いつも喜んでいる人の7つの秘訣(2)人生の目的を知る 奥田英男

2015年12月9日23時51分 コラムニスト : 奥田英男 印刷
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「指導がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る」(箴言11:14)

私たちの人生の目的は何でしょうか? もし何も目的がないとするなら、生きるにも、死ぬにも無目的です。

仮説である「進化論」では、すべてのことが「偶然」に重なり合って、進化し続けて人間になったと言っています。もし私たちがそういう成り立ちで生まれたとしたら、「偶然の産物」ですから目的を見いだすのは難しいでしょう。

しかし、もし私たちを造られた方がいるとしたらどうでしょう。その方は必ず何らかの目的をもって、私たちを造ったはずです。なぜなら、目的もなく何かを造るということはないからです。

そうであるならば、人生の目的を知るには、私たちを造られた方を知る以外に方法はないのでは・・・?

「指導がないことによって民は倒れ」とあります。創造された方が私たちの人生の目的を教えてくれなければ、私たちは迷い、倒れてしまいます。

ですから「多くの助言者によって救いを得る」必要があるのです。この「助言者」は次の聖書の言葉の中に出てきます。

「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる」(イザヤ9:6)

私たちのために与えられる方が、すべての主権者であり、その名は「不思議な助言者」と呼ばれているとあります。私たちの人生の目的を知るためには、この助言者について知り、また多くの助言がなされている聖書の言葉から、指導を得る必要があるのです。

例えば、おいしい料理を作るための両手鍋があります。この鍋を文化の違う国に住む人たちにプレゼントしたらどうなるでしょうか? 彼らにはキッチンもガスコンロもありません。火を起こしてたき火で生活をしています。

ある人は、鍋を両手で持って帽子のようにかぶるかもしれません(笑)。ある人は、蓋をシンバル代わりに鍋底は叩いて楽器として用いるかもしれません。またある人は、物入れとして使うかもしれません。確かにそれぞれのやり方で使われていますが、本来の目的としては機能していません。的がはずれています。

目的からはずれた人生を歩む人も同じではないでしょうか。私たち人間が造られた本来の目的。それは明確に記されています。

「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたし(著者注:創造の神)があなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)

互いに愛し合いなさい。神の愛をもって、人々が自身に任された環境を回復していく。これが人生の目的です。

愛のない人間関係に誰もが疲れ果てています。愛こそ、私たちが生きるためのいのちの活力となり、幸福と喜びの源泉なのです。

「一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる」(箴言17:1)

テーブルの上にごちそうがあっても、家族がバラバラで食べる食事や沈黙の食卓はなんとむなしいものでしょうか。かつては大家族で食事を共にしていた日本の良き文化が、物質主義に盗まれてしまいました。

一切れのかわいたパンをみんなで分け合っても、そこに愛し合う関係があればどんなにか満たされるでしょう。愛し、愛されていることを実感できる食卓、家庭をどれほどの人が探し求めているでしょうか。

しかし、今の日本は衣食住が満たされていても、年間3万人の人たちが自らいのちを断っています。これはまさに異常事態です。

私自身も、かつては自分が正しいと思うことをいろいろなところから寄せ集めて、それに従って生きようとしていました。人生の目的は目に見える繁栄だと考えて、成功法則が書かれた本を読み、分刻みのスケジュールをこなして、確かに物質的には豊かになりました。しかし、それとは対照的に、心の貧しさはより鮮明になったのです。

父の事業を受け継いでから8年間、がむしゃらに働いて、すべての負債を返す目処がつき、ついに自社ビルを建てることができました。富士山を望める屋上に立ち、世の中的に言えばまさに絶頂の時――心が折れたのです。

過去最高の売上に達したその年、周りの称賛とは裏腹に、心にぽっかりと穴が空いたような空虚感に見舞われました。お金も名声も物質的な豊かさも、決してこの心を満たしてはくれない・・・。新築の自社ビルの中で、一人静まって考える時間が与えられました。

誰もいない。自分独り。静まりかえる造られた空間。その中で、温かな人々の存在がなければ何とむなしいのだろうと考えさせられました。物質でも、名誉でも、目に見えない私の心は満たされることはありませんでした。

ここで少し想像してみてください。

もしあなたがハワイの島をもらったとします。

そこにはすべてのものが整っています。プール付きの豪邸も、車も、ヨットもあります。洋服や宝石類も数えきれません。おいしい食べ物も豊富にあり、可愛いペットもいます。自然の中にはたくさんの動物たち、空気もきれいで目の前には山と海が広がっています。

しかし、人はあなた一人です。

その生活は、むなしくないでしょうか。生きていく希望が見いだせるでしょうか。人はどんなに素晴らしいものよりも、自分以外にパートナーや友人が必要だと思いませんか。さまざまな人間関係によって生きる。私たちはこのように造られているのです。人は一人で生きることに耐えられないのです。

私たちは一番大切なものを失ってはならない。取り戻さなければなりません。今、日本の人たちがそれを叫んでいる。すべての心が叫んでいるのではないでしょうか。「私を無条件で愛してほしい、比較せずに認めてほしい、私の存在意義を教えてほしい」と。

そのすべての人の尊厳を、造られた方の愛に見いだすことができるのです。

私は10年前にこの愛を見いだし、自身の尊厳、アイデンティティーを回復しました。その過程で、50年近く疎遠になっていた家族関係が回復したのです。さらに、社員全員がこの愛と出会って人生の目的を知り、現在も学びを続けながら、職場や家庭で愛の実践を始めています。お客様の中でも、神の愛による回復が次々となされており、共に喜びに預かれる恵みに感謝する毎日です。

私自身も、愛を実践するための領域がどんどん広げられています。病にある方々を見舞い、災害や貧困で困窮している人々を支援団体を通じてサポートし、人生の目的に迷い、本当の幸福と喜びを求めている人たちに「よろこび研究会」を通じて共に学ぶ機会をいただいています。そして、そのために必要な資源――時間、お金、能力も豊かに与えられています。

これが聖書に記されている、人生の目的を見いだした者たちへの祝福です。ですから、すべての人が愛を回復して人生の目的を知らなければならないのです。

「私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます」(Ⅰヨハネ4:16)

「人の望むものは、人の変わらぬ愛である」(箴言19:22)

【第4の秘訣】

  • 創造の神から愛されていることを知り、愛によって回復していく。

(1)(2)(3)

(奥田英男著『いつも喜んでいる人の7つの秘訣』より)

【書籍紹介】
 奥田英男著『いつも喜んでいる人の7つの秘訣』 2015年10月1日発行 定価1000円+税

『いつも喜んでいる人の7つの秘訣』

あの人は、なぜいつも楽しそうなんだろう?

家庭、経済、仕事、人間関係、健康――。
もし、これらすべての必要が満たされるとしたら、あなたはその「秘訣」を知りたいとは思いませんか?

「私にとっての人生最大の一期一会は、聖書との出会いです。まったく縁のなかった聖書という存在が、ある時から人生になくてはならない歴史書であり指南書であることに気づきました。そして、読めば読むほどに目からウロコが落ち、聖書から教えられたことを実践していくたびに、喜びにあふれるのです。この本は、私の人生を大きく変えた数多くの秘訣の中から、皆様と分かち合えたらと記しました。今、私は家庭、経済、仕事、人間関係が祝福され、日々健康で喜びに満たされています。しかしこれは、特別なことではありません。聖書に記されていることを素直に実践しただけなのです」

(奥田英男著『いつも喜んでいる人の7つの秘訣』はじめにより)

ご注文は、Amazon、または、「よろこび研究会」ホームページのお問い合わせフォームにて。

奥田英男

奥田英男(おくだ・ひでお)

よろこび研究会代表。有限会社オクダ商事、オクダ建設株式会社両代表取締役社長。23歳で事業を引き継ぎ、2015年現在に至るまでの31年間、2つの会社の黒字経営を更新中。不動産・建築業界において、「奇跡の会社」と呼ばれる。

31歳の時、自社ビルを建設。周囲の称賛を浴びる中、突然うつになり、この世の繁栄では心は満たされないことを知る。真の心の充足を求め、たどり着いた「真理のことば」を用いて、自身が主催する「よろこび研究会」で、人々に自由と解放の種を蒔き続けている。

よろこび研究会ホームページ

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