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主がご自分の民を慰め、その悩める者をあわれまれる 穂森幸一(11)

2015年11月27日07時02分 コラムニスト : 穂森幸一
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関連タグ:穂森幸一

「主がご自分の民を慰め、その悩める者をあわれまれるからだ」(イザヤ49:13)

愛する人を亡くし、失望する出来事に直面し、心が傷ついたとき、礼拝や祈祷会に出席することで心が癒やされ、魂が慰められた経験があるのは私だけではないと思います。普段、何気なく行っている宗教的な儀式やセレモニーには、心の癒やしのために大切な要素があるのではないかと思います。

終身保険には、葬儀費用が付いているとか、弔慰金という名目でご遺族に現金が支払われる仕組みもあります。そのような保険に入っていたり、そのための蓄えをしている方は、葬儀について心配することはないかもしれません。

しかし、葬儀の費用を用意できないというケースも決して少なくはありません。これはある和尚さんに聞いた話ですが、身寄りもなく、一人で団地に住んでいる人がいました。退職金もあったそうですが、ほとんどのお金を病院の治療費で使ってしまい、亡くなられた時は何も残っていないという状態でした。民生委員や近所の方が手分けして身内を捜しましたが、見つかりませんでした。

親しくしていた近所の方が喪主となり、自分のお金を10万円用意して、知り合いの和尚さんに「これで何とかしてください」と依頼されたそうです。和尚さんもボランティアで引き受け、葬儀社にも協力してもらい、葬儀を行い、送り出すことができたということでした。これは特別なケースだと思います。

最近は、葬儀をせずに火葬場に直行する直葬というのが増えてきて、地域によっては、50パーセントが直葬を利用しているというデータもあります。医者の死亡診断書があり、死後24時間経過していたら、法律的には何も問題はないといわれます。しかし、心の問題として見るときに、とても寂しい思いがします。

教会を頼ってくる方々のために、教会に葬儀部を作り、信徒が協力して葬儀を行っているところもあります。

キリスト教葬儀に出席することで、聖書の御言葉に触れることができて、求道する人もいます。また、賛美歌を聴くことで心が慰められたという人もいます。葬儀は宣教にとってとても大切な要素があります。

北欧の病院を訪れる日本人が驚くのは、寝たきりのお年寄りがあまりいないということだそうです。自分の口で食事ができなくなったら、寿命が来たという判断をするのだそうです。体にチューブを差し込み、栄養物を流し込んで寿命を長くすることが適切なことなのか、考えさせられます。

自分の家で安らかに人生を終わりたいと願っている人は少なくないと思いますが、これはなかなか難しいことだそうです。自分の家で自然死しても、死亡診断書を書いてくださるドクターがなかなか見つかりません。救急車を呼んでも、警察に連絡して帰ってしまうそうです。たとえ、亡くなられた方が高齢者であっても、事情聴取を受けなければなりませんので、家族が疲れてしまいます。普段からホームドクターを決めて、往診してもらうことも一つの方法です。

これは、アメリカのある詩人の言葉です。

「あなたの愛する人が亡くなったとき、それを完全に乗り越えることはできません。ただ、その人なしでも進み続ける方法をゆっくりと学ぶだけです。しかし、その人はあなたの心の中で常に包み込み続けるでしょう」

たとえこの肉体が滅んでも、私たちの存在は終わりではなく、魂は存続するし、神との関係は生きているという聖書の教えは、私たちに慰めと希望を与えます。

「しかし、神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました」(Ⅰコリント15:57)

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◇

穂森幸一

穂森幸一(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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