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教派・国境越え青年らが「痛み」と「希望」考える イースト21アジア第8回国際会議

2015年7月27日13時36分
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関連タグ:eAst21asia富士見町教会セムナン教会
教派・国境越え青年らが「痛み」と「希望」考える イースト21アジア第8回国際会議+
集まった東北アジアの青年たちを前に講演する韓国・セムナン教会の李秀英(イ・スヨン)主任牧師。イースト21アジア(eAst21asia)の大文字「A」には、「東北アジアにおける大きな平和共同体」「アルファでありオメガであるキリスト」の2つの意味が込められてる=18日、富士見町教会(東京都千代田区)で

教派・国境を越えた青年伝道の働き「イースト21アジア(eAst21asia)」の第8回国際会議が18日、日本基督教団富士見町教会(東京都千代田区)で「痛みと希望の連帯」をテーマに行われた。主題講演者に韓国・セムナン教会の李秀英(イ・スヨン)主任牧師を迎え、約90人の青年信徒たちが、現実の中にあるさまざまな「痛み」を知り、そこにある和解と平安への「希望」を共に分かち合った。

開会礼拝の後、イースト21アジア代表の朴大信(パク・テシン)さんがあいさつに立ち、日本の教会青年たちが主体となって誕生したイースト21アジアが、教派や国境を越え、イエス・キリストによって結ばれた青年たちが、祈り、考え、行動してく場として用いられていると語った。こうした青年による活動が、教会を活性化させ、歴史的・政治的な痛みの和解に向けての希望になるとし、イースト21アジアの働きと、東北アジアの和解が相互に関連していることを今日確かめ、神の恵みを味わっていきたいと話した。

講演した李牧師は、イースト21アジアの生みの親ともいえる存在。イースト21アジアは、セムナン教会が毎年開催するアンダーウッド学術会議が大きな原動力となって発足したという。今回の講演ではまず、日本・韓国・中国が協力し、世界平和を主導していくことが時代の要請でありながらも、3カ国の国民感情の隔たりが逆に世界の緊張と不安を引き起こしている現状があると伝えた。その上で、歴史の負の遺産が招く怒りや憎しみは、ただイエス・キリストの愛の中で解決できると述べ、特に歴史の痛みや傷を直接には経験していない若い世代が、キリスト教という同じ信仰と価値観の下に出会い、交流し、互いを深く理解して愛を育んでいくことで、各国間の隔たりを埋めていくことができると語った。

また、李牧師は「和解」と「協力」について、この2つは相互的な働きであり、一方だけでは成立しないと述べた。また、謝罪や改心を条件に赦(ゆる)し、和解するのではなく、条件なしに赦し、和解することが真実の赦しと和解だと話した。被害を受けた国に謝罪する本当の強さと、被害を加えた国を赦す寛大さが、互いに赦し合うための第一歩。神が東北アジアの国民を平和のための道具として用いようとしていることを、正しく知らなければならないと伝えた。

李牧師は、聖書の徴税人ザアカイの話(ルカ19:1〜10)と、1万タラントンの負債を王から赦してもらったのにもかかわらず、100デナリオンを返さない仲間を赦せなかった人の話(マタイ18:21~35)を引用し、戦後70年たっても互いの溝を埋めることができない日本と韓国について語った。日本はザアカイの心をもって韓国へ謝罪する必要があるが、韓国は神の愛をもって赦す必要があるのはないかと問い掛け、「私たちが今しなければならないことをすることで、両国が神様から大きな祝福を与えられることを信じている」と語った。

主題講演の後には、韓国・台湾・日本の各国の青年から「違いを理解し、一つとなるまで」「痛みと希望の連帯」「アイデンティファイ・アゲイン」とそれぞれ発題があった。韓国からの発題者は、日本に留学をした際、孤独の中で教会が大きな支えとなったことや、他国で出会った人たちを通して、自国にいただけでは知ることができなかった歴史や悩みを知ることができたことなどを語った。また、台湾からの発題者は、在日台湾人2世の立場から、台湾と中国の間にある歴史的な痛みについて感じていることを率直に語り、東北アジアのクリスチャンがいつの日か「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」(詩編133:1)を一緒に笑顔で読む日を見たいと語った。

教派・国境越え青年らが「痛み」と「希望」考える イースト21アジア第8回国際会議
特別賛美をささげる韓国・セムナン教会の青年たち

日本からの発題者は、アジアに生きる自分の存在を恐れや嫌悪を抱かずに直視することで、アジアの兄弟姉妹と心を開いて接することができるようになったと明かした。また、今日与えられた聖書箇所が、先に発言した在日台湾人の女性が挙げた箇所と同じだったと言い、今回の国際会議の意味を感じると語った。李牧師は、これらの発題に対して、まずは祈らなければならないこと、神の赦しを思えば私たちには赦せない人はいないこと、神の恵みに頼って生きていれば憎しみや悲しみを乗り越えられることなどを語った。

午後からは、痛みの世界で、和解と平安への希望を見出すためのヒントを分かち合うため、いくつかのグループに分かれ、「アジアの痛みと希望」「教会の痛みと希望」「キリスト者の痛みと希望」をテーマに討議した。それぞれのグループで熱い討議がされた後、全体で「『痛み』は『違い』、『希望』は『共通』の中に見出されるということを見付けた。私たちはイエス様による一致があるということを今日確認できたと思う」とまとめた。

最後に、イースト21アジアの設立に深く関わり、第1回国際会議の主題講演者を務めたセムナン教会の洛雲海(ナグネ)牧師(日本基督教団派遣宣教師)は、「ここまで成長したイースト21アジアを見て、誠に主は生きておられることをあらためて感じる。皆さんの存在自体が希望であり、神の国の確かさを思う」と語り、来年の再会を願った。さらに、朴さんが「キリストと共にあるその希望をもとに、今日出会った祈りの友と一緒に歩んでいきたい。神様、先生、皆さんに感謝を申し上げたい」と締めくくった。

関連タグ:eAst21asia富士見町教会セムナン教会
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