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人は新しく生まれ変われるか!? 菅野直基

2015年2月17日07時27分 コラムニスト : 菅野直基
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聖書には、「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません」と書かれています。イエスがそのことを語ると、ユダヤ人の国会議員であるニコデモは、「もう一度お母さんのお腹に入るのですか?」と聞き返しました。

人はそう簡単に変われませんし、もう一度お母さんのお腹に戻って、生まれ直しでもしなければ、新しい人になることは不可能のように思えます。犯罪者が有罪判決を受け、刑務所生活を全うして出所しても、再犯率は高く、また刑務所に出戻りする人が多くいます。なかなか変われない理由の一つは、「変わりたい!」と心底思えていないからでしょう。すべての受刑者の心の内を知ることはできませんが、罪を犯したことを心底反省しているよりも、「運悪く捕まってしまった!?同じように悪いことをしていても捕まらない奴もいるのにチクショー!」などと思っていたとしたら、変われないでしょう。

「ミッション・バラバ」という、「ヤクザがクリスチャンや牧師になった伝道団体」があります。映画になったり、TVでだいぶ取り上げられました。人が変わるのはそれだけ難しいので、誰もが興味を持つからでしょう。

人が変わる領域は、(1)見た目、(2)やること、(3)人格・本質です。

(1)「見た目を変える」ことは、「孫でも衣装」でそう難しくはありません。(2)「やることの変化」は、「ヤクザだった人がクリスチャンになり、さらに、牧師になった!?」これはやることが劇的に変わっているので分かりやすいです。しかもいい変化です。高官や著名な人が転落するという変化もありますが、良い方向への変化は非常に珍しく、それが本当だとしたら、多くの人に希望を与えます。(3)最後に、「人格や本質部分の変化」。これには多くの時間がかかりますし、非常に困難です。また、演技をしたり、変わったふりをすることも可能なので、後回しにされがちです。

ある人から質問を受けました。「牧師さん、人は本当に変われるのでしょうか?クリスチャンのある特定の人を見ていると、全然変わっていないように見えます。どういうことでしょうか。教えてください」。人は「変わりたい!」と心底思わなければ変わることはできません。「変わりたい!」と思っても、自分のチカラで自分を変えようとすることは、さながら、背中に強力ギブスのようなものが取り付けてあって、一生懸命がんばっても、しばらくすると疲れて元に戻されてしまうように、人の本質を変えようとしても、なかなか変わらないものです。

しかし、そういう人間の不可能の壁を超えて、神は人間を救い、変えて下さいます。「神の救い」には「3つの段階」があります。信じる人に与えられる救いです。

「神学用語」を使うと、(1)「義認」、(2)「聖化」、(3)「栄化」です。

(1)「義認」は、信じるだけで、神がして下さったことを私がしたこととしていただけるので、義と認められ、永遠の命と天国のパスポートを頂けます。しかし、この時点では、人格や本質部分は変わっていない場合がほとんどです。次は、一足飛びに(3)「栄化」ですが、変わっていなかった人が、この世を去って、神の前に立つときに、イエスさまと同じ姿に変えられます。つまり、完全な人間の状態に変えられます。神の救いは、私もあなたも完全に変えて下さいます。あのとんでもない人もです。最後に、(2)「聖化」は、今のあなたが、その完全な人に変えられるまでのプロセスです。

「私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです」(Ⅱコリント3:18)

結論として、人が変わることは極めて困難に思えますが、可能です。

「イエスは言われた。『人にはできないことが、神にはできるのです』」(ルカ18:27)

「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(Ⅱコリント5:17)

今まで変わりたいと思って失敗してきた人も、あなたが誰であっても、どんな過去があっても、今どんな絶望的な状態にあっても、人は変われます。人生はどこからでもやり直せます。聖書が「生まれ変わりなさい」と語る言葉の意味は、古いあなたに死んで、新しく生まれ変わるという意味ですが、「自分のチカラで自分を新しくしなさい」ということではなく、神のチカラがあなたを変えて下さるのです。

人生をあきらめたり、投げ出したり、自暴自棄にならないでください。あなたを造り、あなたを愛しておられる全知全能の神があなたと共におられるので大丈夫です。全てのことに失望したり、絶望しても、神に希望があります。素晴らしい一日でありますように。祝福をお祈り致します。

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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