バチカン、ユダヤ教との関係を神学的に考察 第2バチカン公会議公文書発布50年機に

2015年12月14日16時04分 印刷
+バチカン・サンピエトロ大聖堂
バチカンのサンピエトロ大聖堂からの眺め(写真:Diliff)

【CJC=東京】第2バチカン公会議(1962~65)で、諸宗教との関係を記した公文書『ノストラ・アエタテ』(われらの時代に=キリスト教以外の諸宗教に関する教会の態度についての宣言)が発布されて50年を迎えるのを機に、カトリックとユダヤ教の関係を神学的に考察する文書をバチカン(ローマ教皇庁)が10日、発表した。

今回発表されたのは、バチカン・キリスト教一致推進評議会の「ユダヤ教との宗教関係委員会」が作成した「神の賜物と招きは取り消されないものなのです(ローマ11:29)・カトリックとユダヤ教関係の神学的考察」。

10日の記者会見には、キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿、ユダヤ教側からデビッド・ローゼン師(米ユダヤ教委員会=AJC=宗教間問題国際担当)も出席した。

バチカン放送(日本語電子版)によると、今回の文書は、公会議後の50年間に大きく進展したユダヤ教とカトリックの関係に感謝を表しつつ、未来に向けて対話のさらなる前進を願い、対話を通して、互いをよりよく知り、さらなる和解を育て、共に正義と平和、環境保護、あらゆる形の反ユダヤ主義との闘いに取り組むことを呼び掛けている。

文書は、『ノストラ・アエタテ』が与えた影響を振り返るとともに、ユダヤ教とカトリックの神学的対話の基本と指針を示し、それぞれの立場から見た御言葉における神の啓示、旧約聖書と新約聖書の関係などについて考察している。

そして、ユダヤ教とカトリックの対話を通して、互いをよりよく知り、さらなる和解を育て、共に正義と平和、環境保護、あらゆる形の反ユダヤ主義との闘いに取り組むことを呼び掛けている。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。

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