Skip to main content
2025年10月26日09時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

裏切り者を赦す愛に支えられて 菅野直基

2015年10月7日07時13分 コラムニスト : 菅野直基
  • ツイート
印刷
関連タグ:菅野直基

聖書で「裏切り者」というと、真っ先に思い浮かぶのは「イスカリオテのユダ」ではないかと思います。イエスに選ばれて弟子となり、信頼されて会計係となり、最後まで愛されたにもかかわらず、ユダはイエスを裏切りました。

ユダがイエスを裏切った理由は、イエスこそ、祖国イスラエルをローマ帝国の支配から解放してくれる政治的リーダーとして期待し、イエスが政権を取ったときには、大臣として権力を得たいという思惑があったのだろうと思います。しかしイエスは、全人類の罪の贖(あがな)いのために十字架にかかって死んで復活する救世主であると知った時に、思惑と違ったので「裏切られた!」と思ったのでしょう。

ユダは、イエスの弟子でありながらイエスを救い主と信じることなく、会計を任されていましたが少しずつお金を盗んでいました。最後は、悪魔に心を乗っ取られ、イエスを十字架につけるために、最も愛情を示すキスという目印をもって引き渡すという裏切りを行いました。

ユダはその後後悔して、最後は首をつって自決しました。日本の武士道的に考えると、潔い最期に見えないことはありませんが、イエスは最後までユダを愛し、赦(ゆる)し、悔い改めて回復するチャンスを与え続けました。公にユダの罪を責めることがなかったのは、ユダが悔い改めることを願っていたからです。

普通の宗教指導者、教師、リーダーなら、このような裏切り者をまず赦しません。裏切りというのは、この世の中では命取りになることもあります。また、取り返しのつかない汚名を着せられることもあります。

裏切りは、当然ですが故意にすべきではありません。しかし、仕方なく、結果的に裏切りを犯してしまうこともありますし、感情的に傷ついたり、疑心暗鬼に陥ったりしてどうしようもなく裏切ることもあり得ます。

今日、イスカリオテのユダの裏切りをどこまでも赦そうとしたイエスの姿に思いを向けてください。この方は、どんな裏切りも赦そうと待っていてくださり、その裏切りの罪を赦すために十字架にかかって死んでくださいました。人や社会は裏切り行為を看過してくれないかもしれません。しかしイエスは、裏切り者を赦し、人生をやり直すチャンスを与えてくださいます。

裏切りを他人事として考えていたら、「とんでもない!?」と息巻くかもしれません。しかし私たちも、人生のどこかで誰かを裏切ったことがあるだろうと思います。また何より、神に対して背を向け、何度も裏切り続けている存在です。でもイエスは、あなたの裏切りを赦し、受け入れ、人生をやり直すチャンスを与えてくださる方です。今日、イエスのもとに一緒に行きましょう。

イエスはあなたを愛しています。あなたを赦してくださいます。何度でも立ち上がらせてくださり、何度でもやり直すチャンスを与えてくださいます。

聖書は、因果応報や宗教を教えるのではありません。あなたにとって良いニュースが書かれています。裏切り、罪は決して赦されるものではありません。しかし、その罰をイエスは十字架で背負って死なれたので、信じる人は赦され、救われるのです。

「神が御子(イエス)を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである」(ヨハネ3:17)

どこまでも赦してくださる愛に支えられて、今日も歩んでまいりましょう。

◇

菅野直基

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:菅野直基
  • ツイート

関連記事

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(36)自分に正直にあれ 米田武義

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • ワールドミッションレポート(10月26日):タンザニアのルオ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(10月22日):ザンビア 信仰と知識のバランス

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.