロ襲撃事件の現場であるサリナ・ビルの前に置かれた追悼の花(写真:Gunawan Kartapranata)

インドネシアの首都ジャカルタのイグナチウス・スハルヨ・ハルジョアトモジョ大司教は、同国の全ての諸宗教と共に、1月14日にジャカルタ中央部を襲い、死者を出したテロ襲撃を非難すると述べた。バチカン放送局が18日、ユニオン・オブ・カトリック・アジア・ニュース(UCAN)からの情報として報じた。

「全ての諸宗教は、いかなる目的であれ、暴力の行使に確実に反対する」と、インドネシア司教協議会のスハルヨ大司教は、4人の犯人と4人の文民の計8人の死者と、少なくとも20人の負傷者を出したその襲撃について、15日にUCANに語った。

スハルヨ大司教はこの襲撃に対する政府の迅速な対応をたたえつつも、公正で文明化された社会を創ることに今こそもっとエネルギーを注ぐべきだと提案した。

同大司教が自らの発言を行ったのは、宗教間による一連の会議と祈祷礼拝の後でのこと。あらゆる宗教の何千人ものインドネシア人が集まって、死者を出したこの襲撃を癒やし、それに対する自らの反対を示した。

ランプン州にあるタンジュンカランのヨハネス・ハルン・ユウォノ司教は、17日に宗教間の催し物でジャカルタ中央部のバンテン広場に集まった1万人を超える人たちに加わった。インドネシアの宗教問題担当相であるルクマン・ハキム・サイフッディン氏は出席者たちに対し、「インドネシアのあらゆる社会各層が、多様性の中の一致において形作られ、共にあることは、確かに意義のあることだ」。

ろうそくの灯火による、より小さな徹夜祈祷会が、前日の夜、襲撃事件が起きた「サリナ・デパート」の外で開かれた。

一方、プロテスタントのエキュメニカルな諸教派からなるインドネシア教会共同体(PGI)も14日、爆弾によるこのテロ襲撃事件の犯人を非難したと公式サイトで伝えた。

「私たちはテロリストたちの暴力の実行によって打ち負かされてはならないのだということを示さなくてはならない。私たちは、共同体の生活の仕組みを意図的にめちゃくちゃにしたがるテロリストたちの振る舞いに負けてはならない。私たちは、調和のある共存を分断するために実行されるあらゆる挑発に、屈してはならないのだ」と、PGI広報担当のジェイリー・スマムポウ氏が14日に発表した声明文には記されている。

PGIは亡くなった犠牲者とその遺族に深い悲しみと同情を表した。PGIは今も治療中の犠牲者が回復できるよう祈っている。PGIはこれらの事件や将来を前にした犠牲者とその家族が毅然(きぜん)として力強くあるよう、そして悲しみや深い不満のうちに泣き崩れないよう望むとした。

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