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英ロックシンガーのデヴィッド・ボウイさん、がんとの闘いの末死去

2016年1月12日23時46分 翻訳者 : 木下優紀
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英ロックシンガーのデヴィッド・ボウイさん、がんとの闘いの末死去+
デヴィッド・ボウイさんが表紙を飾った英音楽雑誌「レコード・コレクター(Record Collector)」2015年クリスマス号

誕生日に最後のアルバムとなった「★」(ブラックスター)を発売した3日後の10日、英ロックシンガーのデヴィッド・ボウイさんが、がんとの闘いの末亡くなった。69歳だった。

「デヴィッド・ボウイは今日、18カ月にわたるがんとの勇敢な闘いの末、家族に囲まれながら平安のうちに死去しました。皆さんの多くがこの喪失を分かち合いますが、ご遺族の悲しみの時の間、ご遺族のプライバシーを尊重してくださるようお願いいたします」とボウイさんのフェイスブックページに声明が発表された。

40年以上にわたるキャリアの中で、ボウイさんは、グラムロック、アートロック、ソウル、ハードロック、ダンスポップ、パンク、エレクトロニカに秀でていた。「★」はボウイさんの25枚目のアルバムで、長年制作を共にしたプロデューサー、トニー・ヴィスコンティさんはこれを「別離の贈り物」と呼んだ。

実際に、このアルバムの中の1曲「Lazarus」の歌詞は、ボウイさん自身が天国にいる様子をイメージした、この世に対する辞世の歌のように見受けられる。

「彼はいつも、自分がしたいことをしていました。自分の方法で、最高の方法でしたいと願っていました。彼の死は、彼の人生と何ら違いはありません。芸術作品です。彼は私たちのために、別離の贈り物『ブラックスター』を作ったのです」とヴィスコンティさんはフェイスブックにつづった。

「私はこの1年間、こういう時が来ることを分かっていました。しかし、準備をしなかったのです。彼は特別な人で、愛と命に満ちていました。彼は永遠に私たちと共にいます。今は泣く時です」

ボウイさんは、2004年のエレン・デジェネレスさんとのインタビューで、歌手に自分の居場所を見つけるまでは、キリスト教を含む多くの宗教を試してきたと語った。

「僕は若く、勝手気ままで、当時チベット仏教が目に入ったのです。僕は『救いがある』と思いました。実際はそうでもなかったのです。そしてニーチェ、悪魔崇拝、キリスト教、陶器制作などを通り、最終的には歌うことにたどり着きました。長い道のりでした」

1976年に発表した「ステイション・トゥ・ステイション」は、ボウイさんが最も明白に宗教性を表現した作品で、コカイン依存の日々の中でキリスト教に回心したときに書かれたといわれている。

「『ステイション・トゥ・ステイション』の曲自体は、十字架の苦難と関連付けて捉えられることがとても多いです。本当に核心を突いたレビューを読んだことは一度もありません。これは極端に暗いアルバムです。生き抜くにはみじめな時だったと言わなければなりません」と、ボウイさんは英音楽雑誌「Q」の1997年のインタビューで語っている。

2003年、ボウイさんは信仰やスピリチュアリティーを扱うサイト「Beliefnet」の取材に対し、「正直に言って、僕の当初の疑問は全く変わっていません。最近はかなり減りましたが、それでも本当に重要なことです。僕自身の霊的な生活に対する疑問は、僕の書く作品といつも密接に結び付いています。いつもです。それは、僕がまだ無神論者というわけではなく、そのことが僕を煩わせるからです。ずっと心に引っかかる、小さなものがあるのです。あぁ、僕はほとんど無神論者です。あと数カ月ください・・・。ショックなことは、すべての決まり文句が真実だということです。年月は本当に、あっという間に過ぎ去ってしまいます。『人生は短い』と言われるように、本当に人生は短いのです。そして本当に神はいるのです。ではその神にかけましょうか。もし他の全ての常套句(じょうとうく)が真実なら。・・・地獄、それは持ち出さないでください」と語った。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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