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人生いばらの道にもかかわらず宴会 菅野直基

2015年12月30日22時19分 コラムニスト : 菅野直基
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関連タグ:菅野直基

「人生いばらの道にもかかわらず宴会」。この言葉は、医学博士であり、順天堂大学医学部病理学教授の樋野興夫医師の言葉です。

がんにかかって、肉体的・精神的苦痛を抱え、試練に遭っている人がいます。人が死の恐怖に直面したとき、一体何を支えにして生きていったらいいのでしょうか。

がんへの疑問や不安に答えるカウンセリングとして、「がん哲学外来」が一つの病院の治療として行われています。今や、国民の2人に1人ががんにかかると言われています。とても大切な治療です。

がんという「いばらの道」を、その正反対の「宴会」に変えることなどできるのでしょうか。

樋野医師は、「こうしたらいい!」と教えるのではなく、患者の言葉に耳を傾けながら、一緒に答えを考え、答えを出していきます。

世の中には、傾聴したり、共感したり、寄り添うよりも、すぐに教え、共感しないで、すぐに経験や知識に基づいて答えを出してしまう医師や教師が案外多くいます。

10人が同じような悩みを持っていても、10人ともその答えは違うのです。いや、答えは共通している部分が多くあっても、そこに至るまでの道筋がみんな違います。

聖書には、イエス・キリストが問題を抱えた人や病人のもとに行かれたり、反対に、連れてこられたりする記事が出ています。

キリストは、「私に何をしてほしいのか?」と聞かれることもありました。しかし、ある時は目に泥を塗って、「シロアムの池で洗って来なさい」と言われたこともありました。

みんなに同じように関わって、問題解決や病気の癒やしを行ったのではなく、一人一人に耳を傾け、共感し、寄り添いながら、その人にとって一番いい方法で関わられました。

樋野医師はクリスチャンです。しかし、公の病院の中で、キリストという言葉を使わず、「がん哲学外来」を通して、キリストの心で、キリストのように人々に寄り添い、治療に携わっています。

その時、がんという肉体的にも、精神的にも「いばら」の道を歩いている人が、「頑張らないけど、諦めない心」が湧き上がり、「がん」を忘れ、「今を感謝」し、さながら「宴会」のような人生を歩み出します。

しかし、この「いばら」の道はがんだけではなく、人生の中にある数々の苦しみや悲しみ、問題が「いばら」です。私たちは、その「いばら」の道を歩いていかなければいけません。

今日、あなたの人生の「いばら」の道を、一緒に歩いてくださる方がいます。

その方と出会い、その方と一緒に、今日も自分に与えられ、あなたの目の前にある「いばらの道」を歩いていきましょう。

最後に、一つの詩を紹介します。題名は「FOOTPRINTS IN THE SAND(砂の上の足跡)」です。

One night a man had a dream.
ある晩、男が夢を見ていた。

He dreamed he was walking along the beach with the LORD.
夢の中で彼は、神と並んで浜辺を歩いているのだった。

Across the sky flashed scenes from his life.
そして空の向こうには、彼のこれまでの人生が映し出されては消えていった。

For each scene, he noticed two sets of footprints in the sand: one belonging to him, and the other to the LORD.
どの場面でも、砂の上には二人の足跡が残されていた。 一つは彼自身のもの、もう一つは神のものだった。

When the last scene of his life flashed before him, he looked back at the footprints in the sand.
人生のつい先ほどの場面が目の前から消えていくと、彼はふりかえり、砂の上の足跡を眺めた。

He noticed that many times along the path of his life there was only one set of footprints.
すると彼の人生の道程には、一人の足跡しか残っていない場所が、幾つもあるのだった。

He also noticed that it happened at the very lowest and saddest times of his life.
しかもそれは、彼の人生の中でも、特につらく、悲しいときに起きているのだった。

This really bothered him and he questioned the LORD about it.
すっかり悩んでしまった彼は、神にそのことを尋ねてみた。

"LORD, you said that once I decided to follow you, you would walk with me all the way.
「神よ、私があなたに従って生きると決めたとき、あなたはずっと私と共に歩いてくださるとおっしゃられた。

But I have noticed that during the most troublesome times of my life, there is only one set of footprints.
しかし、私の人生の最も困難なときには、いつも一人の足跡しか残っていないではありませんか。

I don't understand why when I needed you most you would leave me."
私が一番にあなたを必要としたときに、なぜあなたは私を見捨てられたのですか」

The LORD replied, "My son, my precious child, I love you and I would never leave you.
神は答えられた。「わが子よ。私の大切な子どもよ。私はあなたを愛している。私はあなたを見捨てはしない。

During your times of trial and suffering, when you see only one set of footprints, it was then that I carried you.
あなたの試練と苦しみのときに、一人の足跡しか残されていないのは、その時は私があなたを背負って歩いていたのだ」

「心に楽しみのある人には毎日が宴会である」(箴言15:15)

気が付いたら、「いばら」の道が、さながら「宴会」のような喜びと楽しさに満ち溢れた人生に変わっていることでしょう。

それぞれの場所で、「人生いばらの道にもかかわらず宴会」を開いていきましょう。

心から神様の祝福をお祈りいたします。

◇

菅野直基

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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