Skip to main content
2026年6月25日13時58分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

ボンヘッファーの思想と信仰から「今、キリスト者であること」を考える 船本弘毅氏・関学大名誉教授が東大YMCAで講演

2015年6月24日11時07分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ディートリッヒ・ボンヘッファー船本弘毅日本YMCA同盟
ボンヘッファーの思想と信仰から「今、キリスト者であること」を考える 船本弘毅氏・関学大名誉教授が東大YMCAで講演+
1962年に米ニューヨークのユニオン神学校に留学した船本弘毅氏は、高名な教授が声を詰まらせながらボンヘッファーとの思い出を語るのを見て、ボンヘッファーがどういう人なのか深く知りたいと思ったという。ボンヘッファーの獄中詩「私は何者か」を読んだときの驚きは今も忘れないと話す=13日、東京大学YMCA(東京都文京区)で

今年刊行されたディートリッヒ・ボンヘッファーの入門書『はじめてのボンヘッファー』の翻訳を手掛けた関西学院大学名誉教授・東京女子大学元学長の船本弘毅氏が13日、東京大学YMCA主催の春季公開講演会で講演した。戦後70年を迎える中、平和の危機がささやかれる今、あらためて第二次世界大戦後の日本と世界のキリスト教界に大きな影響を与えたボンヘッファーの思想と信仰を学ぶことで、今を生きるキリスト者がどうあるべきかを、集まった約50人の参加者に問い掛けた。

70年前、ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーの暗殺計画に加担したとして、若くして処刑された、ドイツ人神学者ボンヘッファー。その印象的な言葉や衝撃的な行動によって、人々の心に焼き付けられたボンヘッファーについて語るにあたり、船本氏は初め、戦後の日本が頻繁に使ってきた「平和」「民主主義」「自由」という言葉について言及した。船本氏は、これらの言葉はこれまで、「自分がよければそれでいい」というように、極めて自己本位的に使われてきたと言い、「戦後、日本人はこれらの言葉の意味について十分理解してこなかったことに問題がある」と指摘した。

「平和」とは、互いが共に生きられる幸せを享受すること。船本氏はさらに、聖書は、人と人の関係においてだけではなく、神と人とが結び付き、神に生かされている者として、他者と共に生きられることこそが「平和」だと述べていると説明。「民主主義」についても、少数の意見も認められる機能が本来あるはずだが、数の原理にいつの間にかすり替わってしまったと言い、憲法13条で規定されている「すべての国民は、個人として尊重される」ことが空論になってしまっていると語った。

「自由」を求める場合もまた、ほとんどが利己的で、他者を考えていない、と船本氏は厳しく指摘。ルターが、宗教改革の原理とした『キリスト者の自由』の中で、信徒たちに対して「教会組織に忠誠を誓うのではなく、自己愛を捨てて神や隣人に積極的に尽くすようにと呼び掛けた」ことを紹介。「このことが500年にわたるプロテスタントの自由を支えてきた」と言い、十字架の道を通して与えられる自由は、隣人や世界に仕える自由であり、犠牲的奉仕としての「自由」がボンヘッファーの確信でもあると語った。

船本氏はその後、ボンヘッファーの生涯について初めから終わりに至るまで、その生き様を跡付ける形で語った。1945年4月9日、ドイツのフロッセンビュルク強制収容所で絞首刑を執行され、39年という短い生涯を終えたボンヘンファー。その人生は、「ファシズム」「民族大虐殺」といったような言葉が欧州の人々の口に上り始める前の、牧歌的な時代に始まった。恵まれた家庭で生まれ育ち、音楽の才能に恵まれ、平凡な牧師生活に耐えられないのではないか、と家族が心配することもあったという。

船本氏は、こうしたこれまであまり語られることのなかった、ボンヘンファーの人となりを紹介。また、過去40年の間、ボンヘッファーはその時々の解釈者によってさまざまに評価されてきたことを説明した。

1960年代はマルキストであり無神論者、70年代はベトナム戦争の反対者、80年代は中南米の解放の神学の支持者、米国のレーガン・ブッシュ両政権時代は神学的解毒剤として、またこの間はユダヤ人の友として、ホロコースト以後のキリスト者とユダヤ人の和解の基礎を据える神学者と評価されることもあった。

そこで船本氏は、このように多くの見方をされてきたボンヘッファーの姿の真実性を判断するための材料として、「彼の生涯を適切な文脈で捉える」「不十分なところを過大視したり、過小評価したりしない」「ボンヘッファーの生涯と思想を現代の用語に翻訳しない」など9つを挙げた。

ボンヘッファーの思想と信仰から「今、キリスト者であること」を考える 船本弘毅氏・関学名誉教授が東大YMCAで講演
この日の講演会には、現役の大学生から年配者まで幅広い年代層が集まり、講演者の話に熱心に耳を傾けた。

また、ボンヘッファーがヒトラー暗殺計画に加わることを決断したことについては、ナチス体制に対する抵抗の到着点として理解されなければならないと説明。暗殺計画が失敗に終わり捕らえられた牢獄で、なぜこの陰謀に加わったのかと聞かれたとき、ボンヘッファーが「牧師として、大通りで酔っ払いが猛スピードで車を運転しているのを見たら、唯一なすべきことは、犠牲者を葬り、遺族の慰めを祈るのみではなく、その酔っ払いの手からハンドルをもぎとることだ」と答えたことを紹介した。そこに、その場にいる人を被害から守るために、自分が介入することを厭(いと)わない確信があったと船本氏は述べた。

絞首刑が執行される前、ボンヘッファーは、「これが私の最後です。でも、主にあっては新たな始まり。私はあなたと共に世界におけるキリスト者の広がりを信じています」と、最後の祈りをささげたという。この最期を見守った医師はクリスチャンではなかったが、「彼は神に全く身を委ねていた」と証言している。ボンヘッファーは、どのような場所であっても、「今」キリストに従うとはどういうことなのかを真摯(しんし)に受け止め、行動に移していったと船本氏は言い、さまざまな見方があるが、「祈る姿が目に焼き付く」ほどの彼の信仰というものを、もっと知るべきではないかと強調した。

船本氏は、高齢化などで日本の社会、また教会の力が失われつつあるとしながらも、「教会において、まだできることがあるのではないか」と述べ、「一点から一点への最短ではなく、挫折や困難を生き抜いて、最長距離を生きることを教えていかなければならない」と語り、エレミヤ書6章16節に聞くことを訴えた。最後に「私たちは、始まりと終わりの時を選ぶことはできないが、その間を選ぶことはできる」と言い、「今を生きる私にとって、キリストとは誰か」、そのことを問いつつ信仰に生きる群れがあれば希望となると話し、この日の講演を締めくくった。

千葉県から来たという70代の女性は、「キリスト者として何をすべきか、いろいろ考えさせられた。戦争に二度と向かわないよう祈っていきたい」と語った。東大YMCAの寮生である女子学生たちは、「ボンヘッファーは、神学者としてのイメージが強かったが、他の面も知ることができて新鮮だった」「1本の道を最短ではなく最長で教えるということについて考えさせられた」などと感想を述べた。

関連タグ:ディートリッヒ・ボンヘッファー船本弘毅日本YMCA同盟
  • ツイート

関連記事

  • 「教会は他者のために」 ドイツ福音主義教会連盟、ボンヘッファー没後70年で記事掲載

  • WCC討論会、戦後70年でボンヘッファーのエキュメニカルな遺産を再考 本も出版

  • 日本キリスト教文化協会連続講演会6年目スタート 初回は受難週を覚え「極みまでの愛」

  • 【インタビュー】クリスチャン政治学者・千葉眞ICU特任教授(8):殺人と戦争の二重道徳、キリスト者の役割

  • YMCA地球市民育成プロジェクト 第5期42人が「地球市民」に

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 韓国異端「新天地」の李萬熙総会長を逮捕、信者5万6千人を政党に強制入党させた疑い

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.